モヤモヤするのよ

 05,2011 11:14
整骨院で低周波治療を受けていた時のこと。



隣りの診療台で治療を受けている患者さんと先生の会話がカーテン越しに聞こえてきて、「SF映画やテレビ番組の話だなー」と聞くともなしに聞いていたのだけど、



「スタートレックのスールーの俳優さんて、ゲイなんですよね」



という患者さんの言葉が耳に飛び込んできた。スールー役とは、日系俳優のジョージ・タケイのことだ。



「え!? スールーって……あのアジア系の!?」



「そうそう、長年つきあっていた同性の恋人と結婚もしたんですよ。確か、同性婚が認められているところで一番最初に結婚した人だったと思うんですけど」



「同性……ってことは、男性……ってことですよね……」



「ええ。なんか、あの顔で!? って、びっくりですけど」



――顔の良し悪しとゲイであることと、何の関係があるっちゅうんじゃ、コラ!



と、内心激しく反論したのは言うまでもない。患者さんは女性だったけど、きっと「ゲイ=美しい男性」と思い込んでるんだろうなぁ……。というより、「美しい男性ならゲイなの、わかるー!!!」というタイプかもしれない。イヤだわ、なんて下世話で無神経なのかしら。ほんと失敬だわよ!



その後も患者さんは



「アメリカって、ゲイとかレズビアンの人がほんと多いですよねー。ドラマにも大抵出てきますもんね」



などとノー天気なことを言っていたのだが、件の発言にイラッとしてしまったわたしは、その患者さんが治療を終えて帰るまで、ずっとイラッとモヤッとしたままだった。



もしかしたら同じ治療室内に、あるいは自分の身近に、ゲイやレズビアンがいるかもしれない、とは到底考えたことがないから、あんな風に言えるんだろうなぁ……と思わずにはいられない。



そんな私のモヤモヤ感は、自分自身のことがあるにしても、もしかしたらTwitterのTLで日々流れてくるセクシュアリティについてのさまざまなツイートを目にしているからこそ、敏感に反応したのかもしれない……とも思う。



Twitterでフォローするアカウントは、自分の興味がある分野でツイートしているものや、ツイート自体が自分の考え方や価値観と似ていると思えるものが多くなる。「自分の興味のある分野」だけとはいえ、情報を受け取るだけでなく、自分からも情報を取りに行き、時には自分が情報を発信しているということになる。



でも、「アメリカの映画やドラマにゲイやレズビアンが出てくる=アメリカにはゲイやレズビアンが多い」という認識の図式は、一方的に流れてくる情報を受け取っただけ。「アメリカには本当にゲイやレズビアンが多いの?」などと自分から情報を求めていないということじゃなかろうか。



――というようなことを、低周波治療を受けながらモヤモヤ考えていたのだった。ああ、凝りが解れないったら。



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Tags: セクシュアリティ

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