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今回もアタリ~麗人Bravo!~

 25,2009 23:35
「子連れオオカミ」シリーズが掲載されていると知って、どうにも我慢できずに買ってしまった「麗人 Bravo! 2009年4月号」。買ってよかった雑誌の部類だった……!
bravo.jpg
ユギさんの表紙絵が超ステキだと思う。とくに右側。

もうあちこちのブログでレビューが上がっていて、そのどれもにウンウンうなずいているような状態なので、言いたいことはすべて被ってはいるんだけど――でも、繰り返して言う。

オオカミシリーズの完結編(?)「オオカミの血族 最後の楽園」は、すごくよかったよ――!

実は、「麗人」1月号の「オオカミの血族」でお終いにしてしまっても、これはこれで余韻があっていいかなぁ……と思っていた。だけど、意地っ張りでちょっと気難しいあっくんが、のんの温かさによろめくその瞬間が見られて満足。息子の正ちゃんをあやしながら、のんとキスしたものの、照れてのんを押しのけるシーンが最高にプリティーだ。

のんの長年の想いが叶ってよかったね――というか、一筋縄ではいきそうにないあっくんを篭絡(って言い方はビミョウかしら)した手腕はお見事!という感じ。赤ん坊の頃はパパに、大人になってのんに、背中から抱っこされるあっくんの安心感が、読んでいて伝わってきた。

これねぇ……黒ニコさんのブログでも書かれていたけど、子ども世代を中心に、コミック1冊分、読めたらすごく幸せだなぁ……と思う。描かれていないことでこちらの想像力は刺激される楽しさはあるけど、描かれたものを見たい欲求の方が強い感じ。別に続編が読みたいというわけじゃないんだけど――ファンはわがまま、ってこういうことでしょうかね。

ところで、乱菊さんのブログにも触れられていたけど、井上佐藤さんの性別が明らかになっていて、おおっ……!と、巻末のライターズコメントをしげしげと見つめてしまったのだった。いや、男性だろうと女性だろうと、面白い作品を読ませてくださるならどちらでも構わないんですよ!?

そのほか、「いいわぁ!」と思った作品は、「地獄行きバス」(明治カナ子)と、「花びらのゆくえ」(吉池マスコ)、そして「春に孵る」(国枝彩香)。

「地獄行きバス」は、恋人の結婚に苦悩する男・カンちゃんの話。「女に男を奪われるのはこれで4回目だな。二度とこんなことが起きないよう、ゲイの友人から“生粋のゲイ”とお墨付きをもらって紹介されたのが修だった」というカンちゃんのモノローグを読んで、バイが敬遠される理由をうっすら感じたような気がしたりして。しかし、筋金入りのファッションフリークなカンちゃんの、ひざを45度以上曲げないとかボタンを付け替えるとかいった“服へのこだわり”に、苦笑しつつも感心。

「花びらのゆくえ」。やっぱりわたしは吉池マスコ作品を読むべきなんだと改めて思う。もうねぇ……二回り年下のカワイイ拓くんへの気持ちに揺れる“おじさん”の姿が愛おしいのだ。satoさんのブログでも引用されていたけど、「ドリンクとわ●もとはおじさんのお守りだから」のセリフがイイ! そして個人的にツボなのが、おじさんが利用していたらしい風俗店の店長。拓くんが好きだけど自分に自信のないおじさんを励ます店長の、ブランコから飛び降りるシーンがたまらなくスキだ。

「春に孵る」って、明治カナ子さんが描きそうな雰囲気でもあるなぁ……と、今、思った。ともかくこれを読むと、……国枝さん、「耳たぶの理由」はやはり戦略的BL王道作品だったんですね……としみじみ思わずにはいられない。この作品には、かっこいい攻めとかかわいい受けとか、そんなことはどうでもいい緊迫感に満ちている。女性の佳苗を中心に持ってきたところは、ある意味戦略的なのかも。でもこれ、月読さんのブログでも指摘されていたけれど、確かにBLを超えちゃったね。男×男だけの関係だけで完結する話じゃなくなっているもんね。

「ひとりよりさみしい」(山田ユギ)、「ぎこちないけど愛だろう」(深井結己)も悪くなかったし、雑誌一冊、読みでがあって大変満足。景気のせいなのか何なのか、BL界もちょっと元気がなさそうな印象があるけど、ここは踏ん張ってもらって面白い作品をどんどん出して、「読んでよかった」な幸福感に浸らせてほしいなぁ……と思うのだった。

――ファンはわがまま、ってことでしょうかね、これも――。
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Tags: BL雑誌 井上佐藤 明治カナ子 吉池マスコ 国枝彩香

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