ネットさまさま

 26,2006 23:43
英田サキの新作「DEAD LOCK」が発売されるということで、これを含めて書籍販売サイトをいろいろ検索し、約6000円分、クリックしてしまった本日早朝。

ああ…また買っちゃったよ、バカスカと……木原音瀬とか榎田尤利とか山田ユギとか……。仕事で鬱憤が溜まるって、怖いね……。

この話をvivian先輩にすると、「わたしもこの前、クリックしちゃったのよねー、はがれん関連。明日、ココに到着予定」と、笑ってドアを指差した。

ココって、職場ですよ、先輩――いやいや、先輩を見ていると、精進足らん!と身が引き締まります。マジです。

しかし、二次創作作品はともかくとして、オリジナル作品にしても、求めるものがすぐにその辺の書店で手に入るかというと、これはものすごく難しい。

ネットでは「すぐに発送可能」とか「1~2日で発送」などとフラグが立つので、案外手に入れやすいのかと錯覚するのだが、大抵の書店では、よほどの売れ売れ作品か新作じゃなければ、すぐには手に入らないことが多い。そういう意味では、ネットでお買い物ができるというのは、本当にありがたい。

英田サキといえば、待ち望んだ「エス」の最終作が来月発売。「エス」は、わたしが初めて読んだメジャーの出版物。それもvivian先輩に借りて読んだのだった。懐かしいなぁ。

「先輩、わたし、『エス』は、読み返したくなって自分で全部買うかもです」
と言うと、先輩は煙草の煙を吐き出しながらうなずいた。

「わたしの知り合いで、メジャーデビューした人がいるんだけどさ。やっぱり売れないと、次が出せないらしいのよね。だから、その人の作品、ちょっと自分の好みとはズレてたんだけど、思わず買っちゃったの」
「好みとズレてたって…。どのへんなんですか? 攻めが受けよりチビだったとか?」
vivian先輩の受け攻めのこだわりの一つは、「攻めは受けよりも大柄なこと=受けは攻めよりも小柄」というものなのだ。
「いや。なんていうの、わたし、今は年下攻めが好きなのよね。でもその作品の攻めは年上だからさ……。まあ、いいんだけど」

年下攻めですか……よく見かけますよね、BL作品においては。流行りですかね。

「いやいや、流行とか…あんまりないような気がする。ただの好みなんじゃない? …あ、タイチョーは、特別だから!」
――誰も、そこは突っ込んでませんよ、先輩――。

それにしても「売れないと次が出せない」のは、プロとはいえ、かなりシビアな状況だ。

「先輩、奥付みると、たまに2刷とか3刷とか書かれているものがあるでしょう? あれって、考えてみると相当売れてるってことですよね」
「そうね。BLは、1刷だけのが多いからね…。だから買わなきゃ、ってことになるのよね」

なるほどね。BL以外でも、このごろの書籍の回転は恐ろしく速い。ちょっとでも売れなかったら、すぐに絶版になってしまう。ましてや「売れてナンボ」と目されていそうな、ひたすらエンターテインメントに分類されるBLは、さらにいっそう回転が速くてもおかしくない。

BLだろうが純文学だろうが、いいものはいい。でも「いい」の判断はどうしても主観的になってしまうから、結局、客観的判断として「売れる」に頼らざるを得ないのはわかる。わかるけど――。

「復刊ドットコム」などのように、もっと手軽に、一度絶版になってもリクエスト次第で復刊されるとか、なんらかの「敗者復活」方法がしっかりと確立されるといいのになぁと、思うのだった。

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Comment 2

2006.09.28
Thu
02:37

うみりす #IaTY7YzE

URL

再販と言えば

本業の絡みで出版関係の人とはよく話すのですが、どのジャンルも(漫画や小説だけでなく新書や専門書まで含め)、書店で売りに出してからのスタートダッシュでどれだけ売れたかで、再販が決まるそうです。なので、発売直後にどかっと売れれば、即増刷。そうじゃない場合は、それっきり……という判断になりがちだとか。まあ、じわ~っと売れ行きを伸ばしていくものもあり、全てがそうともいえないようなのですが。

出版社側のCM戦略などに踊らされないためにも、信頼できる方のブログの読書日記などをしっかり読んで、できるだけ長く手元においておきたい本を買うようにしたいですよね。。。最近は、少し前のベストセラー本が、ばかすかブック○フなどに並んでいて、なんだかなぁ……と思ってしまいます。

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2006.09.29
Fri
01:16

lucinda #-

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ベストセラーとか話題になった本は、そうそう簡単に店頭から消えることもなければ、ブック●フに並ばないということもないので、まあ、そういうのは、心配していないのですが。

問題は、そういうのではない本ですよね。
そこがスタートダッシュなわけですね。
>頼できる方のブログの読書日記などをしっかり読んで、
ほんと、そうですね。
実際、言われてみればわたしも、本を買う拠り所は、いまやほとんどブログか、好きな書き手(作家やライター以外も含む)のコラムだと気がつきました。そういう意味では、出版社のCM戦略は、難しくなっている部分もあるでしょうね…。

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