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「Lの世界」は面白そうだ

 25,2007 21:12
「FRaU」1月号の特集は「シネコンもレンタルもこの一冊で 映画は女のもの! 2008 」。新作映画や注目の俳優・女優の紹介など、映画に関する情報のほか、海外TVドラマもいくつか取り上げられている。そのラインナップは「デスパレートな妻たち」「グレイス・アナトミー」「Lの世界」などなど8作品。なかでも「Lの世界」は2ページにわたって紹介されていて、コピーも「このドラマ、女にしか分からない」と煽っちゃったりなんかして結構力を入れている感じ。そして実はこの「Lの世界」の第一話が入ったDVDが、特別付録としてついているのだった。ええ、ええ、このDVDが欲しくて、思わず買っちゃったんだよ。

Lの世界」(原題「the L word」)はアメリカのTVドラマで、LAのウエストハリウッドを舞台に、ビアンやバイセクシャルの女性たちを中心としてストーリーが展開していく。ビアンやバイの女性をこんなに前面に押し出すドラマなんて珍しい……と、以前から興味があったのだけど、今回の特集記事を読んで、

――このドラマのキャラたちの関係は、ちょっとやおいくさいところがあるかも――

となんとなく思ってしまったのだった。なにしろ、群像劇だけあって登場人物が多いし、キャラたちのタイプも様々なら、彼女たちが抱える問題や直面するアクシデントも多種多様なところが、やおい視点としてまずおいしい。そして、セクシャルマイノリティの連帯感のようなものを見せつつも、「時に激しくぶつかりあいながらも支えあって生きていく」という部分に、妄想の働く余地がありそうというかなんというか。ま、「やおいは男同士じゃなければ」と定義されるとしたら、すでに設定からして、やおいとは程遠いということになっちゃうのだけど。

主な出演者に、ジェニファー・ビールス(「フラッシュダンス」が懐かしい…)やパム・グリア(「ジャッキー・ブラウン」)の名前があるのがまぶしい。しかもこの2人、姉妹役なのが個人的にナイス。迫力のある姉妹だな。ほかにマーリー・マトリン(「愛は静けさの中に」)や、メインキャラクターではないけど、ロザンナ・アークェット、アラン・カミングの名前もあって、すごく豪華なドラマだなぁと感心してしまう。

ところでDVDを見てみたけど、たしかに面白そう。第一話だけなので、本当にさわりだけ、という感じだったけど――わたしが気になるのは、プロテニスプレーヤーで、広告の関係でカミングアウトできず、同じテニスプレーヤーでゲイのハリソンと偽装結婚しているデイナ。ビアンとして恋人が欲しいのに、自分がビアンであることがバレるのを恐れるという葛藤を抱えている部分に、惹きつけられる。そしてデイナから「そんないかにもな格好だと、ビアンだとバレるから一緒にいられない」などと、常に嫉妬と羨望のまなざしを向けられるプレイガールのシェーン。こりゃ女はイチコロだわ…と思うほど、カッコいい。そう、ダイキーというか、いかにもタチっぽい格好が妙に色っぽい。「バウンド」のジーナ・ガーションをちょっと思い出してしまった。

「Lの世界」は、直球でビアンやバイの女性がメインになっているけど、たとえ脇役だとしても、海外ドラマにはゲイやビアンといったセクシャルマイノリティがちょこちょこ登場する作品が多い気がする。それも「にぎやかし」や「冷やかし」っぽくない役柄で。日本のドラマではまだまだ見ることの少ない現象だなぁとしみじみ思う。

「Lの世界」が制作される前に、ゲイのTVドラマ「Queer as Folk」がアメリカで大ヒットしたらしいのだけど、この作品も、冒頭から男性同士のセックスシーンが流れるなど、かなり大胆だったらしい。でもわたし、ゲイが登場するTVドラマといえば、ものすごく見たい作品があるのだ。それは、「OZ/オズ」(1997年~2003年/アメリカ)。

重罪犯用刑務所が舞台です。
人種差別や同性愛、麻薬、暴力、駆け引きがてんこ盛りに盛り込まれたシリアスドラマです。
見応え十分だそうです。
日本ではCSで放映されたらしいけど、DVDは出てません。出してー!!

――こんなTVドラマが制作されて、有料チャンネルながらも放映されるアメリカって、すごいなぁと妙なところで感心。日本は当分なさそうだなぁ……。まあ、とりあえず、TVドラマにゲイやビアンが登場するのが珍しくない域までいくのが先決ですかね。
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Tags: メディア 海外TVドラマ レズビアン ゲイ やおい

Comment 6

2007.12.26
Wed
22:55

葉桜 #2SAU6Xh2

URL

はじめまして

lucinda様、はじめまして。葉桜と申します。
以前に検索でこちらのブログを発見して以来、BLのみに限定されず、同性愛全般について広い考察をされている記事に感心し、たびたび訪問させていただいております。

今回、「the L word」の話題が出たので、懐かしくなり、初めてこちらに書き込みをさせていただきました。
「the L word」は、私が2005年にカナダにワーホリに行った時に興味を持ち、何度か見ました。全編字幕無しの英語だったので、内容は朧にしか読み取れなかったのですが、ビアンの女性が強く生きている姿に魅かれ、帰国時にはDVDを買って帰ろうかと思いましたが、経済的に余裕がなくてあきらめました。(その代わりにKinzeyのDVDは買って帰りましたが)

でも、今回lucindaさんの人物相関を拝読して、シェーンももう一回観たいし、DVDを買って帰ったらよかったな!と後悔しております。

それでは、初めてなのに長々と書き込んでしまい、すみませんでした。

編集 | 返信 | 
2007.12.27
Thu
11:39

lucinda #-

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葉桜さん、コメントありがとうございます!
「Lの世界」、カナダでも放映されているんですね。やっぱり人気なんですねぇ…。
DVD、ドラマはけっこうボリュームがあるので、おいそれと買えないですよね。FRaUの付録を見ると、もっと見たいと思うものの……。地上波で放送してくれたらいいんですけどねぇ…。
また遊びにいらしてくださいね。

編集 | 返信 | 
2008.01.01
Tue
12:37

m。 #-

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レンタルもうすぐみたいですよ!

あけましておめでとうございます!
今年もlusindaさんの豊富な話題を楽しみにしています~。昨日TUTAYAに行きましたらこのドラマのポスターがはってました。すでにご存知かもしれませんが、2月中旬からレンタル開始ですね。お二人のコメント見てとても面白そうなのでぜひチェックしてみたいと思ってます!

編集 | 返信 | 
2008.01.07
Mon
16:30

lucinda #-

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m。さん、今年もよろしくお願いします。レスが遅くなってすみません…。

そうか、レンタルもするんですね「Lの世界」。ちょっとわたしのDVD環境はPCだけという切ない状況なんですが、借りてみようかなぁ…。
なんだか、最後まで見ないと納得できない!的気持ちになりそうなのが、楽しみなような怖いような感じです。ご覧になったら感想など聞かせてくださいませ。

編集 | 返信 | 
2008.07.28
Mon
09:07

カキツバタ♪ #-

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やっとLの世界レンタルできました(^o^)

おはようございますe-275
ヘタレのバイセクシャルのカキツバタ♪です
やっとLの世界をレンタルできました。
やっぱりLAってなんか凄いですねe-436

編集 | 返信 | 
2008.07.28
Mon
22:09

lucinda #-

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カキツバタさん! コメントありがとうございます~! うれしいです。

Lの世界、レンタルってことは、第1シーズンの何話かをご覧になったのでしょうか。それともシーズンすべて!? LAが凄いっていうそのポイントが、わかるような、でも気になるような……(笑) 第一話だけでも、「LAは違うなぁ!」って感じるところ、ありますもんね。

またよかったら遊びにいらしてください。

編集 | 返信 | 

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