テレビで一喜一憂

 13,2008 21:38
見忘れたり、外出で見逃したりして、テレビドラマはなかなかきちんと見られないのだけど、今期、「ラスト・フレンズ」はけっこう見ている。

というかですね――これ、妹・スウの強力オススメドラマなのだ。何しろ初回が放送された週末、一緒に買い物に出かけた時に「『ラスト・フレンズ』、めっちゃいいよーっ! 上野樹里がものっすごいカッコいいんだって! ビデオ見る!?」と、5回くらい言ってきやがったほど。いくら好きだからって、5回も言わなくても……スウちゃん……。

でもたしかに、上野樹里がカッコいいのだ。親友の長澤まさみ扮する美知留をひそかに思い続けているボーイッシュな女の子・瑠可。パツパツに髪を短くして見かけが少年ぽいだけじゃなく、仕草とかしゃべり方が「ホントに男の子」な感じ。カッコいいわぁ……のだめのときはそれほど思わなかったわたしだが、今回はほれぼれと見惚れちゃう。

先日見たところでは、彼女はビアンではなく性同一性障害ということだったけど、自分自身への葛藤や親友への想いの苦しさが表情にも身振りにもにじみ出ていて、ついつい見入ってしまう。ドラマにはほかにもいろいろと問題を抱えているキャラクターがいるのだが、いやー、樹里ちゃんが全員食ってるよなぁ……と思うほど。

あちこちでこのドラマの評判はいいみたいだけど、それもむべなるかな。

そうかと思えば、昨夜見た深夜のバラエティ番組は、なんだか見ていて複雑な気持ちになってしまった。

内容は、母の日に1日だけ、オナベが母のために女性の格好をするのを、オリラジやハリセンがプロデュースするというものだったのだけど――何が釈然としなかったかって、変身途中のシーン。

このオナベさんは、もうどこからどう見ても男性という感じで、ヒゲもあるしスネ毛だってけっこう濃い。それなのにそのまま膝丈のワンピースを試着させて「カワイイ~!」ってほめてもねぇ……ワンピースからスネ毛もじゃもじゃな足が丸見えだし。ヘアメイクして「似合う~!」と盛り上がられてもねぇ……ヒゲがあるままだから、なんだか金髪ロン毛の格闘技好きな兄さんみたいだし。最後はスネ毛もヒゲも剃って(多分…)、メイクもして「女性」として登場したけど、途中経過がちょっと面白おかしい見世物的扱いのように思えて、やだなぁ……と思ってしまったのだった。もっとデリカシーを働かせてよね。

番組で唯一「いいわぁ…」と思ったのは、オナベさんのお母さん。懐が深そうな、とってもステキな人だったのだ。なんでも、オナベさんの一番上のお兄さんはオカマさんらしく、なかなか濃そうな家族だが、お母さんはドーンと受け止めて見守っている……という感じだった。こういうお母さんだから、オナベとはいえ「お母さんのために1回くらいは女の格好を見せてあげたい」と思ったのかも。

以前にも書いたけど、にぎやかしとか冷やかしとかイロモノっぽい扱いじゃない、オナベやオカマが登場するテレビ番組が増えると、いいと思うんだけどねぇ……。
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