親にはナイショで

 20,2006 23:57
以前このブログで、夫や恋人などに、自分がやおい・BL好きだということをカミングアウトしているか・できるか――といったことを取り上げたことがある。

いろいろ周りを検証したり(超お手軽にだけど…)、コメントをいただいたりして、「ま、人それぞれじゃないっすか?」というような結論に落ち着いたのだが。

カミングアウトの対象として、夫や恋人に並んで手強い関所は、もうひとつある。親だ。

現在わたしは一人暮らしだし、もともとやおい・BLにハマったのが最近ということもあって、親には知られていないのはもちろん、これからもよほどのヘマをしない限り、バレることはないだろうと思っている。でも、実家にいる頃からハマっていた人は、そのあたり、どうなんだろう? 買ったり借りたりした本を隠していても、掃除をしようと勝手に入ってきた親がたまたま見つけるとか、カバンに入れていた本がたまたま見つかるとか、今なら共有しているパソコンの履歴でバレるとか―――なんだか、いろいろ妄想できて怖い。妄想そのものも怖いが、そんな妄想をする自分も怖い。

週末、所用で実家に帰るvivian先輩は、「この週末、禁欲生活を送らないといけないんだわ……」と肩を落としながら言った。

「あら。でも先輩、道中の飛行機や電車の中では、やおい・BL本は欠かせないって、前におっしゃってませんでしたっけ?」
「実家の場合は違うのよ。だって、本好きな父親が、勝手に持ってきた本を見ちゃうんだもん」
「そうなんですか…それはしんどい状況かも。でも、二次創作対象になる小説なら、いいじゃないですか。ほら、五條とか、高村とか、京極とか……」
「ダメ。ダメなの! 今はだって、ハガレンでアタマがいっぱいなんだもん!」

――最近、オリジナル作品でご無沙汰のタイチョーへの萌えがひと休み状態の先輩は、ハガレンに夢中なのだった――。

実はvivian先輩の腐女嗜好は、先輩の母上にバレている。vivian母上は、娘の所持していたいろいろなソレ系の本をたまたま目撃して驚愕し、娘に詰め寄ったのだという。しかし、先輩の対応は堂々としたものだった。

「お母さん。わたしがこういうの好きなのと、レディコミが好きなのと、どっちなら許せるの?」

vivian母上は言葉を失い、以降、何も言わなくなったとか――。咄嗟とはいえ、すごい切り返しだ。ブラボー、先輩。だがそんな先輩も、さすがに父親には、死んでもバレないようにしたいと思っているらしい。いやぁ、先輩だけでなく、わたしだって、自分の父親にバレたことを想像すると、心臓をはじめ、内臓すべてが1cmくらい縮みそうだ。

わたしの妹は、10代のころ、「終わりのないラブソング」をはじめ、その頃にメジャーで出ていたBL系小説にちょびっとハマっていたが、両親は気づいていなかった。わたしが友人から借りた男×女のポルノ小説がうっかり見つかって、大騒ぎされたことはあるけど。

BL小説やコミックス、背表紙だけなら、アヤしく見える可能性は低いのかもしれない―もちろん、アヤしさ全開のタイトルもあるけど―まさか、そこまで配慮してタイトルを決めているわけでは、ないよな……?

関連記事

Comment 7

2006.10.21
Sat
00:51

もと #4pDgvQA2

URL

親はキツイですね~(^^; 私は実家にいた頃は、フツーに漫画好きの子供だったんで、ばれてないでしょう。てか一生ばれないでしょう。
本を持ってても、勝手に持って行くことはないので、カバーかけて、堂々と実家でBL小説読んでました(※夏の帰省時)
人によっては帰省時に二次創作の原稿(アナログ)描いたとかって人もいて、「ねぇ、それどうやるの?」とホント聞いてみたい感じなんですけどね(笑) まだ自室があるのかな? 私にはもうないので、家では何も描けません。大変です(笑)
個人的には、鹿乃しうこ先生は、どうやらご両親と同居らしいと、オフィシャルの日記読んで思ったんですけど、あんなモロエロ漫画描かれる方とか、一体どういう住み分けがされているのか非常に興味がありますね(笑) 
母がベタ塗りしてくれたとかって漫画家さんも結構いらっしゃるようですけど・・・・あの原稿のベタは無理だろうなぁとか(笑)

編集 | 返信 | 
2006.10.21
Sat
12:04

Geoffery_t #-

URL

はじめまして~!

はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております。
ワタクシもBLの存在は昔から知っていたのですが、30代半ばにしてはじめて嵌った身でして、共感できることもしばしばです(笑)。

ワタクシの場合、実家にいた頃は小説・漫画を多読・乱読するコドモだったこともあって親にはばれませんでしたが、現在同居しているオットにはもろバレ状態です・・・・。っていうか、お気に入りの作家さんの新刊発売日などには本屋まで付き合わせることもしばしばだったりします・・・・・。
オットはあんまり(っていうかほとんど?)気にしていないようです。
単に無関心なだけかもしれませんが。

それにしてもうらやましいなぁ~と思うのは、lucindaさんの
周りに同志(?)の方々が多くおられることです・・・。
ワタクシの場合、ちょっと固めの職業についてることもあって、
周りにはBL好きな人は誰もいません・・・(っていうか、みんな
BLの存在を自体を知らないと思います・・・・)。

編集 | 返信 | 
2006.10.21
Sat
15:12

lucinda #-

URL

>もとさま
カバーをかけていると、それを取り上げて中身を見られない限りは、バレないだろう…とは思うんですけどね。しかし作品の執筆はすごい! ツワモノですね。
>あんなモロエロ漫画描かれる方とか、一体どういう住み分けがされているのか
たしかに。やおい・BLだと、モノがモノだけに……。でも、執筆されている場合、同居している人を完全に欺くのは、難しそうですけどねぇ…。

>Geoffery_t さま
こんにちはー。コメントありがとうございます。

たしかにわたしの周り、いろいろなオタクが多めかもしれません……。情報交換(というより、わたしの場合は提供してもらうことが多いですが)とか、職場などで好きな作品の話でこっそり盛り上がれるということでは、ありがたい環境ですね。まあ逆に、それゆえ、より早く、オタクの世界にハマっていたのかもしれませんが。

でも、Geoffery_tさんのダンナ様、微笑ましい方じゃありませんか。わたしの周りで羨ましがる人が多そうです。
お時間のある時にでもまた立ち寄って、職場でできない萌え話など、していってください(笑)

編集 | 返信 | 
2006.10.27
Fri
20:09

ヒトコ #hHr8eLEw

URL

はじめまして。

いつも楽しく拝見しております。
高校生の息子もいる年嵩のBLファンですが、ハマった頃はまだ30半ばでしたので、こちらのblogを知って勝手に近親感を持たせていただいてます。

この趣味を家族に知られたくないというのは、私にも切実な問題です。ダンナにはちらっと話した事があるのですが、その後は一切話題にしてないので、私が何の本を読んでるのか全然気にしてない様子です。妻に無関心なのかもしれませんが、こちらは気楽です(^^;) それより今一番恐れているのは息子に知られる事です・・・。
うちでもそんな話題を書きましたので、TBさせていただきました。
それから、リンクもさせていただいてます。事後のお知らせになりましたが、よろしくお願いいたします。

編集 | 返信 | 
2006.10.28
Sat
01:18

lucinda #-

URL

はじめまして。リンクなどのご報告、ありがとうございます。

高校生の息子さんがいらっしゃるなんて。BLのキャラが、高校生っての、けっこうあることを考えると、なんだかすごい状況です。しかし、やおいやBL好きな人には、そのくらいの年齢のお子さんがいらっしゃる人もいるのだと思うと、感慨深いような。ブログにも今度お邪魔します。また遊びにいらしてください!

編集 | 返信 | 
2007.01.27
Sat
05:14

すい #-

URL

はじめまして。
偶然立ち寄ってみたのですが、つい書き込んでしまいました。
私は現在30代の主婦です。ホモ本暦は既に人生の半分を超えました。同人暦は間ブランクあるのですが…。
学生の頃から同人誌を書き始めたのですが、気づいた時には活字好きの母に自作のホモ小説同人誌を読まれた後でした。(泣)でも何も言われなかった。兄弟にもばればれだったけど。小説だからぱっと見では内容もわからないせいか、あけっぴろげに活動してた割には実家では父だけがいまだに知りません…。
夫は知ってますが黙認かな。とかいいながら、アニメイト付き合ってもらったりしてます…。
いきなりおじゃましてつらつらとすみませんでした。

編集 | 返信 | 
2007.01.27
Sat
14:26

lucinda #-

URL

コメントありがとうございます。
理解のある方に囲まれてらっしゃいますねぇ。別にカミングアウトしたくてたまらないわけではないのですが、万が一バレた時、ここまで寛容というか、無関心(?)だといいなぁ……と思ってしまいます。
また遊びにいらしてください。

編集 | 返信 | 

Trackback 1


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
  •  うっかり死ねない・・・。
  • 何度か書いておりますが、BL小説にハマったのは、パソ通で知りあった方から「フジミ」を教えてもらったのがキッカケでした。教えて下さった方は一回り位はお若くて、まだ20代だったんじゃないでしょうか。しかし、その
  • 2006.10.27 (Fri) 20:30 | グラス・エイジ

Latest Posts