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リバ初登場(※小説)だった!? 「絶対零度の挑発」(ゆりの菜櫻)

 18,2011 03:35
3連休はPCの移行に明け暮れていました。



……別に、バックアップ作業をして、それをおニューPCに移行すればいいだけなんだけど、なんであんなに手間取るんでしょうか……。それはXP→7への移行だから、という理由だけじゃないはず。



おかげで、週末にしこたま買い込んだ新刊は読めていないのですが、Twitterで教えていただいた、リバが読める小説を手に入れたので、早速読んでみましたよ。その作品とは、これ。



絶対零度の挑発 (プラチナ文庫アリス)絶対零度の挑発 (プラチナ文庫アリス)
ゆりの 菜櫻 椎名 咲月

プランタン出版 2009-08-10
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難攻不落なこの男を、啼かせてみたい――。サラディナ公国のミハイル公子と、その国を経済的に陥れる秘密任務についたエコノミストの加賀谷。国を賭けた策略を巡らす二人だが、お互いに強烈に惹かれ、相手を自分のものにしたいという欲望を感じていた。「君を抱きたい」「いや、抱くのは俺だ」しかし両者とも、本音は相手を押し倒したい。スリリングな恋の駆け引きに、普段はクールな加賀谷、そして遊び人のミハイルが、命を賭けるほどに、愛の深みにはまってしまい…?豪華(ハート)袋とじは、短編&特製ピンナップつき!



商業小説のリバは、昨年出た「リバーシブルスカイ」が初めてだと思っていたんだけど、違っていたんですね。これ、2009年発売ですよ。リバだと大々的に謳わなかったのは、別にリバがウリではなかったからか、それともリバに抵抗がある読者を慮ったためか。



よくわからないけど、まあ、この物語では、別にリバが目玉という感じではないことは確か。ちなみにリバのカップリングは、ミハイル×加賀谷 ⇒ 加賀谷×ミハイル。でも著者のゆりのさんとしては、加賀谷×ミハイルが標準カップリングのようだ。



アメリカのコンサルティング会社・マルスのチーフエコノミストである加賀谷は、実は途上国を支援していかのようにみせて、アメリカの国益に有利になるよう途上国を負債でがんじがらめにしてしまうエコノミック・ヒットマン(EHM)という工作員。



そしてその加賀谷に対峙するのが、旧ソ連から独立したという、サラディナ公国のミハイル公子。勘の良いミハイルは、加賀谷らマルスが提示してきたプロジェクトにキナ臭さをかぎ取って、自国の将来を考えて画策するのだ。



仕事が好きで仕事ができて、恋愛感情なんかでビジネスに支障をきたしたりしない加賀谷と、遊び人風ながらも、冷静に相手の腹の内を読んで先手を打とうとするミハイルは、どちらもBLの攻め様風。もちろん、どちらもルックスは抜群なのは言うまでもなし。



お互いに一目合ったその日から強烈に惹かれあいつつも、それぞれの目的のために腹を探り合い、丁々発止のやりとりが繰り広げられる。このあたり、「攻め×攻め」の雰囲気がビンビンに出ていると思う。



そもそも、二人が最初にヤっちゃったのも、お互いの「目的」を達成するための「手段」だったもんね。



しかし、加賀谷はミハイルへの恋情に気が付いてしまい、マルスのプロジェクトを受け入れないミハイルが殺害される可能性に苦悩して、いきなりミハイルを訪ねたり、ミハイルに言われて地中海の島まで足を運んだりと大忙し。加賀谷、めちゃくちゃ、恋愛感情がビジネスに影響してしまってます



しかも、ミハイルに一目惚れしたとはいえ、何かとミハイルとの情事を妄想していて、そんなんで仕事は大丈夫なのか!? とツッコミを入れたくなるほど。ビジネスに支障をきたさないのは、恋愛感情じゃなくて色欲なんじゃないのかね? 加賀谷



これに比べてミハイルは、加賀谷への気持ちを意識しながらも、「加賀谷はマルスの社員である=自国に不利益をもたらしかねない」という認識にブレはなく、加賀谷を翻弄する。腹の探り合い、狐と狸の化かし合いは、ミハイルの方が一枚上手。



恋ゆえに仕事で想定外の行動を取ってしまう加賀谷と、恋をしても当初の目的を修正することなく遂行しようとするミハイル、やっぱりどっちが攻めでも受けでも、悪くない感じがする



そんな風に、どっちが受けでも攻めでもよさそうなキャラ作りがされていたからこそ、リバで描かれたんじゃないかしら。リバを描くことそのものに重点が置かれていたような「リバーシブルスカイ」よりは、こんな風にさらっと描かれている方が、わたしは好みだ。



サラディナ公国の将来を巡っての、マルスと公国のやりとりは、最初のうちちょっと冗長に感じられるところや、ささやかな矛盾点があったりして、うーん……ちょっとなぁ……と思っていた。



でも、中盤からそんな引っ掛かりがなくなって、ラストの展開には、ちょっと驚かされた。



EHMというものをわたしは初めて知ったのだけど、3年くらい前にEHMについての本が出て、話題になっていたようですね。途上国の経済をコントロールして、場合によってはCIAを投入するなんて、いやー、アメリカらしいなぁ! と思ってしまった。秘密をたくさん抱えたガチガチの組織だろうなぁと想像するに、BL的な妄想の余地はたんまりありそうだ。



ところでこの本、大きな声では言えないけど中古で手に入れたんです。が――「袋とじ」部分は開かれていたのはともかく、「特製ピンナップ」は見当たらなかった。きっと元々の持ち主のところに、ピンナップはあるんだろうなぁ……と想像して、微笑んだのだった。どんだけステキピンナップだったんだろう……。


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Tags: ゆりの菜櫻 椎名咲月 リバ

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