閉鎖的な身内感

 01,2010 23:42
女だからどうだとか、男のくせにこうだとか、そういう決め付けた言い方や考え方には、普段は眉をひそめるくせに、仕事をしていてたまに、


――男はめんどくさいなぁ……――


と思うことがある。





ちょっと自分の偏見っぽい気がしないでもないので、折りたたみます。それでも考えたことをまとめてアップしたかったという……。
おっさん職場で働くご縁があって、男社会の中で働くのは大変だなぁ……と体験とともに実感したのは2年前ぐらいのことだけど、そこで一番窮屈な思いをしたのは、労働時間に対するスタンスの違いともいうべきことだったような気がする。


わたしは基本的に「勤務時間内にやるべきことをやる」というスタンス。もちろん仕事が終わってないなら、残業して片付けるけど、営業のように外に出ているわけでもあるまいし、なるべく残業はせずにさっさと帰って、遊びに行ったり家事をしたりしたい


しかし上司(40代後半男性)をはじめ、周りのおっさん社員たちは、「仕事の量は労働時間の長さと比例する」と信じていたようなところがあった。無駄な残業はダメだとは言っているけれど、残業していると「がんばってるな」と、大抵機嫌が良かったりして。


毎日遅くまで働いているのに翌朝は始業時間よりかなり前に出勤しているおっさんたちを見ると、

「自宅に居辛いんじゃないの?」

とか

「この人たちは家に帰っても家事とかは奥さんがやってくれるもんね」

とかと恨みがましくひがみ、女性契約社員の

「わたしたちにはつかないけど、あの人たちは残業代をキッチリもらってるのよ」

と耳打ちされて、やりきれなさとバカバカしさを感じたものだったっけ。


まあ、残業バンザイな職場のムードは、別におっさんだらけであることは関係ないかもしれない。女性だらけでも、若者が多くても、そんなムードの職場はあるだろう。わたしが経験した職場が、たまたま、おっさんだらけだったというだけで。


ともかく、そんな職場で「わたしはわたしやチームの仕事を時間内に片づけてなるべく残業せずに帰るんだ!(残業代も出ないし)」と自分のスタンスを貫こうとするのは、予想以上に難しかった。


――みんなが残業しているなか、一人早めに帰宅することの軽い気後れや――上司の「●●さん(ここには必ず女性社員の名前が入る)も遅くまでがんばっているのに」というイヤミや――とりあえずやるべき仕事がなくても、企画書を作ったりプロジェクトの改善策を考えたりするべきだろ、という要求や――


なかなか気持ちよく爽やかに実行できないのだ。


自分の仕事を含め、チームの仕事をちゃんとやってるじゃないですか! 中途半端に放り出して帰ってるわけじゃないのに、それじゃダメだっていうんですか!?


――と、わたしは上司や職場に対して内心ムカついていたのだが、どうやらダメだったらしい……ということが、よくよくよーくわかったのが、この記事。


やりたくない残業を減らす方法(日経ビジネスAssocie 高橋俊之)


直球なタイトルですね。


記事では、残業に至っているケース別に論じられているのだけど、その中で、「なぜ定時後からミーティング?」という、チョー心当たりのある見出しに惹かれて読んでみると――


(定時後からミーティングを入れるような会社において)「場の暗黙のルール」的には早く帰ることが受け入れられがたいという現実を押えておく必要があります。正しいかどうかは関係なく一種のルール違反なのです

<中略>

(そんな会社では)「仕事で迷惑をかけない」「自分の仕事をちゃんとやる」だけでは足りないかもしれません。問われているのが「一員になろうとしているかどうか」という場合、仕事をちゃんとするだけでは足りないからです(求められていることを見極める)。

※補足と太字は管理人


――そうだ、わたしはあの職場の「一員になろうとしている」姿勢をアピールできていなかったんだな。つか、最初は一員になろうとしていたけど、3ヵ月を過ぎた頃からは、一員にはなれないし、彼らからも受け入れてもらえそうにないなぁ……などと思っていたもの。


それにしても、「一員になろうとしている」「歩み寄りの姿勢を見せる」という表現に、なんだか妙に“男性の閉鎖的な身内感”みたいなものを感じてしまう


“先輩や上司などの命令には絶対服従(反論は許さないよ!?)”とか、“兄貴や親分に滅私奉公(異論は許さないよ!?)”とか、“ファミリー”とか“舎弟”とか(なんか偏りすぎですかね?)


政治家先生のピンチを身を挺して救う秘書氏とか、兄貴の肩代わりにムショに入る舎弟とか、汚職とわかっていても上司の指示に逆らえない部下とか(やっぱり偏りすぎですね?)


そして、そういう“閉鎖的な身内感”というか身内意識というかに、「面倒くささ」をグッタリと感じてしまうのだ。いろいろな考え方や見方があるってことを受け入れようよ……と言いたくなるというか、わたしのペースや事情ってもんがあるんですよ……と投げ出したくなるというか。


こんなことだから、組織に窮屈感や居心地の悪さを感じてしまうのかもしれないわね、わたし。


――ま、そんな風に感じているのは、現職場の上司の「オレについて来いッ!」オーラに、「ヘイッ!」とワンコのように付き従っている男性部下(ここがポイント。女性部下は結構冷めた感じで遠巻きに眺めている)を目の当たりにしているからかもしれない。


きっと、あの上司に物申したり異議を唱えたりするのは、かなりリスキーでストレスだろうなぁ……と思うからこそ、あの服従ぶりはいた仕方ないかとは思っているけれど。


BL作品で、ヤクザや刑事などのいかにもな職業ではなく、リーマンものなんかで、この“身内感”が出ている作品って、どんなのがあったかしら?


今度ゆっくり思い出してみようっと。
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Tags: ジェンダー フェミ? 男という生き物

Comment 1

2011.11.28
Mon
04:46

lucinda #-

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> 11/26 00:03の方

コメントありがとうございました。毎日お疲れ様です…。組織に属して働くしんどさは、じわじわと効いてくる感じだと思っています。無駄な残業はほんと消耗しますよね。少しでもそういうものが少なくなりますように…

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