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ぐるぐるしくもほのぼの―「恋について」(木原音瀬)

 23,2006 12:33
恋について恋について
木原 音瀬 大竹 とも

蒼竜社 2006-07-20
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ブライダルコーディネーターの朝霞は、彼が最初に担当した客・笹川と偶然再会する。笹川夫妻は、朝霞の式当日の失敗を笑って許してくれたやさしいお客様だった。

そんな紹介コピーを読んで、これが一体どう2人の恋に発展していくのか、というか、どうBLとしてまとまるのか疑問だったのだけど、なるほどねぇ…と感心した。偽装結婚だったか…しかも妻の…。

この作品も、お互いストレート同士なのだが、「オレは今まで女が好きだったのに、どうして男を好きになっちゃったんだろう…」という気持ちは早々に踏み越え、「好きな気持ちが、相手に伝わらない…」「好きだけど、相手に嫌われたくない…」(この作品の場合、文末に"…"が入るのがしっくりくる感じ)という葛藤と不安がずーっと渦巻いている。とくに後半部分は、かなりグルグルとぐるぐるしい。

笹川の気弱なヘタレぶりにイライラし、朝霞の不安や怒りに、けっこう共感してしまった。今流行りのワンコ攻めになるのかな。

木原さんの作品には、攻めのひたすら一途な、ある面かなりうっとおしい受けへの強い想いと、戸惑いながらそれを受け入れる受け、という関係性が共通しているのかなと思っているのだが、この作品は、そこからはちょっとそれている印象。それは、受けの朝霞の笹川への気持ちも、かなり強めに書かれているからかもしれない。

本の雰囲気から、そして大方のBL作品の傾向から、多分きっとハッピーエンドだろうと思いつつ、最後までドキドキしてしまった。派手な事件など起きたりしない、フツーのリーマン同士の恋愛モノなのに、最後までひっぱるのは、さすが。
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Tags: 木原音瀬 大竹とも

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