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2010年私的BLベスト10~コミック編~

 14,2011 02:03
2010年私的ベスト10コミック編。実は2010年は、個人的にはコミックの方が豊作だった。


作家買いしている先生方の作品はもちろんなんだけど、新人含め、初めて買う作家の作品でも、いいなぁ!と思うことが多かった――そしてその結果、ランク付けにえらく悩むことになってしまった……。


そんなこんなで四苦八苦の末のベスト10は、こちらも10位からランクアップ。やはり長いので折りたたみます。
10位
僕の先輩(羽生山へび子)
僕の先輩 (ミリオンコミックス  CRAFT SERIES 40)僕の先輩 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 40)
羽生山 へび子

大洋図書 2010-10-16
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ギャグ満載の、笑わせてくれるBLマンガです。でもちゃんと“キュン”も用意されている。羽生山さんの緻密な作画と、巧みなストーリーテリングに、今後を期待せずにはいられません。はじめの女優っぷりが愛すべき可愛さ。あと、二宮のバイト先の“お色気担当s”が気になって仕方ない。詳しいレビューはここで。


きっと、いろんな絵柄を描ける人なんだろうなぁ……と思うし、この作品とは違う路線があるならぜひ読んでみたい。



10位
あなたのためならどこまでも(中村明日美子)
あなたのためならどこまでも (花音コミックス)あなたのためならどこまでも (花音コミックス)
中村 明日美子

芳文社 2010-03-29
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同率10位とさせてください……どうしても選びきれなかったのよ。


これも、読みながらクスクス笑った作品。明日美子さんのキュートさが前面に出ていた。結婚詐欺犯・七海を追う刑事・高千穂は、ありえないほどマヌケなんだけど、でもカワイイのだ。だから、読みながらクスクス笑えたのだ。犯罪者だけど包容力のある七海は、ちょっと飲みながら話してみたい攻めだな。


同時収録作品も良くて、高校生男子同士の「のんのん」シリーズもカワイイ。てか、「同級生」といい、明日美子さんは高校生のフレッシュさを描くのがお上手だなぁ。



9位
嘘つきは紳士のはじまり
(松尾マアタ)

嘘つきは紳士のはじまり (EDGE COMIX)嘘つきは紳士のはじまり (EDGE COMIX)
松尾 マアタ

茜新社 2010-07-23
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これも、新人さん初コミック。いやー、なんつーか、アメリカ東部&ブルジョアWASPという設定が、ウソくさくなく描かれていたと思う。ふと、映画にもなった「モーリス」が、時代を現代に、舞台を新大陸に移したら、こんな風になるかもしれないと、妄想。この場合の主人公はモーリスじゃなくてクライブだけども。


エロシーンはあるけど、淡々とストーリーは進む。ポールとジョナサンの、トム&ジェリーみたいな関係もいいのだけど、ちょっとキュンとしたのは、ポール若かりし日の、ダニエルとの思い出かな。あ、そこにキュンとくるのはトシですか、トシですね。


ポールがモーションをかけたエンジェルの、その後も気になる。しかし、ポールが自らの家柄を考慮して結婚し、しかしそれなりに妻と子供を大切にしているという設定は、何もメリケンのブルジョアだけじゃなく、日本でも、その他の国でも、現実的な妥協で共感できるところじゃないかと思った。実際にそれが上手くいくかどうかはさておくとしても。



8位
≠ノットイコール 1
(池玲文)

≠ノットイコール 1 (スーパービーボーイコミックス)≠ノットイコール 1 (スーパービーボーイコミックス)
池 玲文

リブレ出版 2010-10-09
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わたしは近親相姦モノが苦手です。そして、ファンタジー設定にも、あんまりノリが良くありません。でもしかし、この作品はワクワクしながら読んでしまった!


“父子モノ”ではあるんだけど、かなり特殊な設定。17歳の涼は、父親の果が14歳の頃にタイムスリップし、お互いに惹かれ合うのだ。涼は果が、未来の父親だと知っている。しかし果は、まさか涼が自分の息子だとは思っていなかったのに、ラストで息子だと知ってしまうのだ。


果は、もしかして14歳の時に出会った涼の面影を求めて、涼の母親に惹かれたのかもしれない。でも、涼はタイムスリップしてるし……と、ややこしいんだけど、この先が非常に気になって仕方ない。どうやらヤバイことに首を突っ込んでいる親戚の正之が絡んでくるようだ。続きが読みたい!!



7位
千―長夜の契
(岡田屋鉄蔵)

千-長夜の契 (HANAMARU COMICS PREMIUM)千-長夜の契 (HANAMARU COMICS PREMIUM)
岡田屋 鉄蔵

白泉社 2010-09-17
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時代モノがダイスキなワタクシですから、ただでさえ大ファンである岡田屋さんのこの作品を、気に入らないなどということはありえないだろ!……という感じですね。もちろん、実際に読んで、大いに感じ入りました。詳しいレビューはここで。


この作品はBLレーベルで出ているし、男同士の濃厚なラブシーンだってあるけど、BLの範疇を超える作品だと思っている。BLというには、あまりにも“愛”の範囲が広いのだ。続刊も待ち遠しい作品。



6位
ディヴィジョン
(西田東)

ディヴィジョン (ディアプラス・コミックス)ディヴィジョン (ディアプラス・コミックス)
西田 東

新書館 2010-09-30
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いい加減でテキトーなヤクザ・田中×生真面目な弁護士・浅野。最初はお互いに様子を見合っている風だったが、ストーリーの展開とともに惹かれ合い、依存し合うところまでサラッと描かれているのがすごい。


……いや、依存し合っているっていうのは、何度も読んだ末に感じたことなんですけども。詳しいレビューはこちらをご覧ください。


田中の優しさや強引さは、大人しくて真面目な、だからこそなかなか融通が利きにくい人にとってはまぶしいと思う。浅野がどんどん惹かれたようにね。ある意味、多くの腐女子の理想でもあるのかも、と思ったり。



5位
地獄行きバス
(明治カナ子)

地獄行きバス (バンブー・コミックス 麗人セレクション)地獄行きバス (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
明治カナ子

竹書房 2010-06-26
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これも何度読み返したかわからない。雑誌に掲載されていたのを読んだ時も、「いいなぁ!」と思ったけど、まとめて読むと、さらに良かった。


ファッションをはじめ、あらゆることに自分なりのこだわりを持ち、かなりツンデレなカンちゃんは、恋人の修に、結婚すると告げられ、ショックを受ける。そんなカンちゃんに「思い出として、一緒に旅行へ行こう」と誘う修。


結局、それは修の、カンちゃんの気持ちを確かめるための狂言だったのだけど、これだけ読むと、ただの恋人の痴話喧嘩っぽい。しかし、修がモノにこだわらなくなった生い立ちが明らかになると、二人の関係性に必然性と厚みを感じるのだ。カナ子さん、うまいなぁ!


同時収録の「夜の女王」シリーズは、カナ子さんらしい作品。切なさと安堵感をしっかり味わえます。



4位
八月の杜
(TATSUKI)

八月の杜 (MARBLE COMICS)八月の杜 (MARBLE COMICS)
TATSUKI

ソフトライン 東京漫画社 2010-05-20
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わたしは基本的に、高校生モノには食指が動かないはず……なんだけど、京山あつきさんや中村明日美子さんの高校生モノ作品には強く惹かれており――そしてこの作品にも、惹き付けられたのだった。


田舎の高校にやって来た、ワケありそうな転校生・乃亜が気になる蒼太。蒼太は、自分がゲイであることを自覚していて、その上で乃亜に惹かれていくのが、キュンキュン度高し!なのかもしれない。


途中、蒼太は事故で記憶障害を患うのだけど、しかしそれでも乃亜に惹かれてしまうというのが、もう泣かせるというか、ラブロマンスのお約束というか。


エロ薄めだけど、みずみずしい雰囲気だけでキューンとなる。蒼太のおじいちゃんの若い頃の小話もよろし。



3位
野ばら
(雲田はるこ)

野ばら (MARBLE COMICS)野ばら (MARBLE COMICS)
雲田 はるこ

ソフトライン 東京漫画社 2010-06-20
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雲田作品を知ることができたのは、2010年最大の収穫。数え切れないほど読み返した。


表題作の、料理人×子持ち在宅ワーカー&アルバイトの物語は、もちろん良い。でもダイスキなのは、同時収録の女装子・みみ×バーテンダー・薫だな。とにかくキュートなの! 詳しいレビューはこちら


ちょっとレトロな少女マンガ風な絵柄が、キュートさを押し上げているかも!? 2009年も単行本が出ているので、2011年もきっと出るに違いない、と信じている。つか、出ますよね!?



2位
あて馬ライダー
(語シスコ)

あて馬ライダー(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)あて馬ライダー(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)
語 シスコ

ジュネット 2010-02-27
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語シスコさんのストーリー展開は、大概軽快だ。軽快なんだけど、時に生きていくと感じずにはいられないやりきれなさやおかしみが印象的に語られていて、あとからいろいろと物思わされる。詳細なレビューはこちらから。


お気楽に生きているようなジョーと和希だけど、バックグラウンドやら、現状を取り巻く環境やらは、笑えないほどシビア。でも、ストーリーは深刻になることを拒絶するかのように、軽やかに淡々と、ジョー視点で俯瞰的・客観的に語られる。そこが映画っぽいのかなぁ……。


同時収録の、チンコフェチの佑哉の物語も最高。これも、おかしみとやりきれなさ、というかせつなさが、しっかり描かれているんだよなぁ……カタルンはやっぱり天才。



1位
オオカミの血族
(井上佐藤)

オオカミの血族 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)オオカミの血族 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
井上 佐藤

竹書房 2010-07-27
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はい、1位はこの作品です。「子連れオオカミ」の子供編はもちろん良かった! 意地っ張りで気難しいあっくんが、年下ののん(そういやフルネームがナゾだな)の手管に流されて、しかしのんへの気持ちに気が付くというストーリーも良い。


でもわたしの心が持って行かれたのは、同時収録の「SWEETIE」「gloria」からなる、マッチョオネエ×堅物アイドルオタクの物語なの! ジュリアンの葛藤に共感し、実際に近くにいたら嫌いに違いない塚本がカワイく見えてしまうこの不思議。詳しいレビューはここへ。


絵柄の色っぽさ、設定の好みと、個人的なツボを突きまくりな井上作品。今後も超楽しみにしています。他誌・他レーベルでは出ないのかな……BL業界のそのあたりの事情、ナゾですね。


――以上が、私的ベスト10。しかし当然、ここに収められなかった、印象的な作品があるわけで……ここでも、わたしにとっては特別な作品をご紹介。



★完結に感謝&感動賞

枯れない花
(京山あつき)

枯れない花 (ミリオンコミックス Hertz Series 76)枯れない花 (ミリオンコミックス Hertz Series 76)
京山 あつき

大洋図書 2010-03-01
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卒業生―春(中村明日美子)
卒業生-春- (EDGE COMIX)卒業生-春- (EDGE COMIX)
中村 明日美子

茜新社 2010-01-28
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椿だより(イシノアヤ)
椿だより (EDGE COMIX)椿だより (EDGE COMIX)
イシノ アヤ

茜新社 2010-10-22
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先日、miriam先輩と、「BLコミックは、連載当初から続きものってわかるものはあんまりないような気がする」と話していたのだけど、上記3作品も、当初は続きなんて考えられていなかった作品、かもしれない。


しかし、前作を読んで、これで続きが出なかったら許さないよ……!? と思うほどに、濃密でしっかりとした物語だった。だからこそ、続きと完結を見届けることができてうれしい。しかも、「えー!?」と思わず本を投げたくなるような、いい加減な締め方じゃなかった。それが最大の幸せ。


――もしかしたら「椿だより」は、まだまだ続きが出るかもしれないけれど……それはそれで期待大。というか、実は、「枯れない…」も「卒業生…」も、2010年発行だったかと、調べていてビックリした。すごく遠い昔に読んだ気がしたのは、なぜ……。



★今後に期待賞
1円の男
(モンデンアキコ)

1円の男 (花音コミックス)1円の男 (花音コミックス)
モンデン アキコ

芳文社 2010-05-29
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その絵柄の色っぽさに、BL作家じゃないことに逆に驚いていたわたしだけど、モンデンアキコ名義で、とうとう出ました、BL作品。


BLとして読んで、山田ユギさんを連想させられたのが新鮮な発見だった。そして、この作品に収録されている物語は、そこそこ楽しいけれど、どれもある意味テンプレ的で、BLお試し運転のような印象を受けた。


でもねぇ、さすがの色気滴る絵柄なのだ。ドロドロのレディコミ風でもいい(水城せとな作品もあることだし)、今後おおいに期待したい。



コミック部門、これで終了。うーん、こうして順位を決めた今でも、「やっぱりコレが上……?」とか、「入れ損なった作品はない?」とか、いろいろと考えてしまうほど、コミックは2010年、面白かったなぁ……と思います。ランキングには入れなかったけど「兎オトコ虎オトコ 2」(本間アキラ)も、3巻への期待を煽っているしね。


大体、2010年にアップしていた数少ないレビューのうち、マイベストに入っているコミック作品の方が、小説よりも格段に多い。それだけ、コミックにジーンときた、ということだと思う。


2011年、都条例の影響がちょっと心配だけど、変に萎縮しないでほしいなぁ……と願うばかり。さて今年は、どんな面白い作品に出会えるかしらねぇ……!
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Tags: MYベスト

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