振り返り 「10月に読んだ本」

 07,2012 23:05
第4回「熟な腐女子を探る!(仮)」アンケートは、先日、100票を越えたので投票フォームをクローズいたしました。投票にご協力くださったみなさま、ありがとうございます! 集計ができ次第、また結果をご報告いたしますので、しばらくお待ちください。


さて、もう11月だなんて信じられないね――と何回言ったことかしら? ため息をつきたくなる気持ちを抑えて、10月の読書メーターを振り返ってみました。



2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4186ページ
ナイス数:29ナイス

きみと暮らせたら (キャラ文庫)きみと暮らせたら (キャラ文庫)感想
受けも攻めも、めんどくさい人たちだなぁと思いながら読んだ。でも、攻めの真帆があまりに乙女で、だんだん可愛く見えてくる不思議さよ(苦笑)。脇キャラ好きな私なのに、この作品では好きな脇キャラがいないという緊急事態なのだった。脇キャラ組のスピンアウトが出たら、読むけどさ!
読了日:10月2日 著者:杉原理生


魚心あれば恋心 (ディアプラス文庫)魚心あれば恋心 (ディアプラス文庫)感想
今回も共通語バージョンかと思ったら、受けの日垣は京都出身で京都弁でした。はんなり。こんなキュートなプロアングラーはいないだろ! …と思いつつも、俊文がどんどん日垣に夢中になっていく様子も可愛らしく、ほのぼのしながら読んだ。釣り用語がバンバン出てくるけど、俊文と一緒に一つ一つ覚えていくような感じ(でもこっちはすぐ忘れるんだけど)。釣りも“男の趣味”なイメージだからか、自分がよく知らないからか、競馬モノと同じアウェー感を感じるなぁ…。
読了日:10月7日 著者:久我 有加


純潔契約 (ビーボーイノベルズ)純潔契約 (ビーボーイノベルズ)感想
ブログにレビューをアップしました。 http://mid30s.blog70.fc2.com/blog-entry-979.html レースシーンは出色、だと思うなぁ……。
読了日:10月9日 著者:砂床 あい


ルールはあとからついてくる (パレット文庫)ルールはあとからついてくる (パレット文庫)感想
なんだか松岡なつきさんの作品で現代モノというのが、妙に新鮮。しかもサッカーだし。エロはほとんどナシ。でも濃すぎる関係のギリギリのきわどい感じが、スポ魂ぽくて良いのでは。脇カプの方が気になるのは、毎度お約束ってことで。続編…あるわけないわな…。
読了日:10月9日 著者:松岡 なつき


恋人召喚  お前が俺の鞘になれ (角川ルビー文庫)恋人召喚 お前が俺の鞘になれ (角川ルビー文庫)感想
成宮さん、まさかの人外&ファンタジーですか…と思いつつ読んだんだけど、結構楽しく読めた。ユノクが剣の精か何かでツバサがユノクの“鞘”というのは、「アラジンと魔法のランプ」的ではあるけど強引だろ…と思わなくもないけれど。しかしこのプロット、編集者の提案だったのね…編集者って大変だね。そしてそれに応えなければならない作家も大変だね。ところで私、最初にこのタイトルを見た時、「鞘」を「蛸(タコ)」と空目しました…「人外かよ!(ただしタコ)」っていう想像は間違っていなかったけどもさ。
読了日:10月10日 著者:成宮 ゆり


肉体の華 (リンクスロマンス)肉体の華 (リンクスロマンス)感想
うーむ…面白くないわけではないけど、個人的にはちょっとトンチキ風味…だったよ…。ラドクリフとアルマンが二人で完結している感じに、ちょっと物足りなさを感じてしまった。魔女の呪いで全身に花の入れ墨が浮き上がるという設定は、耽美で面白い。
読了日:10月11日 著者:剛 しいら


ここにある、君のおと (ビーボーイコミックス)ここにある、君のおと (ビーボーイコミックス)感想
脚本家×盲目のマッサージ師って、またレアな設定だなぁ。でも、ほんわりとしたお話だった。竹久、両親とはほぼ絶縁状態なのかしら…と勝手に想像して勝手にしんみりしてみたり。
読了日:10月12日 著者:元 ハルヒラ


お参りですよ (GUSH COMICS)お参りですよ (GUSH COMICS)感想
小鉄子さんらしい、カワイイお話だった。進退窮まると「南無阿弥陀仏」を唱え続ける優慈がキュート。続き読みたい!
読了日:10月16日 著者:山本 小鉄子


太陽は夜に惑う (新書館ディアプラス文庫)太陽は夜に惑う (新書館ディアプラス文庫)感想
ロマンス小説界のアラブものの基になったと考えられる映画「シーク」が作中で触れられているんですよ!…と教えてもらって読んでみた。20世紀初頭に貧しい日本人がイギリスに流れ着くか? とか、宗教の禁忌に触れておきながらアレコレやっとるやないけ! とか、突っ込みどころは多々あるけれども、陰謀等の政治的な設定はしっかりしていた点だけは満足。稲荷家さんのイラストは相変わらず華麗。
読了日:10月18日 著者:真瀬 もと


廃園の桜 (ダリア文庫)廃園の桜 (ダリア文庫)感想
テーラーですよ! 高塔さんらしいこまやかな仕事の描写に、ワクワクしながら一気に読んだ。誠臣が瑛彦のことを狙っているのはバレバレだろ! と瑛彦の鈍感さにツッコまないではいられないけれども。それにしても、白衣もオーダーメイドで作ったりするんですね。深いなぁ…。
読了日:10月19日 著者:高塔 望生


百器徒然袋 山颪    薔薇十字探偵の憤慨 (怪COMIC)百器徒然袋 山颪 薔薇十字探偵の憤慨 (怪COMIC)感想
あの京極作品の榎木津が主人公ということで、友人にすすめられるまま読んでみた。あのシリーズのムードがうまく表現されているし、それぞれのキャラクターも、小説を読んだ時のイメージを裏切っていないと思う。これを読んで、本仁戻さんの青猫探偵は榎木津探偵へのオマージュだったのかなぁとしみじみ思った――勝手な想像だけど。
読了日:10月21日 著者:志水 アキ


徒然(つれづれ) (ディアプラスコミックス)徒然(つれづれ) (ディアプラスコミックス)
読了日:10月23日 著者:トジツキ ハジメ


阿修羅の契阿修羅の契感想
秋のJ庭でこの作品の素敵な絵を見て、気になって読んでみた。宇喜多直家って、こんな修羅の人だったのか!とビックリ。清三郎と実父とのやりとりが哀れすぎて、ちょっと涙が出そうになった。しかし直家って、秀家のパパなんだよなぁ…あの秀家の…と思う私の頭の中には、ももゴタのヒデリンがピンクの扇をヒラヒラさせているのだった。このごろ、戦国鍋の影響で戦国武将がアイドルっぽく脳内再生されるようになり、楽しいような辛いような(苦笑)。
読了日:10月24日 著者:大竹直子


そしてすべてが動きだす (バンブーコミックス 麗人セレクション)そしてすべてが動きだす (バンブーコミックス 麗人セレクション)感想
マンガ家×編集者のお話もこれでフィニッシュ。なんだか今までで一番ジーンときたかも。ヘタレな藤代には、坂口が必要なことがよーく分かったw 同時収録作がスーツアクターモノで大喜び。スーツアクターのお話、まだ続くのかしら?
読了日:10月25日 著者:内田カヲル


月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ! (コバルト文庫)月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ! (コバルト文庫)感想
「ざ・ちぇんじ」は昔読んだけれど、文庫・単行本未収録作品が読めるし、今市子さんの表紙だし…と、思わず購入。表題作、女同士の感情の交錯がほろ苦く凛とした感じで、氷室冴子さんらしい作品だと思う。その他の作品は、当時の少女小説の“雰囲気”とか時代性みたいなものを思わず感じてしまって、ちょっとしんみり。
読了日:10月27日 著者:氷室 冴子


クシュラル (Feelコミックス オンブルー)クシュラル (Feelコミックス オンブルー)感想
イエニチェリ、イェー!!!!! スルタン、イェー!!!!! トルコに感じる萌えが満たされる一冊。表紙のサマルカンドブルーっぽい青やアラベスクも素敵すぎてニヤニヤしちゃう。
読了日:10月27日 著者:えすとえむ


夜明けのブルース (HANAMARU COMICS PREMIUM)夜明けのブルース (HANAMARU COMICS PREMIUM)感想
ちょい古いヤンキーっぽさ、場末の盛り場感、いいですなぁ(笑)。へび子ワールドを堪能した。なんかふと思ったんだけど、へび子作品、小林典雅作品に通じるものがあるような…テンポのいいセリフ回しとか人情コメディムードとか…。博多弁もよかとね。そしてファーザーが超気になる。
読了日:10月27日 著者:羽生山へび子


草食むイキモノ 肉喰うケモノ (二見書房 シャレード文庫)草食むイキモノ 肉喰うケモノ (二見書房 シャレード文庫)感想
ブログにレビューをアップしました。 ⇒ http://mid30s.blog70.fc2.com/blog-entry-982.html イラストも素敵だよなー。ケモ耳・黒ヒョウ・白ウサギの表紙絵は、物語を読んだ後に改めて見るとジワジワくるw
読了日:10月27日 著者:今城 けい


つないだ両手がはなれたら (ショコラコミックス)つないだ両手がはなれたら (ショコラコミックス)感想
初コミック、と書かれていたので新人作家なんでしょうか。最初の頃は受けの野路のアホさ加減にイライラしていたけど、だんだんと攻めの岳の自己完結ぶりにジリジリするように。でもそういうところが青くさい感じで悪くないなぁと思う。まるまる一冊、二人の関係がほぼ時系列に読めるのもよかった。
読了日:10月30日 著者:名取いさと



読書メーター


おお、先月読メに登録したのは19冊か! 先々月より増えてる! まあ、BLじゃない作品も2冊ほど入っているけれど。


読了冊数の微増は、いつも作家買いしている作家さんの新刊が多かったせいかな。でも積読が増えている状況を考えて、「興味あるけど……また今度にしよう……」と、珍しく殊勝に買い控えた作品もいくつかあるので、そんな弱気を振り払って買っていたら、もっと増えていたのかも……しれない。


先月読んだ本、よく見ると、大竹直子さんの戦国もの、氷室冴子さんの平安もの、えすとえむさんのオスマントルコもの、真瀬もとさんのアラブもの――と、なんだか歴史ものが多いですね。あ、真瀬さんのアラブものは、当時の歴史背景や政情がうまいこと取り込まれているといった方がいいのかな。


大竹直子さんの「阿修羅の契」は、歴史もの好きにはすごく興味深い作品だった。名前は聞いたことがあるけど、人となりやどんなことをしたのかは知らない――という戦国武将やその周辺の人々に、思わず興味を掻き立てられる物語だった。


――って、この感じ、戦国鍋TVのコンセプトっぽいですね。そういえば来年1月の鍋ライブのチケット、抽選が外れちゃったんだ……しょんぼり……。


氷室冴子さんの「ざ・ちぇんじ!」は、再読して、面白いけれど「少女小説」というジャンルに合わせて書かれていたんだなぁと、妙に感心してしまった。


そのほかの作品も、“80年代”という時代のムードや少女マンガ的なエッセンスが感じられて、正直、あのノリには引いちゃう今のワタシなのは否めない。


けれども、先日読んで感じた池田理代子さんたち少女マンガ家の“志”に通じるものがあるような気がして、氷室冴子さんは今たくさん出回っている少女小説やライトノベルのパイオニア的存在だよなぁ……と改めて思ったのだった。


えすとえむさんのオスマントルコものは、もっと読ませていただきたくてたまりません! イエニチェリとか、めっちゃBL的にはそそられる素材だと思うんだよねぇ。え、違う? おまけにシークどころか、スルタンを登場させられるんだよ!? 宦官だっているよ!


――あ、また歴史モノについて暑苦しくまくしたててしまった……いかん……。

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Tags: 読メまとめ 歴史/時代BL

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