独り歩きするイメージ

 22,2010 22:11
大変ご無沙汰しています。


仕事が立て込みすぎて、なかなかブログを更新できないでいるのですが、このところ週末にオフ会やチャットに参加して、そのことにまったく触れずにいるのも惜しいような……。


というわけで、まずは、これまでとはちょっと違うオフ会について。それは、Twitterで知り合った、バイセクシュアルだけが集まるバイ・オンリーオフ会。


わたしはこれまで、セクシュアリティ系のコミュニティやイベントに参加したことがないし、2丁目などにも行かないので、バイセクシャルをはじめ、レズビアンやゲイなど、セクシュアルマイノリティだと最初からお互いにわかって人に会うことが、あまりない(すごく小慣れない表現だな。多分、仕事などで関わった人の中に、実は……ということは大いにあると思っているのだけど)


ましてや、バイばかり会うことなんて!


オフ会に参加していたメンバーは、最終的に8人。どういうわけか女性がほとんどで、しかも偶然にも年齢の近い人が多かったせいか、居心地よく食べて飲んでしゃべってきたのだった。


もともとは、ノンケだと思っていたのかビアンだと思っていたのか、とか、男性と女性の好みとか、いろいろと話したのだけど、面白かったのは女性のほとんどが、「好みについては、対男性よりも対女性の方が細かい」と言い切っていたこと。確かにみなさん、自分のタイプについて揺るぎなくハッキリ説明していらっしゃいました。


自分はどうかなぁ……と振り返ってみると、言われてみれば対男性よりも明確かも。運動神経が良さそうな、ちょっとボーイッシュな雰囲気の人にヨワいもの。


Twitterで知り合ったゆえ、Twitterの話題でも盛り上がったのだけど、

「Twitterの自分のTL見てるとさー、バイとかビアンとか、結構いるじゃん!と思っちゃうんだよね~。“マイノリティ”じゃないじゃん、って思いそうになる」

という言葉に、大きくうなずいてしまった。そうなのそうなの、みんなそうじゃん、などと一瞬勘違いしそうになるの。そりゃわたしが、セクシュアルマイノリティ系のアカウントをフォローしているからなんだけど。ついでにいえば、腐系の人のフォローも多いので、「腐女/男子ってフツーなんじゃね?」などとこれまた勘違いしそうになる。


そして、『バイセクシャル』という言葉には、“お盛ん”“男女見境なし”“節操なし”“スキモノ”みたいなイメージが強いけど……それはあまりに一面的で乱暴なイメージだよね……とも、話してきた。


そういうイメージそのまんまの人もいるかもしれないけどさ……そうじゃない人だっているんだよ。イメージを押し付けないでよね――


――って、これ、『バイセクシャル』に限ったことじゃない。レズビアンにも、ゲイにも、トランスセクシャルにも、「押し付けないでよね」と抗議したくなる、独り歩きしているような“イメージ”というか先入観というか、あるいは半ば偏見のようなものを感じることはあるだろうし、もう一つわたしが関わっている腐・ヲタ関係にしたって、腐女子にも、腐男子にも、BLにも、それぞれが「なんだかなぁ……」と感じる“イメージ”が頑として居座っている、と思う。


だって、メディアなどで腐女子が取り上げられると、わたしを含めてあちこちの腐女子が言ってるじゃないですか、「あれはちょっと違うよねー」と。でも、『腐』にまったくコミットしていない人の「腐女子」のイメージは、ああいうことなんだろうなぁ……と、なんとも居心地の悪い気持ちで眺めるしかない。


もちろん、独り歩きするイメージはセクシュアリティや腐以外のことにも存在しているだろう。


そんなことを改めてつくづく思ったのは、参加者の一人から


「『Pe=Po』でlucindaさんのBLレビュー読んだんですけど、BLにもああいう作品があるんですねー! BLって、単に女性キャラの位置が男性キャラになっているだけのものだと思っていました」


と言われたから。


このたび、同人誌「Pe=Po」に、徳田央生さんの農村本のレビューを書かせていただいたのを読んでくださった方の感想なのだが、まあね、あの作品はBLとは思えないほど、地方の共同体の面倒くささやわずらわしさが描かれていたものね。


――あら、“BLとは思えないほど”って、言っちゃったじゃない、わたし? これってBLへの偏見的なイメージが根っこにあるゆえの表現なんじゃないの? 腐女子を自認しているくせにこんなことじゃ世話ないわ! と自問自答していくと、頭がこんがらがって、煮えそうになる!


イメージや先入観って、手強いわね――。
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Tags: バイ 腐女子 Twitter

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