やはり早すぎる
ネットのニュースでは「グイン・サーガ」が未完に終わったことを悲しむ記事が目立っていたけれど――実際、先輩ズも真っ先に思ったのはそこらしく、vivian先輩によると、「栗本薫が亡くなったって……! どうなるんだろう、グイン・サーガ!?」と、miriam先輩と携帯メールでやりとりしたらしい。作者の死と同時にその作品の行方をも悼んだ人は全国にたくさんいたに違いない。
わたしにとっては、BLにハマった初め頃に読んだ「タナトスの子供たち」がものすごく印象深い。ちょっと前に実施したアンケートの「腐女子の第一子長女率の高さ」のヒントというか元ネタも、ここから頂戴したしね。ネットのニュースの中に、「若手を育てようという気持ちの強い作家」というコメントがあったのだけど、確かに、かつて「小説 JUNE」で「小説道場」を主催されていたもんなぁ……! なんだか、昨年の氷室冴子さんといい、ライトノベルズの先駆者的な人が亡くなっているような気がする。こうしてまた時代が変わるのかなぁ……などと思ったりして。
ところで先輩ズはこの夏~秋にかけて、ご贔屓のV●のライブへ繰り出そうと計画中らしい。しかし地方で開催されるラスト公演が、なんとハボロイオンリーイベントと重なり、「どっちを選ぶ~!?」と本気で悩んでいるんだとか。
「でもさ、オンリーで買えなくても、その後のイベントとか冬コミで買えるかもしれないし」
「だけどオンリーでしか買えない本もあるじゃない?」
「ねね、イベントに午前中出て、その後ライブに行けないかな?」
――そんな悩ましい話し合いが続けられているという。先輩たち、相変わらずアツいですね! てか、萌え萌えでまぶしいくらいッス!
こういう腐女子たちの右往左往ぶりを、栗本薫さんは微笑みながらご覧になっているんじゃないかしら――勝手な想像だけど。
栗本薫さんのご冥福を心からお祈りします。
