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イラストハマり、だったか

lucinda

旧友Yさんに、3年ぶりに会ってきた週末。今では2児の母となっている彼女だけど、その昔、彼女から借りた本のおかげで、わたしは彼女もかつて、腐女子だったのではないか――いやもしかしたら、今でもそうかも――とニラんでいた。

彼女から借りた本とは、これ。
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江森備 著「私説三国志 天の華・地の風」

知る人ぞ知る、やおい版三国志。今では絶版になっているようだけど、オークションでは全9巻、2~3万で取り引きされているみたい。全9巻も出ていたことにびっくりするが、3万円という値段にもびっくり。

わたし、実は中国歴史モノって、なかなか名前と地名が覚えられないのがネックで、最後まで読めたことがほとんどない。これも例外ではなく、1巻でさえも途中で挫折した。挫折の理由は中国歴史モノという設定だけではなく、なんだかのっけから、「ひたすらヤリまくっている感」に、当時、ちょっと引いてしまったというのもあるのだが。

ともかく、そのころ20歳ぐらいだったYさんは、この作品の続きが出るとすかさず買いつつ、「コレ、けっこう面白いの」と薦めてくれたのだ。しかもあれこれ思い出してみるに、ちょっとお耽美系のイラスト集も持っていたような。これはもう、腐女子決定なんじゃない?――と、90%くらい確信しながら、切り出してみた。

「ねね、昔さぁ、『天の華・地の風』って持ってたじゃない? あれってやっぱり、ストーリーに惹かれて読んでたの?」
「ああ、そうねぇ。いや、ストーリーも悪くなかったけど、イラストが好きで持ってたの。ストーリーは途中で挫折しちゃった」

―――イラスト、ですか―――。ちなみに、イラストは小林智美さんだ。

「9巻出てることは知ってるんだけどさー。とにかく、あのイラストを描いていた人が好きでねぇ。ストーリー自体は二の次って感じだったのよね。途中で買わなくなったけど、まだ実家にあるわよ」

そういや、Yさん、お耽美系のイラスト集も、「キレイな絵でしょー!?」とかいいながら見せてくれていたっけね。とくに腐女子というわけではなさそうなYさんに、「で、それがどーしたの?」と聞かれ、まさかオタクな話ができるはずもなく、慌てて「いやいや、職場の同僚がこの前、その本を全巻、オークションで落としてたから、思い出しただけ。あはは」とごまかしておいた。ちなみに「職場の同僚」とは、vivian先輩である。先輩、こんなところで登場させてスミマセン。

わたしの腐女子センサー、まだまだ性能はいまひとつだな。

まあしかし、お耽美イラストも美しいと思えるYさんは、それほど抵抗なく、やおい・BL作品を受け入れそうではあるけどね。

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Posted bylucinda

Comments 5

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もと

お話を聞いて、私の昔の知り合いが、お耽美ONLYのやおいの人だったな~って思いだしました。
そして、耽美「しか」認めてなかったですね~。私が現在好きな、筋肉質な青年とか、それこそおっさんでも!ってBLというかメンズラブ系も好きなことは、一生理解してもらえなさそうなほど、耽美・美少年(青年)しか求めてなかったですね~。いわゆるJUNE系だったのかな?
スラムダンクは絵が怖いとか言ってましたね~。あの美しい体が!?って全然その感覚が理解できなかった。彼女にとって美しいものとは、繊細な線、細い体、さらっさらの髪の毛・・・だったようでした。汗臭さなんか感じさせちゃ絶対ダメ!って勢いで。
ってなことをふと思い出しました。意外といるみたいです、耽美しか受け付けない人。他にも聞いたことがあります。
lucindaさんのお友達は、結婚されてるので私の知り合いとはタイプが違う気がしますね。
正直、あなたそんなに男に幻想持ってて、本当に結婚できるの!?(どっちかというと、ぶっちゃけヤれるの?)って感じだったもんで(^^; 結婚願望は強い子だったのですけど・・・

lucinda

コメントを読んで、ちょっと目の前が晴れるような気がしました。
そうか!
耽美系しか受け付けない人!
たしかに、マンガが好きではあるけど、少年マンガ系には手を出していない人って、いますよねぇ。Yさんも、少年マンガを読まないってことはないでしょうが、自分で買うということはなさそうな気が。ああ、なんか突き止めたくなってきた。でもオタクの話題をそらしちゃったしなぁ……。

  • 2006/10/30 (Mon) 19:10
  • REPLY
ami

はじめまして。以前から通わせていただいていましたが、昔大好きだった本の話題が出てきたので、思わず書き込みさせていただきます。

耽美な文章に耽美なイラストがとってもステキで、当時若かった私はとても夢中になりました。本ではイラスト少なくなったけど、JUNE連載中はもっとイラストがあって、江森ワールドを小林さんのイラストが艶やかに彩っていて、この作品の魅力を増幅していました。

今は絶版になってますが復元ドットコムとかで再販を望む声が多く出ています。が、まだ再販の見込みは出ていないですね・・・。
図書館に置いていることも多いようです。私のところは地元の図書館に2巻までありましたが、高校の図書館に置いていたという話も聞きます。

ところでlucindaさんの旧友は腐女子センサーがあるように見受けられますよ・・・^^;;

さや

いつも楽しみに読ませていただいています。

いまみたいに軽く「BL好き」と公言できない時代は
一度貸して反応悪かったりすると、貸す側はそのタイプをリストからはずしてしまうのかもしれません。
「lucindaさんにはJUNEものはタブーかも」みたいな。
そして結婚、出産でリアルが忙しくなると、嗜好をカミングアウトするのにも体力いりますから、軽く流していたりとか。
ご友人は(いまは興味薄れているのかもしれませんが)基本属性はきっと、lucindaさんのセンサーにひっかかったとおりなんじゃないかと推測してしまいます。それが腐のセンサーというものじゃないかと(笑)希望的推測ですね
江森備 著「私説三国志 天の華・地の風」 20代後半に借りて読みました。10代では読めなかっただろう内容のおかげで、ちょっと歴史小説に免疫がついた当方です。そうか。これが耽美なんだ。

  • 2006/10/31 (Tue) 01:58
  • REPLY
lucinda

>ami様
はじめまして。コメントありがとうございます。

おお、「天華」、高校の図書館に置いてあるなんて…素敵です。amiさんは、イラストも小説もお好きだったんですねー。たしかにあのイラスト、とても美しかった……わたしも、今なら小説の世界に入れるかしら。

またぜひ遊びにいらしてくださいませ!

>さや様
どうもはじめまして。コメントありがとうございます。

>一度貸して反応悪かったりすると、貸す側はそのタイプをリストからはずしてしまう
ああ、それはあるでしょうね。いや、当時のわたしは、やおいへの感度が鈍かったのと、ほんと、中国歴史モノの名前と地名がわからなくなっていくのとで、「ごめん…」と彼女に返した記憶があります。でも今なら、読めるかなぁと漠然と思いますが、今度vivian先輩に見せてもらいましょうかね…。

友人は、基本的にやおいやBLはまったく受け付けない!という感じではなさそうなので、また折を見て探ってみます(笑)。
さやさんも、また遊びにいらしてくださいね。

  • 2006/10/31 (Tue) 15:36
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