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売り子さんで初参加★夏コミレポート

 17,2008 23:33
ネット上での脅迫から、手荷物検査が実施されることになった、夏コミ。無差別殺傷事件が頻発しているこのご時世、仕方ないかなぁ……と思っていたら、水曜に、vivian先輩から緊急の連絡が。

「お世話になっている先生から、売り子のチケットが2枚あるって連絡があったんだけど、一緒にどう? ほら、手荷物検査もあるからさぁ、入場には絶対時間がかかると思うの」

――うわぁ、一度体験してみたかった、イベントの売り子さん。たしかに手荷物検査の懸念はあるけど、何よりも、一般入場前に参加できるという体験をしてみたい!――

そんな風に思って、一も二もなく、「行きますッ!」と返事をしていたのだった。自分はともかく、先輩ズも本を出しているわけではない今、売り子さんを経験できるチャンスなんて、自分には早々巡ってこないと思っていた! うーん、持つべきものは友、というか先輩ですね。ありがとうございます、vivian先輩!

長すぎるので、折りたたみます。
<7:20>
「スペースには9時には到着しておきたいから、8時45分に国際展示場に到着するようにしましょう」というvivian先輩のメールから、出発時間を逆算。7時20分ごろに電車に乗ったのだが、ちなみに、この時間はいつもの出勤時間より1時間早め。でも全然平気。前日は遠足前の子どものように、興奮してよく眠れなかったとはいえ、どうして遊びだとこんなにスッキリ目覚められるんだろう……ゲンキンすぎる、わたし……。

イベント当日は、りんかい線ホームはいつもリュック背負ったお兄さんやカートを引きずるお姉さんたちでごった返しているけど、今日は、“カートにダンボールを固定した”いかにも「これからイベント会場に持ち込みます!的な人たちが目立った。

<8:45>
「国際展示場」駅に到着すると、すでに一般参加者の行列ができていることに驚く。このヒトたちは何時から来ているの!?

「あー、徹夜は禁止されてるから、始発じゃない?」とvivian先輩は言っていたけど、それにしてもかなりな人数。今日が涼しくてよかったよなぁ……と思っていたら、「そうそう、金曜はめちゃくちゃ暑かったでしょ? 昼ごろなんて、買い物をすませたお兄さんたちが、そこらへんの木陰にゴロゴロ寝転がってたからね。家に帰れよ、って思ったけど、暑すぎて力尽きたんだろうねぇ……。でも買った本を置き引きされたらどうするんだっつうの。すぐに“だらけ”とかで売られちゃうよ?」とvivian先輩。ああ、怖い世の中だ……。

<9:00>
会場に到着すると、オープン前の準備で大勢の人たちの発する熱気で、なんだか蒸し暑い――と思ったら、オープン前なので、外につながるシャッターが締め切られているのだった。「暑いー!!」といいながら、今回参加させてくださったサークルの先生や関係者に挨拶し、オロオロと準備を手伝……ったつもり。

いや、実のところ、ほかの売り子さんたちは毎回参加しているらしく、本の並べ方やらチラシの用意やら、貼り紙の位置やら、ありとあらゆることをテキパキこなしていて、もうまったく、わたしが手伝えるところなんてないのだ。わたしがやったことなんて、貼り紙がキチンと貼られるように固定したことぐらい。ショボい。vivian先輩は、配布物へのスタンプ押しをがんばっていた。

<9:30以降ごろ>
本日販売される本の種類と値段を確認。「新刊は3冊で、1700円」「コレは300円」「コレは3月に発売されてて、1500円」など、必死で頭に叩き込む。買ってくれたお客さんには、チラシなど配布物が2種類あるのも忘れちゃならない。うわー、暗算しなくちゃいけないけど、できるのか、わたし!? ……とひそかに不安になるも、ま、先輩はじめ、慣れているほかの売り子さんがいるから大丈夫さ――と、すぐに気を取り直す。われながらお気楽。

<10:00>
「lucinda、先に買い物してきなよ。あ、ココとココの買い物をお願い」とvivian先輩に言われ――あ、買い物は、やっぱりバラバラに行かないといけないんですね、一緒に行けるわけじゃないんですね――と思いながら、スペースを後にする。と、開場の合図とともに拍手が。あ、これか! 先輩がいってた「開場の時はみんなで拍手するんだよ」って言ってたのは! と納得。なんだか和やかでいいなぁ……と思いつつ、一緒に拍手しながら大手さんにバンバン立ち寄って、サクサクと買い物。いやー、これがサークル参加の醍醐味ってヤツかしら。

<10:30>
一通り目的の買い物は済ませ、買い物はvivian先輩と交代。いよいよ売り子デビュー――とかいいなが、でもやっぱりわたしのできることは少なく、せいぜい、お買い上げの本に添える配布物をとっさに用意するか、「いらっしゃいませー」と呼び込んだくらい。「オリジナルの新刊は…」「冬コミ以降に発売された本は…」などという想定外の質問(※個人的に)が投げかけられるたび、ベテランの売り子さんにまわしまくる。ダメな売り子だ――orz。

でも、「友人に頼まれて、買いに来たんです~」とか、「暑いですよねぇ…」とか、お客さんとやりとりできるのが思いのほか楽しい。「気をつけて~!」「ありがとうございます!」と、妙に笑顔で答えてしまう。ああ、昔やっていた販売のバイトの記憶が蘇るなぁ……。こういう、シンプルなコミュニケーションっていいよなぁ……としみじみしちゃうわ。

<12:00>
「金曜はさあ、手荷物検査のせいか、入場の規制解除が12:00ごろだったんだよ!? もう暑いわ、人は途切れないわで、ホント大変だった」と、vivian先輩は言っていたけれど、この日も結局、規制解除されのは12:00近く。

確かにこれまで参加したコミケは、いつも人が多くて大混雑――な印象はあったけど、今日はことさら混雑していたような気がした。それはもしかしたら、売り子として、スペースから“定点観測”できたせいで、そんな風に感じたのかもしれないけれど。

さらにそんな状況のせいか、せっかくシャッターが開放されていても、会場は蒸し暑い。こぎれいな格好をしたお嬢さんも、暑さのあまりタオルを首からかけ、なかには冷えピタをおでこや胸に貼り付けて移動したりなんかして、ちょっとたじろぐ。

「暑すぎて、なりふりかまっちゃいられないのよね」と言うvivian先輩も、凍らせた手ぬぐいを首にかけ遠くをみつめている。――先輩!?

カートにフタの開いたダンボールをセットし、買った本をそこに詰め込んでいく、ちょっと年配のお客さんをちらほら見かける。うーむ……実際的だし気合がビシビシ伝わってくる……。

「疲れたら甘いもの補給して~!」と、差し入れのお菓子をいただく。なかには、あらかじめ用意してきたらしいおにぎりを頬張る人も。こうして、スペース内で一緒に何か食べたり、しゃべったりしているうちに、みんな仲良くなるんだろうなぁ……。実際、わたしはほかの売り子さんたちとは初対面だったけど、一緒に本を売り、おやつをつまむうちに、ちょっと打ち解けられた感じはしたもの。

<13:00すぎ>
お客さんも一段落し、用事もあることから、vivian先輩と共に撤収することにする。スペースのみなさんに挨拶して駅へ。しかし駅からイベント会場に向かう人の波は相変わらず途切れず、この先も混雑が続くのかなぁ……とぼんやり眺めたのだった。

初の売り子体験、あまり、いや、ほとんど役には立てなかったけど、なかなか面白かった。うん、「イベントで友人に会えるのが楽しい」という意味が、なんとなくわかった気がする。それって、単に会場で友人に巡り合える、という“偶然さ”を期待しているのではないんだなぁ……。「サークル参加」に何らかの形で参加することで、そこでしか会わないながらも、気の合う人たちと再会できる楽しみができるということなんだろうなぁ……。

そんなことを思いながら、やっぱり満員のりんかい線に乗って帰ったのだった。

#「最近は、来場する若いお兄ちゃんたちも、オシャレなコが増えたんだけどさ……それでも、彼らが持ってる“罰ゲームな紙袋”を見ると、ああ…って思っちゃうんだよねぇ」

vivian先輩がしみじみとつぶやく。「罰ゲームな紙袋」とは、つまり、いかにもな美少女や、人気のキャラクターがカラーで大層美しく描かれた、大きな紙袋のこと。そう、お兄さんたちは、ピンクやクリーム色などラブリーかつファンシーな紙袋を、会場を離れてもけっこう平然と持ったまま移動する。「そんなの持ってたら、いかにもオタクじゃん!」などと焦り、仮にそんな紙袋をもらっても折りたたんで隠してしまうわたしたちは、自意識過剰なのか――それともそこが、男女の差なのか――。

「ね、lucinda、あーんなにカワイイ男の子たちでも、持ってるのはあの紙袋なんだよ?」
「まあしかし、同じオタクってことじゃないですか……。わたしたちが求めている“オタクな男”の条件にはピタッとハマってますよ?」
「そうね。でもアイツらは、わたしたちみたいな3次元の年上の女……つーか、オバチャンよりは、2次元の美少女の方がいいんだよね、きっと」

――vivian先輩……。「それは違う」と否定できないところが辛いところです。どんなに「その胸のデカさはありえない」「その腰の細さはおかしい」と文句をつけたところで、萌えには叶いません……。ま、わたしたちも、「そんなにイイ男同士でアレコレあるもんか!」と糾弾されたら、なーんにも言えないんですけどね――ハハハ。
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Tags: イベントレポート

Comment 7

2008.08.18
Mon
09:33

みち #akJVOkEc

URL

お疲れ様でした♪

うわー暑いなか、お疲れさまです! 
(お久しぶりです・笑)

いいなあ、すごく楽しそう…「学校祭」みたいな感じで…。
私は田舎住まいなので、イベント参加は夢のまた夢なので、lucindaさんのイベントレポートを楽しみにしていました。
(ああ、しかも売り子さん参加されたなんて、羨ましいなあ…)。

とても臨場感たっぷりなレポートをありがとうございました。そして「罰ゲームな紙袋」という名言をつぶやかれたvivian先輩にも、どうぞよろしくお伝え下さいませ♪

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2008.08.18
Mon
10:35

月読 #-

URL

お疲れ様です!!
毎年この時期になると参加したいなあ~と思うんだけど、あまりの暑さにくじけます。
以前友人が出ていた時には一切興味がなく、そやつが足を洗ってからアレ買ってこいコレは売ってなかったのか!と言うもんだからものすごく嫌がられてます(爆)
一度でも売り子チケで入場すると、並んで入るのがイヤになると友人は言っとりましたが、なんにせよ仕事でいけないワタシは一度は行きたい夢の場所でございます。

編集 | 返信 | 
2008.08.18
Mon
20:14

en #62/4nzbo

URL

お疲れ様でした

売り子さん、お疲れ様でした!
私は毎回、一般参加しています。今回は1日目と2日目の参加でした~。
出来れば3日間参加したかったのですが、体力的、金銭的に無理だと諦めた次第。
金曜、土曜は殺人的な暑さでしたよ。担架や車椅子、台車で運ばれる人が、例年になく多かったような。それに参加人数も増えているように感じました。
手荷物検査って行われていたのでしょうか?私が入場する際には検査されませんでした。
警官の数は多かったです。若いお巡りさんが炎天下立っているのをみて、申し訳ない気持ちと「制服って良いわ」という邪な気持ちになりました…。制服好きなんですorz
長々と書き込んで失礼しました。

編集 | 返信 | 
2008.08.18
Mon
22:26

miriam #SFo5/nok

URL

おつかれさまでした

充実のサークル参加&売り子体験だったようですね!ワタクシがまだサークル活動してたらぜひ売り子してもらったのに(笑)
日曜は少しは涼しかったようでよかったですね。今度戦利品を拝ませてくださいね~

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2008.08.19
Tue
08:25

lucinda #-

URL

>みちさん
ああ、こちらこそご無沙汰しまくっててすみません…!お元気ですかー?

そう、本当に学園祭みたいなムードを感じました。貴重な機会だったなぁ…と思います。vivian先輩にも伝えておきます!

>月読さん
たしかに、コミケのころは、クソ暑いかクソ寒いかのどっちかですもんね。日曜も、友人からのおつかいらしいお客さん、多かったですよ。友人使ってでも読みたいですもん…。
一度、月読さんもいらっしゃることができたらいいですねぇ。そのときはお会いしましょう。

>enさん
2日も参加されたんですね。お疲れ様です。金・土の暑さは本当にハンパじゃなかったので、そりゃ倒れる人も多かっただろうと…。
手荷物検査、時間で区切ってたんでしょうかね? 警察官は、たしかにちらほら見かけました。
>「制服って良いわ」という邪な気持ちになりました…
わかりますわかります(笑)。

>miriam先輩
おかげさまで楽しい経験でした。涼しいのもよかった。うーん、先輩がサークル参加されていたら、何はさておいてもはせ参じますよ。バンバン売ってみせます!<強気。
戦利品、もちろんです!てか、今度こそミーティング参加です。

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2008.08.20
Wed
12:35

かりんこ #-

URL

こんにちは、lucindaさん。
3日目、売り子されてたんですね~。
ひょっとしたら買い物したかも?とか思ったんですが、新刊が2冊も出ててペーパーにスタンプが押してある所には寄ってなかったみたいです。残念!
でも私も10時頃に大手さん回ってたので、ひょっとしたら同じ列に並んでたかもしれないですね(笑)

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2008.08.21
Thu
02:15

lucinda #-

URL

こんにちはー。ご無沙汰しております…。

そう、思いがけず売り子をしていたのですが、かりんこさんも、もしかして売り子とかサークル参加を……!? うんうん、ホントに、もしかしたら同じ列に並んでたかもですね。というか、これまでも会場ですれ違っているような気がしてなりません(笑)

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