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「赤色サイレン」「赤色コール」(剛しいら)

 29,2009 23:38
ものすごく前に、「消防士が主人公のBLを読みたい~!」とブログで叫んだことがあるのだが、消防署に待機している救急救命士が主人公の作品を、剛しいらさんが書かれていた。さすが、剛さん!

ネタバレを含むので折りたたみます。
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彼には患者の搬送時にしか会えない…。鍛えられた体躯で救急車に乗り込む、救急救命士・風祭信吾は、指定病院の外科医・羽所郁生に憧れている。現場では鮮やかな手際で治療する郁生だが、冴えた美貌にふさわしく、信吾には冷たい。ところが現場以外で初めて会ったとき、なぜか彼から信吾をベッドへ誘ってきた! 年上の医師に導かれ、男を抱く快感にはまっていく信吾だが。

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あいつが搬送して来る患者は、俺が助ける!羽所郁生は救急指定病院の外科医。年下の救命士・風祭信吾が秘密の恋人だ。救急の現場では英雄のような活躍ぶり、でも二人きりになると、大型犬のように甘えてくる信吾。これ以上、夢中になったら別れられなくなる…。悩む郁生の前に、元恋人の麻酔医・麻生が現れて!?年下の一途な救命士×美貌の外科医のラブ・エマージェンシー。

シリーズ2巻。もう表紙を見れば、白衣を着た羽所はいかにもクールそうだし、彼に寄り添う風祭は年下ワンコっぽい雰囲気がダダ漏れ。

風祭が救急救命士の仕事に誇りを持ち、打ち込んでいる様子はもちろんしっかり描かれているのだけど――読みながら、大喜びしたのは、ベッドシーンで、攻めの風祭が感じていることがしっかり描写されていること。そう、風祭はわたしの好物、“感じる攻め”なのだ!

昔の男にしつこくつきまとわれてもてあましている羽所の前に、偶然風祭が行き合わせたのが、二人の関係が始まったきっかけ。“憧れの年上のお兄様”羽所にリードされ、時に戸惑いつつ、「うわっ」と感動詞を発したり、言葉がどもったりする風祭は、なにやら大変そう(<微笑)「先生、す、すぐにいきますから」などと言って羽所に「バカ」とたしなめられたりして、カワイイ。

攻めが「あぁっ」とか「ん……」とか、おなじみのあえぎ声を発しているのもいいけど、セリフがどもっているのは、結構ツボかもしれない……と発見。

しかし「コール」では、風祭は経験を積んですっかり羽所をリードするようになっちゃって、ちょっと残念。とはいえ、羽所の言葉に一喜一憂し、羽所のダメ出しを素直に聞き分けるワンコっぷりは健在なんだけど。

羽所は「クールビューティーな襲い受け」ではあるが、ゲイで風祭よりも7歳年上だという気負いのせいで、年下でノンケの風祭に本気になってはいけないという守りの気持ちと、風祭の将来を考えたら別れるべきかもという迷いを抱えている。これって、典型的な“年上の悩み”ではあるけれど、「ワンパターンだなぁ」などと読んでいて白けたりしない。そりゃそういうことも考えるよねぇ……とうなずいてしまうあたり、“典型的”というより“普遍的”な悩みなのかもね。

そしてもう一人、気に入ってしまったキャラが、風祭の先輩でレスキュー隊員の梶原。どうやらゲイらしく、冗談ぽく振る舞いながらも風祭を狙っていたらしい梶原は、そばにいたら暑苦しそうだけど、実に頼りがいのある体育会系アニキな男なのだ。風祭は、ほかの先輩の救急隊員にも可愛がられているし、もしかして結構な年上キラー……?

「コール」で、風祭に憧れ救急救命士を目指す後輩の美咲(※名字。キャラは男)が梶原にも可愛がられているようなので、わたしとしては、梶原に美咲はどうかと打診してみたいところだ。でも185センチもあるデカい風祭を気に入っている梶原には、美咲は対象外かしら。

「サイレン」では飛び降り自殺未遂や酔っ払いのケガ、老人ホームの火災、「コール」では交通事故や家庭内暴力の被害、ドラッグ中毒によるたてこもりなど、ストーリーにはいろいろな事件が次々に発生する。この展開が、いかにも日々、さまざまな事故や病気、事件に対応している救急隊員の日常をうまく切り取っているように思え、同時に、事件や事故の行く末が気になってどんどん読み進められる。

この作品を読むと、救急車を見かけたりサイレンの音が聞こえたりすると、ちょっと妄想も発動しそうになってしまう、かも。もう少し、風祭×羽所(&梶原)の話が読んでみたいんだけどなぁ……続き、やっぱりムリかしらね?
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Tags: 剛しいら 神崎貴至 感じる攻め 連作レビュー

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