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「ラスト、コーション」でトニー・レオンを振り返る

 13,2008 23:31
話題の映画「ラスト、コーション」を、先輩ズと見てきた。


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「ブロークバック・マウンテン」のアン・リーの最新作。そして主演のトニー・レオンとタン・ウェイのベッドシーンがあまりに激しすぎて中国では上映禁止(ディレクターズカット版で上映)された作品。にも関わらず、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。まさに話題満載。

映画は期待を裏切ることなく――お金を払って見て損はなかった。これ大事。また、日本占領下の上海が舞台であり、トニー演じるイーは傀儡政権の特務機関の顔役、そしてタン・ウェイ演じるチアチーは抗日勢力のスパイということで、キャスト全員の意味ありげな視線が飛び交い、誰が真実を言っているのかわからない緊張感が漂っていたのもグッド。愛に殉じたチアチーを静かに思い返すイーの様子を映し出すラストもいい。

うーん……トニー・レオン、本当にいい映画に出ているよなぁとしみじみ思ってしまう。でもトニーも年を取りました。だって今年46歳ですからね。劇中では尻も見せて、激しいベッドシーンをがんばって演じていたトニー<そこかよ。というか、なんでそんなに体位のバリエーションを展開してるんだと思わなくもないベッドシーンだったけど。miriam先輩は「それが色に溺れてるってことを表してるのよ!」と言ってたけど――そうなのか……!

映画で個人的に惜しかったのは、終盤にかけて、トニーが泣きそうな表情を見せたことかも。トニーのその表情は、トニーたらしめる表情なんだけど、「冷徹で猜疑心の強い軍人」という役どころの作品中では、あまりに弱く、人間くさい感じに思えた。もちろんその表情が、チアチーを信頼して愛してしまった証拠と受け取れなくもないんだけど、トニーのその表情を見たとたん、一気に「いい人」と思わせるのって、いかがなものでしょう……? それがアン・リーの狙いだったのかしら……?

ともあれ、トニーを見ているうちに、「悲情城市」の口の聞けない純朴な青年役を見て以来見られる限り見てきトニーの出演映画が、走馬灯のように頭の中を駆け巡った。いろいろ印象的な映画はあるけど、このブログのテーマに合っているのは、やっぱり「ブエノスアイレス」かしらね。

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アルゼンチンでの、トニーとレスリー・チャン演じるゲイのカップルの愛憎ストーリー。奔放なレスリー演じるウィンと、内向的なトニー演じるファイ…と、キャスティンも絶妙だったと思う。
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でもこの映画、公開当時に見た時は「……悪くないけど、よくわからない」という感じだった。だって、奔放なウィンはファイをものすごく傷つける。でもファイはウィンを思い切れない。ウィンにブンブン振り回されるファイ。それでも最後にはウィンを振り切ろうとするファイ。
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わからなくもないけど、当時のわたしは、アワアワしながらファイとウィンの気持ちを追っていた。今見れば、もっと違う感想を感じられるかもしれない。

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「ブエノスアイレス」でも、トニーの泣きそうな表情がたまらなく切なく印象的だったっけね。でもこのころ、わたしはレスリーにイカれていたので、BL的にいえばレスリーの「淫乱受け」っぷりにウットリしていたんだけど――ままま、ともあれ、奔放な恋人に翻弄されている役や、ちょっとニブい役、強がっているけど綻びが垣間見えるツンデレっぽい役の時は、トニーの「泣きそうな表情」あるいは「泣きそうだけどムリして笑ってる表情」は、もうまさにピッタリハマっている感じがする。それゆえ、「ラスト、コーション」のような、悪役というよりは憎まれ役の時にそんな表情を見せられると、ちょっぴり裏切られたような、あるいは肩透かしを食らったような気持ちになるのだ。

悪人を演じられるけど、悪人になりきれないトニー――それが彼の魅力ってことかしらね……?

#先輩ズは映画を見終わった後、「あー、”南京路(ロード)に花吹雪 ”を読み返したい!」と身悶えていた。わたしは未読だけど、この映画を見ると、思い出されるらしい。この作家さんの作品は、面の皮紙一重でやおいっぽいらしい。今度読ませてください、先輩!
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Tags: 過去の出演クィア映画

Comment - 2

2008.02.15
Fri
08:32

みち #akJVOkEc

URL

ラストコーション、映画館で予告編を何度か見て「うわ~トニーだよーー♪」と思っていたのですが、封切られたんですね。

(ちなみにこの邦題、いかがなものかと思うのですが。「ラスト」っていうカタカナ書きだと、どうしても私たち日本人は「last(最後の)」をすぐに思い浮かべますよね? 「lust(肉欲)」)という意味だとわかる人は、あんまりいないんじゃないかなあ…もうちと、頭使って邦題決めて欲しいなあ)

私とトニーの出会い(笑)は、「恋する惑星」でねえ…。あれからウォン・カーワイも結構見ましたし、一時期は出演作をすべて見てたんじゃないかな。今でも「夢のカリフォルニア」を聞くと、彼のことを思い出します。
「ブエノスアイレス」も見ましたよ、もちろん!(レスリーも、もちろん大好きでした…あの悲しいニュースのショックがいまだに忘れられない・泣) 

編集 | 返信 | 
2008.02.15
Fri
18:27

lucinda #-

URL

「ラスト、コーション」の中国語タイトルは「色 戒」なんですが、漢字にすると、なんとなくムードが伝わるような。でも、「色」と「戒」の間に縦棒あって、ということは中国語でもそんな言葉はないのかもしれません(だから日本語タイトルも、読点が入っているのかも)。
たしかにわたしも、スクリーンでタイトルが大写しされるまでは、「ラスト=last」だと思ってましたね。紛らわしいわ…。

「恋する惑星」は大ヒットしましたよねぇ。あのときのトニーは鈍感で純朴そうな警官だった……。わたし、「月夜の願い」の、ちょっとひねくれている役どころも好きですね。でももし未見なら、ぜひ「インファナル・アフェア」を! もうトニーもアンディも、近年で一番カッコいいとわたしは思ってますっ!<鼻息。

レスリーの死は本当に悲しいニュースでしたよね……。いい俳優だったんだけどなぁ……。

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