歯科医は告白する

 30,2008 23:59
詰め物が取れて歯医者に行ったら、虫歯も見つかり、「あと2回は来て下さい」と宣告されたのが2週間前。

虫歯の治療って痛そうだよなぁ……とブルーになりながら再び行ってきたのだけど……いやぁ、アレは麻酔なしには耐えられないって! 歯周病チェックの歯周ポケットの検査さえ、痛いったらありゃしない。

「この前はさー、麻酔なしでやったでしょ? 今回はやけに痛がるね」
と不思議がる先生。ぢぐじょー! 気持ちいいぐらい他人事ですね!?

「いえ、この前は、詰め物が取れたということで来たわけですし。今回は虫歯ですから」と抗議すると、

「あ、そうかそうか。最初から麻酔すればよかったね」

と、先生はアハハと笑うのだった。なんですか、その心の伴っていない受け流しっぷり。

「ボクさぁ、どうもSみたいなんだよね。先週も、男性の患者さんが自分の彼女を連れてきたんだけどさ。その彼女ってのが『治療が痛いって聞いたから来ました』って言ってて、なんか誉められたような気がしたんだけど」

――誉めてないと思いますよ、先生……――

「ボク、患者さんが痛がっているのを見るのが好きっていうかさぁ……。あ、いや、歯科医って、そうだと思うよ? あ、あのヒトも絶対そうだって!」と、先生が指差した先にいた歯科衛生士(女性)は、「失礼なこと言わないでください! わたしは仕事柄、やむを得ずやっているんです!」と反論していた。

ま、ね。「歯科医師はS」ってことは、あちこちで聞いたことはあるけども――歯科医自らカミングアウトですか――。しかしわたし、先生を単にSだと断定するのは、ちょっと疑問なんだよね。

この歯科医院とのつきあいは長いのだけど、3年ぶりくらいに行ったら、診察室に海の生き物の写真が貼りまくられ、治療台に設置されているモニターには、ダイビングして撮影されたらしい海中の様子が延々と映し出され、思わず目を疑った。「ダイビングにハマってねぇ。もう毎週、潜ってるんですよ」と話す先生の夢中さが、そのまま診察室でカタチになっている感じ。

そういえばその前は、お子さんが幼稚園だか学校だかの図画工作で作ったらしい作品がちょこちょこと診察室に飾ってあった。それにBGMは常に80~90年代の洋楽だし、治療中にBGMに合わせて鼻歌を歌っている時もある。そう、診察室はなんというか、先生が今現在好きなものや夢中なものが、思うまま、ありのままにあふれているのだ。

「先生はSっていうより、なんだかマイペースなフリーダム、って感じがします」と言うと、先生は「そうかなぁ」と笑いながら、また見事に受け流して治療を再開したのだった。

――その受け流しっぷり、その唯我独尊なムード、“攻め”っぽいとは思いますです、先生。

今さらですが、先生の腕は確かなんですけどね。ええ……。


さて、職場での総攻め認定・プロフェソルは、相変わらずの突っ込みどころ満載ぶり。

えー、まず、携帯電話の着メロが琴の音だった。電車の中で「パラピラピン♪」と聞こえてきた時は、思わず目を瞠って吹き出しそうになったっけね……。

そしてクライアントへのプレゼン時、「これは忘れず言ってください」とお願いしたことを、きれいサッパリ忘れて、「あ、忘れちゃった」と、こともなげにあっさり悪びれずにおっしゃいやがるところも、プロフェソルならでは。

そんなプロフェソルの話をvivian先輩に報告したら、

「あー……、その人さぁ、銀縁メガネをかけててー、痩せててー、なーんか書類の山に囲まれているような感じ?」

と、見たことのないプロフェソルのイメージを話してくれたのだけど――先輩、まさにそのまんまですよ、プロフェソルは!

プロフェソルが、あまりに想像しやすいキャラクターなのか、vivian先輩の直感が異様に鋭いのか――いずれにせよ、引き続きプロフェソルからは目が離せません。
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