我ら如何にして負け犬となりし乎

 13,2011 23:16
たまには体を動かしたいよね――ということで、miriam先輩と会った日曜日。ひとしきり歩いた後、休憩しながら先輩が、「この前、Tさんに会ってさー」と話しだした。



sanpo.jpg



Tさんは、先輩ズのジャ●ヲタ仲間。いつも3人で北へ南へ東へ西へ、6人組を追っかけているのだが、偶然なのか必然なのか、Tさんもアラフォー負け犬なのである。ただし、先輩ズとは違って腐には転んでいない。



「結婚とか恋愛とかの話になってさ。わたしたちは気が付いたら結婚してないって状況だけど、同じジャ●にハマっていても、結婚してる人はいるわけじゃない? じゃあ、彼女らとわたしたちとの違いは何なんだろ、って話になったのよ」



――非常に興味深いテーマですね。ジャ●ヲタのところを「腐」にすると、まったく他人事ではありません。ぜひとも解明していただきたいところです。



「ずーっとヲタを続けていると、熱が冷め気味になる時期って、どうしてもあるんだよね。別に飽きたわけでも嫌いになったわけでもないんだけど、それまでのような熱烈さが落ち着くというか。で、その隙にさ、ジャ●じゃなくて身近な男にハマった人が、うまくすると結婚するんじゃないかな、って話になったの」



miriam先輩の話を聞きながら、わたしは「平成オトコ塾」の中で引用されていた一節を思い出していた。



人生には恋愛のほかにもっとおもしろいことがたくさんある。年のわかい人に恋愛至上主義が多いのは、まだ人生のほかのおもしろいことを知らないからだ。おとなになって恋愛至上主義ってのは、人生にやりがいのある仕事をみつけられないでいる、気の毒な人だ」 (『恋愛なんかやめておけ』 松田道雄)



著者の渋谷知美さんはこの一節について



恋愛至上主義がウザくてたまらない者にとっては、ブラボー!って感じのセリフ



と賞賛されていて、わたしもニヤッとしてしまったのだが、これはまさに、miriam先輩が話した「熱が落ち着いた時に身近な男にハマる」という状態に重なるんじゃなかろうか?



「あ、そうよね! そうそう、ハマってるものがあるとさ、“それどころじゃない”よね。Tさんはまだジャ●だけだけど、わたしとかvivian先輩なんて、本が好きだし、腐にハマってるし、サッカーも好きだし……ってなると、休日、いろいろ忙しいわけよ」



「だよねぇ。だって飲みに行こうってなっても、なかなかスケジュールが合わないもん」



「時々さ、職場の人に、休日は何してるの? って聞かれるの。でも、まさか腐趣味を話すわけにはいかないから適当にごまかしてると、『カレシ作って、一緒に遊びに行ったりすればいいのに』とか言われるわけ。


でも実はこっちは、ハマってるコのミュージカルとかライブとか映画とか、あとサッカーとか買ってきた本を読むとか、録り溜めしておいたテレビを見るとか、何かと忙しくてカレシどころじゃないわけよ。むしろそっちはそっちで何かやれば?状態。だからそういうのがなければ、カレシを作らなきゃとか、結婚しなきゃとか思うのかもねぇ」



――うーむ。しかし、結婚した人がスッパリとジャ●ヲタをやめてるわけでもないんですよね?



「まあね。やっぱりダンナへの情熱が落ち着いたら、また復活する人もいるよ。――あ、ハマってる谷間に結婚できる人ってのは、ハマってるモノにものすごくのめりこむタイプとか、ハマっているものがジャ●だけでほかにないって人が多いかもしれないね」



――それはつまり、先輩ズはジャ●だけじゃなくて、ジャイキリとかガンダムとかサッカーとか、とにかく同時にいろいろハマっているから、たとえジャ●が落ち着いても、ほかのハマりモノに情熱を注いじゃって、結局忙しいってことですか?



「うん。ある意味で、広く浅くタイプなのかも。あ、vivian先輩は広く深いけどね。とはいえ、vivian先輩も、腐を卒業した!って言ってた頃には男がいたからねぇ」



と、miriam先輩は遠い目をしてつぶやく。確かに、vivian先輩自身もそんなことを言っていたな。でも、vivia先輩は恋人と別れてから腐女子復活を果たし、しばらくは“リバウンド”でえらいことになっていた。



このブログに来てくれる人の中にも、「腐卒業!」と思っていたのに、ある日また「腐復活!」状態になってしまって、前よりも一層ハマっている――という人は、少なくないみたい。



「そうだよね、vivian先輩のあのリバウンド状態はすごかったよね!」



「今思ったんですけど先輩、腐は復活した時のリバウンドはすごいけど、恋愛はそうでもないような気がします」




「ま、恋愛は相手の感情との兼ね合いもあるしさ」




そうだねー!! と、都心を眺めながら、わたしたちはうなずきあったのだった。



zekkei.jpg
奥に見えるビル群が、新宿辺り。実はスカイツリーと東京タワーも見えたんだよ、ママン



――改めて思い返すと、ヲタ趣味と恋愛相手を同列に扱うことそれ自体が、負け犬思考のような気がしないでもないですけれども。



ところで、恋の指南役・エリザベスに、恋愛に対する心得を日々説かれているvivian先輩だが、最近では説教慣れしてきて、せっかくのエリザベスのご高説も“馬の耳に念仏”状態らしい。なんて順応性の高い人なんでしょう、vivian先輩。



当然、エリザベスにピシリと指導された「ターゲティング&マーケティング」は考察されることなく、放置されたままになっている模様。つか、miriam先輩もわたしも、お互いにvivian先輩の話を持ち出すまでは、「ターゲティング&マーケティング」はすっかり忘れ去っている状況。



ま、だってそれどころじゃないですから。わたしに限って言えば、最近ハマりかけているジャイキリやその他の積読本を読んだり、DVDを観たり、友人と飲んだりするので忙しいんですもの。ありがたいことに。



ultra.jpg
それどころじゃないのよ!@ウルトラマン商店街



――こうして、負け犬状態は極まるのね――。



※当ブログに来てくださる方の年齢層を探るアンケート「あなたのことを教えて!」を実施中です。ブログTOPページの左側に注目! ぜひ一票、よろしくお願いいたします!

関連記事

Tags: 腐女子 腐友

Comment 0

Latest Posts