情報誌サイトに頻出する「BL」の文字にドキリ

 11,2010 23:56
インターネットで、“腐”関連以外のサイトやブログで「腐女子」「BL」といった文字を見ると、ギクッとしてついつい立ち止まってしまうのだけど。


サイゾーウーマンや日刊サイゾーは、「腐女子」「BL」といった文字を、結構な頻度で見かけるサイトだと思うのは、気のせいかしら?


そもそも、「イケメン図鑑」(サイゾーウーマン)に登場している俳優たちに、BL映画(って、もうこういうジャンル確立なの!?)とか、腐女子にも人気だったテニミュの出演者が多い印象。


最近だと、「タクミくんシリーズ 美貌のディテイル」や「愛の言霊~世界の果てまで~」の出演者が登場。つか、どっちの作品も2作目なんですね。1作目が制作されると聞いたときは「えー!?」「大丈夫なの!?」と騒いでいたけども、そういえば、それが売れたのか好評だったのかは追わなかったなぁ……。でも2作目が作られているってことは、好評だったってことよね……?


ともかくこのコーナーを目にするたびに、今どきのイケメン若手俳優は、BL系作品に出るのがキャリアとして普通になっているのか、それともライターに腐趣味があって、BL系作品出演者に注目しているのか、あるいはユーザー獲得のための編集部の方針なのか、あれこれ考えてしまうわたしなのだ。うーむ……。


記事の内容は当たり障りのない感じなので、さすがに腐女子だけをターゲットにしているわけじゃないわよね、まさかね!――と内心うなずいているのだけど。


しかし「イケメン図鑑」以外でも、“腐”関連のキーワードを見かけることはままあり、これなんて、有料記事だけどものっすごく興味をそそられる。そういえば、かつて雑誌の「サイゾー」では、腐男子を取り上げていたっけね。やっぱりサイゾー編集部には腐女/男子が複数いるのかなぁ……。


そんな中で最近、ふーん……と思いながら読んだのはこれ。


BL映画プロデューサーに聞く! 男同士の恋愛の魅力と、BL映画界の将来 :BLブームの裏側【前編】

ノンケから見て"抱きたい"と思えるか否か! BL映画の"受け"に求められる条件とは:BLブームの裏側【後編】
(サイゾーウーマン)


インタビューを受けている三木和史さんは、「オタク女子研究 腐女子思想体系」(杉浦由美子)を読んで、BLの世界観や腐女子の考え方に興味を持たれたということなのだけど(興味を持ったところをもっと知りたかった)、そこで終わらずに


ファンが多いBL作品をちゃんと実写化すれば、映画的なビジネスチャンスとしてもありえるんじゃないかとも思いました。

と考えるあたりが鋭い。確かに、三木さんが手がけたBL映画が新作含めて8本もあるということは、それなりに受け入れられ、需要があったということだと思うから。


リード部分で「(BLは)映画が特に盛り上がっているよう」とあり、自分を含めてあまり話題になっていない周りの状況を見ると、そうなの!?……という感じなのだが、三木さんのBL映画の今後の展望は結構シビア。逆にそれゆえ、三木さんのBL映画への誠実さが感じられるような気がした。


最近、BLがある程度市民権を得ていますよね? そうなると逆に、事務所的に抵抗が出てくるところもあるんですよ。BLという色がついてしまうことを気にするんですよね。

ここを読むと、このエントリーの冒頭、「今どきのイケメン若手俳優は、BL系作品に出るのがキャリアとして普通になっているのか?」というヨミはまったく外れていることがわかる。あっという間に謎解明。


でも「BLという色がつく」って、出演した俳優にゲイのイメージがつく……と、そういうことなんでしょうかね?


作り手としては、"BL"というジャンルにこだわって作っている意識は一切なく、ただ良い映画を作っているという感覚

という言葉が、なんだかBLのおなじみのフレーズ「男が好きなんじゃなく、お前が好きになったんだ」にオーバーラップするようなしないような、気のせいかしら気のせいですね。


そして、


マンガであれば、男同士が裸で愛撫し合ったり、喘ぎ声をあげたりしても、キレイじゃないですか? でも同じことを実際に生身の人間がやると、どうしてもキレイにはならないんですよね。ストーリーがどんなに良くても、一気に美しい世界観が崩れてしまうんです。

という言葉に、なんだかちょっと複雑な気持ちを感じてしまったわたし。そうかもしれないけどさー、「BL」という型を演出するというのはわかるけどさー、なんとなくデリカシーがないなぁ……と思うのよ……実際のゲイに対して。そして、これまたやっぱり同じようなセリフをのたまう腐女子を連想させられるなぁ……と思ったのだった。


――まあ、微妙な気分にさせられるところはあるものの、全体的にはとても興味深い。「BLコミックや小説は、発行部数が3~4万部程度」なんて、初めて知ったよ。


「BL映画はそろそろ頭打ちじゃないか」という言葉に、それは映画だけの話ではないかもしれない……などとちょっと思ったりして。規制問題とか、いろいろあったし。


今年に入って、BLの今後を考えることが、多い気がするなぁ……。
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