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偏り過ぎると、もう大変 1

 07,2011 23:34
国会で繰り広げられているある意味KYな政局や、震災や原発事故に関する若干右往左往している報道を横目で見ていると、自然と思い出されることがある。



それは、以前の職場のボス(女性)の、「男はホント、すぐに『オレじゃない』って言うわよね!」という投げつけるような言葉。



ボスの怒りのきっかけは――ちょっと入り組んでいるので折りたたみます。
それは、実施することが確定していたプロジェクトの内容を詰める打ち合わせでのことだった。いつものようにあいさつをしてさて本題に……というその時、いきなり「これって、費用の話はどうなってるんだっけ? ボクは聞いてないけど?」とスポンサーが聞いてきた。



実施が確定しているのに、お金の確認が出てくるというのは何とも面妖な話だが、同席していた営業Aは「それは当初ご提案させていただいたお見積もりが……ウンヌンカンヌン……今回はスケジュールも押していますし……ナントカカントカ……」と説明し始めた。だが、スポンサーの表情はどんどん険しくなる。そして



「この打ち合わせで内容を詰めるのは構わないけど、後になって、やっぱりこの金額ではできない、ってウチが言ったらどうなるの?」



と言い放ったのだ。え!? もしかしてプロジェクトはこの期に及んで立ち消えなの!? と誰もが青ざめる中、営業Aが必死でスポンサーに説明を続けたのだが折り合いがつかず、営業Bの「費用について早急に話し合う」という提案をようやく受け入れて、スポンサーは帰ってしまった。



ちなみに、打ち合わせに参加していたスポンサーも営業も中年男性だった。



――打ち合わせ当日まで、費用のことを切り出さなかったスポンサーもイケズだと思うけど(単純にその時まで忘れていた可能性もあるけど)、言っていることは間違っていない。お金を出すのはスポンサーなのに、そこをキッチリ詰めていなかった営業のワキが甘すぎたのだ。



あまりの展開に呆然としていたのだが、今度はあ然とさせられることになった、スポンサーを見送った営業Bが帰ってくるなり言った一言が、これ。



「いやあ、ボクもこんなことになっているなんて、知らなかったんですよ! Aから聞いてなくて。さっき初めて知ったんです!」



――なんですと!? 



AとBはスポンサーとの打ち合わせには常にどちらも出席していたし、メールでのやりとりの際も、必ず二人のメルアドは入っていた。彼らとは会社が違うので推測でしかないけど、少なくとも週に1回はプロジェクトについての打ち合わせをしていたはずだ。それなのに、知らなかった、とはこれ如何に。



「毎回打ち合わせに二人揃って出てるくせにさ、のうのうと知らなかったとか、呆れるわよ! Bはああ言ったけど、多分Aとは、言った言わないの話になってるわよ



ったくね、男はすぐに『知らなかった』って言うのよ! 『オレは関係ない』とか『オレは聞いてない』とか、必死で主張するのよ! 女に子どもができたと聞いて、『オレじゃない!』って言うのとおんなじよッ!!



――ボス? 最後ちょっと、何だか違う話が混じっているようですが、もしもし?



「仕事で何かトラブルが起こってさ、それが自分や自分の部下が何かミスしたせいだっていうことになった時、大抵男は真っ先に、『知らなかった』とか『聞いてなかった』とか言うのよね。責任を取ろうとしないの。これまで、何も言わないで守ってくれた男の上司なんていないもの! 大抵こっちに、でなけりゃ別のところに責任をなすりつけようとするのよ!! 」



思い出し怒りも含まれてはいるが、しかしボスの言葉に、わたしはわりと共感していた。そうだなぁ――過去のおっさん職場を含め、何かが起こった時の男性の、あの自分の地位や名誉を守ろうとする言葉や態度には、腹を立て、失望し、やりきれない気持ちにさせられたこと、何度もあったもんなぁ……。



でも、



「男はそうやって責任を取ろうとしないけどさ、女の人は、案外そういうことはないと思わない? これまで一緒にやってきた女の上司で、男みたいに責任をなすりつける人はいなかったわ」



という見解には、何となく素直にうなずけなかったんだけども。確かにわたしも今まで、保身第一の女性上司はいなかった。でもそれは組織の中で、男性に比べて女性の上司の数が圧倒的に少ないせいもあるんじゃないかなぁ……という気がするから。人数が少ないから、保身に走る女性上司に当たる確率も少ない、というか。



「オレは知らない」と責任を取ろうとしないことが男性固有の性質だとは思わない(つか、思いたくない)けど、「男社会の組織の中にいる男性」の特徴のひとつ、と言える部分はあるかもしれない……と思う。



組織の中で出世してそれなりに地位を築いてやっていくためには、間違いや綻びや傷などあってはならない、ということですかね。



もしも組織内で女性の数が男性と同程度になると、「オレは知らない」と言わなくなるのかしら? 女性も「ワタシは関係ありません」と言うようになっちゃうのかしら? 



――興味は尽きないなぁ……と、混乱しまくっている政治や経済のお歴々の様子をテレビで眺め、彼らが所属する組織も男性ばっかりだよなぁ……と腑に落ちた気分になるわたし。



でも男社会の組織でやっていくのはしんどいけれど、かといって、女社会の組織でやっていくのもラクじゃないんだよなぁ……。

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Tags: 男という生き物 ジェンダー

Comment - 2

2011.06.14
Tue
01:51

もと #4pDgvQA2

URL

何となくですが、男の人って「育てるのが下手」なんじゃないかと。
女性って、多分下の人を育てようとする傾向にあるような。部活の延長みたいにですが。
上に立てる女性のタイプは結構似てる気がするんですよね。それこそ部活のトップだった感じの人。男性はバラバラな印象だけど。
だから、育てられる人もいるし、無理な人もいる。
自分の育ててないものって自信を持てなくてかばうより切り捨てるんじゃなかろうかと。
育てたらそれなりの情もあるし信頼もあると思うんですけどね。
つか育てたくないのかもしれないですよね。ウッカリ育って自分より偉くなられたら困るという保身も働いてw
・・・と偉そうに言ってみましたけど、家庭生活においても忙しいと子育てに参加しない人が多いのでちょっと思いつきで言ってみましたw

編集 | 返信 | 
2011.06.16
Thu
19:37

lucinda #-

URL

もとさん、コメントありがとうございます。

育てるのが下手、かどうかはわかんないけど…。新人が入ってきたら手取り足取りこまめに面倒をみなくちゃ、という気持ちが薄い傾向にあるな、とは思います。つか、「育てる」という考え方が、女性とは違うんだろうと思います。育てられる人とそうでない人は、女性でもいるしねぇ…。女性が「育てた」人が、使えるとも限らないしねぇ…。
でも、

>自分の育ててないものって自信を持てなくてかばうより切り捨てるんじゃなかろうか
⇒これはそうだと思います(笑)。

家庭で子育てに参加しない人、それがオッサン職場にいたオッサンたちという認識が、私の中でできあがっていて(笑)、忙しいから家庭がないがしろになるのか、家庭がないがしろだから仕事に打ち込むのか、興味深いと思っていますww<意地が悪い

編集 | 返信 | 

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