庭後、例の条例にぶーたれる

 15,2010 23:00
――昨日の庭は、個人的には勝負五分五分という感じ――


――って、別にイベントで何かの勝負をしているわけではないんですけども。まあ、目当ての本をもれなく買えたり、思いがけない買い物ができたりすると、勝利感を感じられるような気がする。


今回のわたしの“五分”の理由は、会場到着時間がイベントスタート11時をかなり超えていたことと、事前にまったくサークルチェックができなかったということ。いやー、出遅れたうえにチェックもしていないと、会場で右往左往するということをしみじみとかみしめてきた。


やっぱり、ある程度の準備は必要ですね<今さら


さて、最近は「イベント後にオフ会」が定着しつつあるのだけど、今回も先輩ズとともに、かりんこさん、まるあさんとご一緒してきた。もっぱらの話題は、東京都青少年育成条例改正案「非実在青少年規制」について。


このこと、vivian先輩は知ってるのかなぁ……と思いながら先輩に聞いてみると、


「なにそれ!? どういうこと!? あ、でもわたしはロリショタには興味がないから大丈夫なんじゃない?」


とのたもうた。やっぱりそう思うと思った。でもアマいですよ、先輩!


「18歳以上という設定にしておいても『これは18歳未満に見える』と判断されたらアウトなんですってよ。そのあたりを恣意的に判断される危険性があるのも問題なんです」

「は? 何それ!? じゃあリーマンが描かれていてもNGになる可能性があるってこと!? でもそんな風に規制したら、地下に潜るだけなんじゃないの……?

と顔をしかめていた。いや、わかります、その気持ち……。


イベント後に合流したmiriam先輩も、この規制については知らなかったらしく、腐女子4人(かりんこさんが所用のため途中退席)で、非実在青少年規制についてぶーたれてきた、ぶーたれてきた! その様子を以下、ライブっぽくまとめてみました。

なおカギカッコの文頭は、…vivian先輩、…miriam先輩、…まるあさん、…lucindaとなっております。


長くなるので折りたたみます。
■OKかNGかの判断って、誰がやるのよ?■

「18歳未満がダメっていうなら、中高生が主人公のものもダメってことになるんでしょ?」

「そうだよ! じゃあ、『タクミくんシリーズ』も引っ掛かっちゃうよね?」

「ニ●タマなんて、ぜーんぶダメじゃん。高学年萌えとか言ってる場合じゃないよ?」

「ドラ●もんのしずちゃんのシャワーシーンとかもだめっていわれてますよ」

「エ●ァもダメだよね。そもそも衣装がエロいもんね」

「もうさ、『ここに描かれている世界は現実の世界に似ていますが、パラレルになっていて、登場人物はみんなこう見えて10万年以上生きてるんです』ってことにしちゃえばどうかな?」

「それは面白けど、年齢設定が10万歳だろうと、見た目が18歳未満ならダメってことだから……」

「それって、絵師さんの絵柄にもよるんじゃないかって思います……」

「でもさー、よく考えたら、お兄ちゃん向けのラノベなんて、表紙絵は全滅なんじゃないの?」

「お兄ちゃん向けラノベの絵って、BLと違ってロリっぽいのが多いもんねぇ……」

「ね、ところでそのOKかNGかの判断はさ、誰がやるわけ?」

「都の職員とかがやるんじゃない? 新たにそれを判断する人を雇ったりしてね。うわ、そんなところに税金を使ってほしくないわねー!」

「OKかどうかの判断はさ、マンガとか同人誌とか知り尽くしてる人にやってほしいよねぇ。『これはオレのヲタ人生からしても黒』とかさ。マンガとか読まないような人にやってほしくないと思わない?」

「そうだよー。なんでもかんでもダメになりそうじゃん!」


■規制されればされるほど、見たくなるんじゃないの?■

「しかし、こんな規制を考えた人たちってさ、妄想したりエロいことを考えたりしない、よっっっぽど品行方正な方たちなんだろうねぇ」

「エロなんてとんでもない!みたいなね」

「逆に、常にそのことを考えているから、規制しようと思っちゃうんじゃないの?」

「ポルノってある意味、性的な欲求や衝動を緩和している側面もあると思うんだよね。ロリショタ系の作品もそうなんだと思う。それがまったくないって世界の方が怖いんじゃないかな。そもそもマンガやアニメのエロシーンで、被害者がいるのかってことじゃん? 」

「確かに、子どもには見せたくないなぁっていう過激なエロ描写のある作品はあるけどさ。でもそれを子どもが見ていたとき、見ちゃだめってこととか、なんでだめかってこととかを親や大人が話すべきだと思うんだよね。ただやみくもにダメっていうんじゃなくて」

「なんでもかんでも規制したところで、隠されれば隠されるほど知りたくなるわけじゃん。結局はネットで見るようになったりして、どんどん地下に潜っていくと思う」

「70年代ぐらいのテレビドラマって結構エロシーンとか暴力シーンとかあったじゃない?」

「犯人が愛人と寝てるところを捕まえられるとか」

「そうそう。でもそういうのを規制するようになって、結局みんなネットで見るようになったと思うんだよね」


■オタクが東京を脱出するのもいいかもね■

「今回のこの条例についてさ、出版社なんか全然反応していない感じなのが不思議なの(※3/13現在の印象)。大手はいいかもだけど、小さいとこなんて、死活問題だと思うのに」

「東京以外のところで売ればいいと思ってるんじゃないの?」

「ま、子どもに見せたくないってのはいいよ。でもさ、大人のわたしたちが、自分で稼いだ金で買うのもダメとかって、何なのそれ!? って思うんだよね」

「もういっそ、オタクはみんな東京から脱出してみればいいんだよ。そうしたら、税収とかガクッと減ると思うなー」

「厳しい青少年保護条例のあるとこは大変だからさ、そういうのがないとこに移動よ! で、オタク向けのマンションとかに住むの」

「本棚完備で、女子棟男子棟で分かれてるの」

「いや、フィギュア好きとか、コスプレ好きとかで分けた方がいいんじゃないですか?」

「いいね。それでマンションの規則の一番最初に、『自分とは違うカップリングの人とも仲良くしましょう』とかあるの(笑)」

「『夜中に大声でアニソンを歌わないこと』とかね(笑)」


――なんだか最終的には、このごろのわたしたちの壮大な夢「負け犬腐女子(オタク)友達と同じマンションに暮らす」に行き着いてしまったのが面目ない。


わたしたちの会話は、「非実在青少年規制」について聞きかじったことやTwitterで目にしたことを基にしているので、必ずしも正確な情報を押さえてしゃべっていたわけじゃない。だから、誤解や偏見が混じっているし、「意見を戦わせる」という体裁なんかではなく、まさに“ぶーたれ”という表現がぴったりだと思う


ただ、「非実在青少年規制」と聞いて、社会人腐女子が“とっさに感じること”は表れているんじゃないかなぁ……と思って、ダイジェストで掲載してみた。


本日、規制反対の集会などが開催されたようだけど、Twitterを眺めていると、前向きなツイートがあれば、絶望的なツイートがある。


条例に反対を表明している団体のニュースを目にすると、ちょっと希望が持てるような気がするのだけど……気は抜けない感じ。引き続き、注目していくつもりだ。


#昨日の庭で配られたチラシ。
P1010942.jpg

わたしは参加できなかったけど、ヒトコさんのレポートを読んで納得。必見。
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Tags: 腐友 非実在青少年

Comment 2

2010.03.17
Wed
23:26

まるあ #Pni/.FcE

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lucindaさん、こんばんは~♪お身体大丈夫ですか?…無理しないで下さいね。
日曜日はありがとうございました!とても楽しくて、初対面の皆さんを前にちょっと我を忘れて喋っちゃいましたよ…すみませんですf^_^;

肝心の非実在~では、気の利いた意見も言えず、かといって面白い発言も浮かばずで申し訳ない…。
vivian、miriam両先輩方のトークはさすがで…これがlucindaさんのブログで目にしてる通りで…あの時心の中で猛烈に感動してました(爆)!!

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2010.03.19
Fri
22:21

lucinda #-

URL

まるあさん、コメントありがとうございます!レスが遅くなってすみません。
そして日曜はありがとうございました。楽しかったですねー!

先輩ズのマシンガントークを前にすると、呆然としますよね(笑)。いや、気の利いた意見とかお気になさらず。つか、勝手にブログに登場させてこっちの方が申し訳ないかも。
これからもよろしくお願いいたします~!

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