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そのBLのデータが気になる

 05,2009 03:50
「首都圏は雪に注意してください」と、何度も何度もテレビから呼びかけられていた4日、水曜日。けれどもわたしは、たとえどんなに気象予報士に警告されようが、雪が積もって足元が悪くなろうが、出かける気満々だった。

だって、「BLパンチドランカーとはずがたり」の黒ニコさんと、お会いする約束をしていたんだもの!

そもそも、「子連れオオカミ」の子どもたちの話が掲載されている「麗人 1月号」を貸してあげましょうか?と、黒ニコさんがおっしゃってくださったのがきっかけ。もうイチもニもなく飛びついて、渋谷のまんだらけで待ち合わせすることに。結果的に雪もほとんど積もらず、足場もそれほど悪くなかったのは、誠に幸運だった。

「オリジナルの同人誌の棚付近」で無事黒ニコさんと合流。事前に、いろいろ待ち合わせの目印などをやりとりしていたとはいえ、実際にちゃんと会えると、嬉しくなっちゃうもんですね。

しばらく店内をうろつきまわり、「これ以上いたらもっと買ってしまうからヤバいわ」「J庭が近いのに!」と、お互いそそくさと会計を済ませ、中国茶のお店に移動。

090304.png
左上から時計回りに菊のお茶、青大豆のアイスケーキ、キームン、マンゴープリン(ウロ覚え)。どれも美味。

「これ、忘れないうちに……」と、黒ニコさんから「麗人」をお借りし、話し始めたのが16時前だったかしら? それから延々延々しゃべり続け、途中で居酒屋に移動し、結局22時半までしゃべり続けたのだった。

しゃべりすぎ!――確かにそうなんだけど、どうにも話が止まらなかったのよ。別にずっとBLの話ばかりしていたわけじゃない。時に家族のこととか、時に音楽のこととか、時に草食男子のこととか、時にフェミニズムなど様々なリベレーションのこととか、もう、思いつくままに話しまくった。

黒ニコさんの話やコメントが、また「なるほどな」と納得させられ、「そういえば」と別の話題を連想させられるというか<責任をなすりつけているわけじゃありませんよ!

そんな中で、「これはブログネタですね!?」とお互いに意見一致し、ありがたくいただくことにしたのが、「BLの一番の売れっ子作家とか、一番売れた作品とか、どのくらい売れたか、謎ですよね?」ということ。
BLのレビューサイトはいくつもあり、BL関連のブログもたくさん存在し、そのブログの中で「買いすぎた!」「今月これだけ読んだ!」などといった、金額や冊数のレポートをしょっちゅう見かけるけれど――“読者=消費者側”ではなく、“出版社=生産者側”の数字って、今のところ聞いたことがないなぁ……と盛り上がったのだ。

「増刷している作品って、やっぱり売れていると思うんですよ。でもそもそも、BLって初版でどのくらい出すんでしょうね

l 「ですよね。そういえば聞いたことないかも。初版でどのくらい売れれば“売れた”ことになるんでしょうかねぇ……。よく“CD化されます”ってお知らせがありますが、CD化されるってことは、それなりに売れているとは思うんですけど……その目安、わかんないですよね」

「あと、わたしはまったく読もうと思わないし、レビューサイトや、よくお邪魔するブログでも取り上げられているのを見たことがない作品ってあるんだけど、それがすごーく続巻を出してたりすることもあるでしょう? あれって、結局人気があって売れてるってことですよね?

l 「た、確かに……」

「例えばコミコミスタジオの売り上げベスト10ってあるけど、あれはあの書店の売り上げですもんね」

そう、書店の売り上げじゃなくて、BL作品を出している出版社全体の売り上げってのが、気になるのだ!

l 「それでいえば、BLで一番の売れっ子作家って誰なんだろうってのも、疑問ですよね

「ああ、一番作稼いでる作家ってことね?」

l 「そうそう。よくチェックするレビューサイトやブログって、自分の好みや嗜好が似ているから、高評価の作品や作家は似たような傾向になるのかな、と思うんですね。例えばわたしと黒ニコさんは木原音瀬さんが好きだけど、木原さんがBLジャンルの一番売り上げのいい作家かどうかはわからない」

「でしょ? あちこちで、あの作品がよかった!とか、昨年の一番よかった作品はこれだ!とかいっても、それが一番売り上げがよかったのかどうかは、わかりませんもんね。そしてやっぱり一番売り上げがよかった作品が、どのくらい売れたかが、これまたわからない

一般書だったら、“ベストセラー”とか、“50万部突破”とか華々しいコピーがつくけどねぇ……。

「発行部数や売り上げ数がわかると、腐女子の数もなんとなくわかるのかなぁ……と思うんですよね。もちろん、正確ではないと思うけど」

l 「そうですよね。商業誌は買わないって人もいるけど、ざっくりとした数字は出そうです」

ううむ……と唸りあうわたしたち。んもー、こういう客観的なデータこそ、「このBLがヤバい!」とかで取り上げて欲しいものよ。宙出版がBLから撤退する今となっては遅いけど。というか、「宙出版のBL撤退って、やっぱりショックよねぇ」としみじみ話しつつ、黒ニコさんのこの言葉が、けっこう印象に残った。

「レビューサイトとか、ブログとかいろいろあるけど、それって、その管理人の“好き嫌い”や“萌え”によって論じられているでしょ? そうじゃなくて、自分の好みや萌えに左右されず、作品の構成やストーリー展開や作品の質なんかを評論する、いわゆる一般書の“評論家”にあたる人って、BLにはいないなぁと思うんです」

――そういわれてみれば……! まあ、一般書の評論も、結局は評論する人の好みが反映しているんだろうけど、それを言ったらキリがない。

「でもBLって、すごく個人の好みや萌えを作品に求めるジャンルだから、そういう評論を出しても、感情的な反応が返ってくるのかもしれないけど」

l 「それは大いにありえますね。そういう“評論”は、お金もらわないとやってられないかも」

「そうねぇ。だけど、BLの評論だけじゃ、儲かりそうにないけどね

間違いないね、アハハ!――と、なんだかちょっとむなしく笑いあうわたしたち――。

でも「評論」はともかくとして、BL作品(小説、マンガ、CDなどなど)の発行部数、売り上げ数、一番売れた作家、一番売れた作品って、やっぱりちょっと知りたいなぁと思うのだった。どこかでデータが出てるのかしら? 今、ちょっと検索すると、「小説花丸」の発行平均部数などについては、白泉社のページでわかったけども、これは雑誌だものねぇ……。

そうそう、黒ニコさんといえば、昨年の、小林典雅さんの「美男の達人」を応援する企画「華麗なる一族キャンペーン」が、ものっすごく印象的なんだけど、今回お会いして、やたら「BLの売り上げ」云々を話したせいか、愛してやまない典雅作品のことがお互い気になって仕方なくなってきた。

そのため、次に典雅さんの新刊が出た暁には、力を合わせて応援キャンペーンを実施しよう!と意見がまとまったので、今からワクワクしている。言っておきますが、典雅作品の新刊が出るのかどうかは知りません。知らないけど、出た時のための備えなのだ!

――取らぬ狸の皮算用だなんて言わないで。備えあれば憂いなし、とも言うじゃありませんか!

黒ニコさん、楽しい時間をありがとうございました! またお会いましょう。
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Tags: オフ 腐友

Comment - 2

2009.03.07
Sat
20:04

きのこの森 #-

URL

はじめまして。黒ニコさんとの対談(?)とっても興味深く楽しく拝見しました。確かに一番売れているBLってどのへんなんでしょう?私の数少ない腐女子友達は二人いるのですが、私を含めた3人(30代)とも好みの傾向が全く違うのです。その三人の購入がかぶっている作品は英田サキさんの「エス」でした。年代別の売れ筋とかも気になりますねー。

編集 | 返信 | 
2009.03.07
Sat
23:03

lucinda #-

URL

きのこの森さん、コメントありがとうございます。
「エス」はわたしも大好きな作品だし、BLの中の名作だと思っていますが……これも個人的な思い込みですからねぇ……。
自分の好みや趣味とまったく同じな人って、なかなかいないと思います。だからこそ、ジャンル全体の売り筋、考えると気になりますね。

編集 | 返信 | 

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