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攻めのソレは悩ましい2

 15,2007 04:21
「たぶん、私の場合、どっちにも感情移入していないんだと思います」

みちさんからの返事は、そんな言葉で始まっていた。

「私がオリジナルBL商業作品を見る時のほぼ共通のスタンス、というのが、

●贔屓は攻キャラである。しかし攻キャラの視点で、物語を眺めているわけではない。『受のことが好きでたまらない攻』を見るのが好きである。

という感じなんです。つまり、自分は物語の『外』にいるんですよ、確実に。だから、エッチ場面で『感じている受』も『愛撫している攻』も、私にとって『客体』なんです」

――なんて斬新なコメントかしら。でも言われてみると、自分自身も同じじゃないかと思えてしまう。そう、たしかに攻めに感情移入するといっても、攻めの視点でストーリーを追っているわけではないもんねぇ……。

「それと、どっちに感情移入しているかというのとは別のベクトルで、

●すごく綺麗で可愛らしい男の子が、男に抱かれて(女のように)感じている場面を見てみたい。

という気持ちが、あるんじゃないかなと思います。たとえば、『百日の薔薇」のクラウスとタキとか。『月とサンダル』の橋爪と井田先生とか。かといって、攻と同視点にたって、受を愛撫したいわけでもないでもないんですけどね」

――大胆なコメント、怯まずよこしてくださってありがとうございます、みちさん――たしかにみちさんは、受け攻めどちらも客体としてご覧になっているんですね――人の読み方っていろいろあるなぁ……。あ、わたしは「受けを愛撫したいと思っている」かもしれない――こんなところで知る、自分の傾向……。

でも、「オリジナルBL商業作品を見る時のほぼ共通のスタンス」ってことは、もしかしてみちさんが挙げた「攻めの童貞年齢は26歳がギリギリかも」の見解は、「BL商業誌の場合は」という但し書きつきなのかしら? 同人誌や個人の妄想なら、26歳じゃなくても平気ですか?

「そうですね。私個人としては、何歳で童貞だろうと別にいいと思っているんです。でも榎田尤利さんの『愛なら売るほど』で、受けの泉が、攻めの飴屋に童貞じゃなかったのかとと尋ねられて、『だって、僕、26だよ』と答える場面を読んだ時、そっか……こんなに純情くんな泉でも、清廉潔白ではなく、26歳ならそれなりの経験があるものなのね、それが世間というものなのね、と感じ入った記憶があったんです。だけど同人誌だったら……でもそれも、やっぱり作品によりますかね。同人誌だって、たくさんの読者宛てに発信するものですし…」

――おっしゃる通りでございます。わたしも、作品によるとは思うけど、同人誌なら攻めの童貞年齢は40近くてもアリかもしれない。ほら、「40歳の童貞男」って映画もあったことだし。とはいえ、やっぱり同人誌だとしても、30歳ぐらいがギリギリかなぁ…。

うーん、なんだか非常に、世の腐女(男)子たちが、攻めの童貞年齢を何歳まで許せるのか、ちょっと調べたくなりました。このブログを訪問して下さる方の中だけででも、なんらかの傾向はあるのかしら?――というわけで、簡単なアンケートを設置しました。左側のアンケート、ご用とお急ぎでなければぜひ、ご協力ください。

※みちさん、メールの引用をお許しくださってありがとうございました!
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Comment 7

2007.12.15
Sat
13:07

乱菊 #pMXl.iIs

URL

連続コメ失礼します~。
なるほど深いわ(笑)
私も後輩とお昼休みにそんな話をしたところでしたよ。
ゲームの話で乙女ゲーとBLゲーのユーザーってのは、根本的に違うんじゃないのか・・・っていう。
乙女ゲーの類いは主人公が女の子でイケメンにチヤホヤされるものが殆どなので、きっと自分を投影するんだろうと。
でもBLゲーは自分が受け(もしくは攻め)になってプレイしている人は少ないと思うんですが。
私も基本的にそんな彼らを見ていたいんですよねえ(゚∀゚)ノ
だから私にとってのBLも「客体」なんです。
乙女ゲーは「主体」ですよね。
だから双方は相容れないものがあるのかなあ・・・と思ってます。
両方ともバリバリとプレイしている人は、声優さん目当てだったりするんじゃないのかしら・・・と思ってみたり。

すいません脱線してますね~。
とにかく。
BLの世界に自分はいません(笑)
そういう意味では感情移入はしてない・・・ということになるのかなあ。

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2007.12.15
Sat
17:01

あくび #-

URL

色付きの文字おひさひさ~でも忘れられてると思いますわ(^^;
いろんなとこへオジ小説読みまくってました。やはりヤクザのがすき!!と実感してるとこですv-42
さてどっちに感情移入しているかというと私としては受けの方になるかなぁ?こういうにされてうれし~とおもちゃいます。でも女としてじゃないわね。
みちさんのような人いるんだなぁ~とビックリしました!
攻めの童貞年齢はやはりうまくないと・・・という訳で最低20代までになるわぁ~。


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2007.12.15
Sat
18:05

月読 #-

URL

毎回ワタシの脳みそが疼く記事、ありがとうございます。また疼いているんですが、もううまく説明できないからアンケートぽち★としてみました。えへへ。

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2007.12.16
Sun
15:19

futaai #-

URL

lucindaさま、はじめまして!
futaaiと申します。
とてもおもしろいお題をみて、飛び出してきてしまいましたー。

一般的に見て、受けの童貞年齢はかなりの年でも受け入れられるのに、攻めの場合は引かれることが多いですよね。
人それぞれの好みにもよるだろうと思いますが、やはりその話がおもしろいか否かで全然かわってきます。
個人的には、ストーリーとして納得できる流れで、且つ登場人物達に魅力があれば、何歳でもありだなぁと。
自分がいい年だからっていうのがあるからかもしれませんがv-356
40歳のヘタレ攻めでもいいじゃんいいじゃん!いいおじさんがモタモタして「ええい!おまえは寝てろ!俺が乗っかるから!」と年下の受けにどやされるのも萌えです。
最終的には「おもしろければ何でもあり」というのが、わたしの結論でした。

感情移入についても同じような。
過去ハマった登場人物を思い出してみても、一貫してないのです。
受けに同調することもあれば、攻めに感情移入することもあり。
やはりこれって、第三者的な目で見てるってことなのでしょうか。

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2007.12.16
Sun
16:34

lucinda #-

URL

>乱菊さん
わたしはゲームをしないので、その分析、ものっっすごく興味深いです。
乙女ゲーは主人公が女の子で、プレイヤーも「主体」として楽しむけど、BLゲーは「客体」として楽しむ……BLは、キャラが男だというところが、やはり最大のポイントなんでしょうかね。
なんだかみなさんのコメントを読むと、たしかにわたし自身も、「客体」としてBLを楽しんでいるという認識が強まっていくような気がしています。影響されやすいのか、わし!?

>あくびさん
お久しぶりです。覚えてますよ~。
受けに感情移入しているけど、「女としてではない」と認識されているところが、深い。やっぱりどこか客観的に楽しまれているっていう感じなのかなぁ…。

>月読さん
アンケートご協力、ありがとうございます! 月読さんも、客観的にキャラをご覧になっているタイプでしょうか…?

>futaai さん
コメントありがとうございます! これからもよろしくお願いします。
うん、たしかにストーリーが面白ければ、そしてキャラが魅力的であれば、攻めがトシで童貞でも気にならないってのは、わたしも同感です。まだティーンエイジャーなのに妙にウマい、というより、萌える設定かも(笑)。
受け攻め、どちらに感情移入するかも、作品によって違いますよね。たしかにこれ、第三者的な目で見てるってことなんですかねぇ……。

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2007.12.17
Mon
03:41

ようこ #onVA9wqc

URL

こんばんは~。
以前よそ様でチャット談義した時、BL読むときは、第三者視点、神視点です~と答えたのですが、そういう視点の方も結構いるんじゃないかなーと思います。
私の場合、時に誰よりも熱中して野次を飛ばしつつ野球観戦しているオッサンのような視点になっています……。
「次こそ、打て!」
とかたまに叫んでるような(^_^;)
あと、BLゲームも乙女ゲームもするんですが、最近乙女ゲームやってる時も第三者視点ちっくになってきました……。
最近の乙女ゲの主人公って皆、個性派女優なので、感情移入するよりも、その生き様を見守りつつ、落とされていく攻略キャラの様子を見守る、という姿勢に変わってきた気がします。
ってか、そろそろ17歳くらいの乙女ゲ主人公に感情移入するのは難しくなってきたというか。
とはいえ、リアルに自分と同じ年齢の主人公でプレイしたくはありませんが(笑)
18禁乙女ゲで主人公にボイス付きなものもあるんですが、そういうのは全く感情移入はしてない気が……。
男性向けエロゲのように、主人公が画面から消えたりしない辺り(18禁乙女下には女性主人公がちゃんと見える絡み絵がある)、感情移入してもしなくてもプレイできるようになってるんじゃないかなーと思います。

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2007.12.17
Mon
14:56

lucinda #-

URL

「野球観戦しているおっさんのような視点」にウケました。でもわかりやすい喩えです。
ゲームは、プレイしながら手を動かすし、音も聞こえてくる……ということを考えると、読書の時よりもよけいに、キャラを「客体」として感じやすいのかもしれない…とふと思いました。

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