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最近は腐男子ってどんな感じだ?

 29,2009 23:59
今年に入ってからぐらいだと思うんだけど、ヲタ系書店のBL棚に行くと、必ず真剣に品定めをしている男性に居合わせるようになった。

そして昨年秋のJ庭では、「……なんか男の子、多くない?」と、びっくりした覚えがある。多くない?っつったって、わたしはそれまで2回しか参加してなかったんだけど、それでも、過去に比べて男性の姿が明らかに目立って見えたのだ。

うーむ……これはやっぱり、腐男子が増えた、あるいは腐男子としてオフで行動する人が増えたってことなのかなぁ……。

そういえばちょっと前に、mixiで20代の男子とメッセージのやりとりをした時、「あの……わたし腐女子なんですけど……」と恐る恐る告白したら、

「全然平気ですよ~。僕もBL持ってるし」

というさわやかな答えが返ってきて、おお!と前のめりになった。なんか、屈託がなさそうで新鮮だなぁ、と感じられて。

さらにtwitterでも、プロフィール欄に「腐男子」とか「BLを読む」などと書いている人が、どうやら20代っぽいと窺えると、さらにいっそう、うーむ……!!! と唸りそうになるのだ。

――もしかすると、今の20代ぐらいの男性って、やおいやBLを読むことに、彼らより上の世代に比べたら抵抗感や反感が薄くなっているのかなぁ、と。

「20代」というのは、年齢(年代)を明かしていない限りは、コメントの内容などを見たわたしの推測にしか過ぎないので、もしかしたら30代、それ以上の人もいるかもしれない。

しかしそれにしたって、わたしがこの趣味にハマった頃は、ゲイだろうがノンケだろうが、「やおい? ふざけるな!」「腐女子キモい」的意見にぶち当たることが多かったもの。それを考えると、

腐男子でーす!

というほがらかな物言いはあまりにまぶしすぎて、アワアワしてしまう。わたしが腐にハマったのはたった3年くらい前のことなんだけども。

腐男子は腐女子に比べたら、セクシュアリティが影響していることが多いと思うのだけど、数年前から、BLマンガ家がゲイコミで描き、ゲイコミ作家がBLで描き、という異ジャンル交流が行われているので、もしかすると、

「マッチョな男同士が主役のマンガ」を手にしたらそれがBLだった

そしてBLをそのまま読み始めた

……ってこともあるのかしら?

あるいは、

好きなゲイコミ作家の新刊を買ったら、それが実はBLだった

なりゆきでBLを読むようになった

……ということとか?

腐男子歴の長い男性は、年代の変化みたいなものを、感じてるのかなぁ……?それとも、3年前からこれまで、わたしが腐男子の存在にあまり気づいていなかっただけなのかしら。

――というようなことを、twitterで腐話で盛り上がっていた時に思ったのだった。

まあ仮に、以前に比べて腐男子が増え、オフ活動が活発になっているとしても、それがすなわち、やおいやBLが、男性やゲイに受け入れられていることにつながるわけじゃないんだけどさ。

とりあえず、今度のJ庭に参加できたら、男子率に注目してみようかな。
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Tags: 腐男子 セクマイ twitter

Comment 8

2009.09.30
Wed
22:24

mukuinu #4ARdecsc

URL

腐男子について

突然のコメントで失礼しますが、自分(男ですよ)については純粋にBLが読みたい気持ちがけっこうあります。もっといっちゃうとBLの中のラブシーンですね。なんか変わった刺激が欲しいのです。

普通の(BLでない)アニメや漫画にも、「男同士」を示唆させるような関係が描かれるのが増えてきたのが、あるいは腐男子の増加に一役買っているのかもしれません。

または少年誌に飽きちゃって、少女漫画に流れてなんとなくBLを読み始めるケースも多いと思います。

まあ、でも腐男子ということにしておけば、ノンケということになりますな。それは便利だ。

編集 | 返信 | 
2009.10.01
Thu
01:14

lucinda #-

URL

mukuinuさん、コメントありがとうございます! 腐男子コメントお待ちしてましたよー。ようこそ。

>普通の(BLでない)アニメや漫画にも、「男同士」を示唆させるような関係が描かれるのが増えてきたのが、あるいは腐男子の増加に一役買っているのかも
ああ、そういうのもあるのかもですね。確かに、狙ってるようにイチャつかせて見せるものが、増えていると思いますもん。

少年マンガ→少女マンガに流れるのって、大多数の男子には抵抗ないのかなぁ。今はそこもボーダレスなんでしょうかねぇ…? あ、もしかしてそこにも世代の違いを見られるかもしれないですね。

>まあ、でも腐男子ということにしておけば、ノンケということになりますな。
……ん? ……んんん!?

編集 | 返信 | 
2009.10.01
Thu
09:03

まこと #-

URL

こんにちは。はじめまして。
先月からBL小説を読み始めた新参男性ファンです。
私が目覚めたきっかけは「天地人」です。
世代はlucindaさんより上です。

ここずっとの男性がBLに関心を持つきっかけは増えていると思います。

男女の嗜好の差がなくなりつつあるのもきっかけになっているでしょう。ゲーム、マンガなどのヒット作は男女で同じモノをやったりいています。例えば「BASARA」ファンの男子が同じくファンの女子と話をすると、女子の中には「お館×幸村」とか「小十郎×政宗」な話を男子にふったりすることもあるでしょう。そのとき不快感を感じる男子もいるでしょうが、興味をもつ男子もいると思います。

TVやゲームでも男同士のいちゃつき場面の増加も原因のひとつでしょう。あのお堅い大河ドラマすらここ数年そんな場面が増えています。そういえば「新選組!」をやっていたときに中学生女子と「土方×沖田」な話をよくしていました。

アニメはずっと前からで、たとえば「ガンダムW」はもうやおい狙いがミエミエな作品でした。表面上は男の子向けの作品なので、小学生の男子が見ていたでしょう。そんなアニメを見た男子たちが大きくなったら、BLにあまり違和感がなくなっても不思議はないと思います。

どなたかちょっと忘れてしまいましたが、心理学者の方で幼少期に観たアニメがその人の基本的な性格形成に大きな影響を与えるという説を述べていらっしゃる方がいました。だとすると小さい頃BLな空気が充満したアニメをよく見た男子がそこから影響を受けている可能性はあると思います。

最後に、最近男のBLブログを始めました。年齢が上なので若い男子の心情理解の役にはたたないでしょうが、ご覧下さい。ではまた。

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2009.10.02
Fri
02:29

lucinda #-

URL

まことさん、こんばんは。コメントありがとうございます。先月からBL、しかも小説を読み始められたなんて…! 「天地人」がきっかけってのが、また興味深いです。「天地人」でおお!?と思って、そこからBLに行くってところがとても…。

>男女の嗜好の差がなくなりつつあるのもきっかけになっているでしょう
>TVやゲームでも男同士のいちゃつき場面の増加も原因のひとつでしょう
>小さい頃BLな空気が充満したアニメをよく見た男子がそこから影響を受けている可能性はあると思います

お説、どれもなるほど、と思いました。「男同士のいちゃつき場面増加」、これは本当に増えたと思いますね。腐女子狙いなのかなーと思うほどに。そういう空気に小さな頃から接していたら、たしかにBLへの抵抗感は薄まることもあるかもしれませんね。

男性って、かなり男同士の同性愛に対して、嫌悪感を丸出しにする人が多いような気がしているんですが、それとBLへの抵抗感の薄まりは別ということなのかなぁ…とぼんやり思いました。

編集 | 返信 | 
2009.10.02
Fri
20:06

まこと #-

URL

レスと私のブログにコメントをありがとうございます。
まず、今一番思っていることは、「lucindaさんと会って話したい。」です。
もしも、会えたら「腐男子が増えていること」をテーマにして2時間は話すことができるでしょう。しかし、このコメント欄では2時間キーボードを叩いたとしても、話したいことの1割くらいしか書けません。対面の会話と違って内容を深めるのも困難です。
でも、できる範囲でがんばって考えを書いていこうと思います。

ただ時間やスペースの関係で以下の文へのコメントを中心にします。

>男性って、かなり男同士の同性愛に対して、嫌悪感を丸出しにする人が多いような気がしているんですが、それとBLへの抵抗感の薄まりは別ということなのか

男性で男同士の同性愛に対して嫌悪感を持っている人は、女性よりずっと多いです。しかし、嫌悪感を持っている男性の割合や個人の嫌悪感のひどさは、以前(たとえば昭和時代)と比べるとずっと減っていると思います。
たとえば、人気番組の「おネェMANS」。出演者の皆さんの実際のセクシャリティはわかりませんが、あのようなオカマキャラの人たちが多数出演する。しかも、能力をプラスに評価されている番組がゴールデンタイムに放送されるという現象は、昭和時代では考えられないことです。オカマなんて生理的に受け入れられないという人が確実に減っているのでしょう。
あるいは「ニューハーフショー」。いまやニューハーフのショーをみせるショーパブははとバスの観光コースになるほど一般の人に認知されています。出演者には、ガチの同性愛者もいますし、肉体を改造している人もいます。こういう人が脚光をあびる時代に今の日本はなっているというのは驚きです。

で、日本で男性の同性愛者が以前より受け入れられるようになった理由です。というよりも昔の日本で男性同性愛者が忌避された理由についてです。
同性愛者は生まれつきのものです。同性愛の遺伝子があることは、研究によってあきらかにされつつあります。
一方、同性愛を忌避するのは文化の問題です。同性愛者を差別する考え方は、近代以前の日本ではあまりありませんでした。しかし、キリスト教の影響だと思われますが、明治以降日本でも同性愛者について忌避が始まりました。
いったんそのような文化が主流になってしまえば、どうしても同性愛者は異性愛者よりも数が少ないので、多数者による少数者の差別が起こります。同性愛者は、差別されないように自分の志向を隠すでしょうし、同性愛が間違った考えだと教育されれば、自分の志向そのものを矯正しようとするでしょう。
そのなかで、過剰に同性愛者を糾弾することで、自分は違うという証拠をみせようとするものがたくさん出るのは止むを得ないことです。以前、同性愛者に対し剥き出しの嫌悪感を出していた人の中には、同性愛遺伝子を持っていて自分の志向を否定しようとするあまりにそうしていた人がいたと私は思います。
現在は同性愛者に対する風向きが大きくかわりつつあります。もちろん現在でも、同性愛者に対する差別はなくなっていません。しかし、いろんなセクシャリティがあることを認めようという運動は前世紀と比較にならないほど進んでいますし、一般にも認知されてきています。インターネットの匿名掲示板ならいざ知らず、公の場で同性愛者を差別することはいけないという空気ができつつあります。
同性愛者の忌避は、文化の問題であり、もともと人間に備わった資質ではない以上、この流れが定着していけば、今後減っていくものだと思っています。

さて、次は世代論です。同性愛者に対してひどい嫌悪感をあらわす人というのは、年配の人が多くはないでしょうか。昭和時代は同性愛者を許容する空気なんて全然なかったので、そんな中で育った人は同性愛者を蔑視するようになるのは無理もないことです。年配の人で、同性愛者の蔑視をやめた人は、現在の人権思想を受け入れたからで、知性によって感情にフタをしている状態です。異性愛者が、同性愛について心底納得するのは難しいでしょう。だから、BLも受け入れるのは難しいでしょう。(事実、私も難儀をしています。)
私が同人をやっていたのは、20年ほど前のことですが、そのころやおい同人誌を作っていた人に対する蔑視はかなりひどかったです。特に男性が多いジャンルでやっていた人はすごく肩身が狭い思いをされていたことでしょう。
一方、平成生まれの人は、それほどひどい嫌悪感を表す人は少なくなったような気がします。同性愛者に対する風向きが変わってきている中で育っていることと、それによって自分の同性愛志向を強固に拒否する必要が減ってきているからだと思います。そうなのでBL文化を受け入れられる男子が増えているのでしょう。
腐男子の増加はこれからの日本が同性愛者の住みやすい国になっていく兆しなのでしょう。
また、そうだといいですね。

なんとかまとめましたが、傍証が少ないし、奇麗事が多いし、コメントとしては長文なのに思っていることの1割も書けませんでした。ほんとに残念です。

編集 | 返信 | 
2009.10.03
Sat
12:44

lucinda #-

URL

うわ、コメント欄みてびっくりしました。これまでいただいたコメントの最長かも…!

>嫌悪感を持っている男性の割合や個人の嫌悪感のひどさは、以前(たとえば昭和時代)と比べるとずっと減っている
なるほど、確かに、そういう面はあると思いますね。「おネエMANS」は、すごく好きな番組でした。あれでもTV局にクレームが来ていたと聞いたときは、なんだかなー…と思いましたが、確かに20年くらい前だったら、もっとクレームが来ていたのかもしれません。放送もされなかったかもしれないし。

>昔の日本で男性同性愛者が忌避された理由
いろいろご存知ですねー。そうですね、歴史などに絡んだ経緯など、ここで書かれたことが、もう「一般的な常識」のような形で、みんな知ってるよ、ぐらいになったら、また状況は変わってくるだろうなぁと思います。

>同性愛者に対してひどい嫌悪感をあらわす人というのは、年配の人が多くはないでしょうか。
そうかもしれません。まあ、そういう人ばかりのところにいれば、若者もそうなるでしょうね。

>腐男子の増加はこれからの日本が同性愛者の住みやすい国になっていく兆し
もしそうなるならいいなーと思います。本当に。まあ、BLと同性愛者を一緒にするなという傾向は相変わらず強いですが、個人的には、BL(百合も)が現実の同性愛に対してプラスになる要素が何かあるのではないかという可能性を探っているので、これからも少しずついろいろ見てみようと思っています。

いやー、しかしこの小さいコメント欄によくここまで書かれましたね…お疲れ様です…。BLも奥が深いので(笑)、細く長くの方が息切れしないかもですよ。本当にありがとうございました!

編集 | 返信 | 
2009.10.04
Sun
00:24

まこと #-

URL

こんばんは。今日も来ました。こちらのブログは、1記事に対して何個コメントがつくのでしょう。他の記事にご迷惑をかけないように、ここに居着かせていただきたいと思います。

作家の村上龍氏は「昔がよかったなんて嘘っぱち」とエッセイなどで書かれています。今の日本はいろいろな問題を抱えていますが、昔はもっと抑圧された社会で、そこからどんどん自由な方向に変わってきています。
例えば、クィア映画祭なんて昭和時代には行われなかった企画です。

lucindaさんから見たら現状でもぜんぜんダメな社会なのかもしれませんが、一度に大変化することはそうありません。(ゲイをカミングアウトした人が米大統領になったり、性の多様性の尊重をマニフェストのトップにすえた政党が政権をとったりすれば別でしょうが…。)
少しずつよい方向に行くように努力することが大切でしょう。そういう視点で、
>個人的には、BL(百合も)が現実の同性愛に対してプラスになる要素が何かあるのではないかという可能性を探っている
というご意見にとても興味があります。BLブログを読むと、一様にBL=ファンタジーととらえていて、現実社会とは縁もゆかりもないものにしている方が多いです。本当にそうなんでしょうか。そこが一つ疑問だったんです。

今日の文は直接箱に打ちましたが、昨日の長文はワードで下書きしました。でなければ、もっとワケのわからない文になったでしょう。では

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2009.10.06
Tue
19:29

lucinda #-

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レスが大変遅遅くなってしまい、すみません。

わたしも、むやみに「昔がよかった」と懐かしむのが性に合わなくて、確かに昔の方が良いところもあったでしょうが、過ぎ去ってしまえばなんでも美しく見えるものだと思っています。まことさんがおっしゃるように、昔に比べて抑圧や束縛が少なくなり、極端な言い方をすると、タブーがタブーでなくなってきた部分もあるかなぁと思います。

>BLブログを読むと、一様にBL=ファンタジーととらえていて、現実社会とは縁もゆかりもないものにしている方が多い
2年くらい前にこのブログで取り上げたことがあるのですが、ヘテロで腐趣味のない人は、ゲイ=BLと結びつける面が強いなぁと思います。それは今でも変わりません。だけどゲイたちはそれを否定し、腐女・男子たちも頑なにBLのファンタジー性を強調していて、客観的に見ると、不思議な捩れだと思っています。

それが、最近、このエントリーのように、屈託なくBLを読むという男性を多く見かけるようになって、何か変わってくる兆しみたいなものなのかなぁと思ったわけです。おっしゃるとおり、なんでもドラスティックに変化することはないので、引き続き、見守っていきたいですね。

コメントは、普段はそれほどつかないのでご心配(?)なく。ただ、バタバタしていたり、どうレスすればいいのか考えてしまう場合だと、そっけなかったり今回のように遅くなることがあるのでご了承ください。

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