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初めてのミュージカル

 25,2007 20:33
ミュージカルに、行ってきてしまった。

――思えば高校まで体験した芸術鑑賞以外、プロの俳優による舞台を観るのは初めてじゃなかろうか。さらにいえば、ミュージカル、映画でなら観ているけれど、「うわぁ、ミュージカルってステキ!」とのめりこんだことがない。それどころか、なんでそこでいきなり歌が始まるかな、とさえ思うこともあるほど。こんな、いかにも感度の鈍そうなわたしでも楽しめるのかしら、ミュージカル――そんな不安をちょっとだけ抱きつつも、vivian先輩に連れられて行ってきた。

そう、今回はvivian先輩から、現在カズキくんの次にお気に入りのシロたんが出演する「テイクフライト」のプレ公演に誘われたのだ。「プレビュー公演はちょっとだけチケットが安いし、ね?ね?ね? 行かない? 行こうよー!!」と先輩に口説かれたとはいえ、いやぁ、まさか自分がシロたん出演のミュージカルに行くことになるなんて、思わなかったなぁ…。

ロビーを埋め尽くす観客の熱気と、俳優さんへ贈られたお祝いの花の香りにボーっとなりつつも、vivian先輩が花の贈り主をぐるっと見て回る様子に感心する。そうか、こういうところも見るものなのね――ちなみにシロたんへは、出版社からの花が多かったような。

満員の客席に座って前方を見ると、生のオーケストラが入っていることに気付き、ここでも感心する。ああ、生オケもかなり久しぶりだ。というか、あれこれ感心しすぎですね、わたし。どれだけ物知らずなのか――。

ところで、「テイクフライト」は、数学者で発明家のオットー・リリエンタールを狂言回しに、ライト兄弟、リンドバーグ、女性初のパイロットであるアメリア・エアハートという、いわば飛行機業界(?)のパイオニア的存在たちの、成功までの苦悩と葛藤を描いたストーリー(のはず)。3組のキャラクターそれぞれのストーリーが平行して語られるスタイルなので、それを理解して慣れるまで、混乱してしまうかもしれない。

でも始まってみると、思っていた以上に楽しめて、我ながら驚いた。「なんでそこで歌うのか?」などという心の中の突っ込みもなかったもの。

生の演奏と生の歌声は迫力が違っていた。
シロたんは、ウワサ通りデカかった。
シロたんは、ちょっと離れた客席からもわかるほど、顔が濃かった。
でもシロたんは、歌が上手かった。
しかしそれ以上に、天海祐希さんの歌の上手さにシビれた。

――先輩に影響されて、どうしてもシロたんに特に注目してしまった。いかんいかん。でも、たしかにカッコよかったのだ、シロたん。リンドバーグ役を初々しく演じていた。

そして、流れる音楽がどれもこれもやたらと歌いにくそうな難しそうな曲だというのに、あれを歌い、時にはハモり、かつ演技する俳優さんはえらいと心底思った。vivian先輩も同じように感じていたみたいで、「シロたんがブログで、歌が難しい難しいっていってたのが今日わかったわ…」とつぶやいていた。あ、さすがのチェックですね。

「もうね、シロたんが歌い終わるたびに『よくやった! えらいえらい!』って、なんかお母さんみたいな気持ちになって一生懸命拍手しちゃったー!」

――「お母さん」で、いいんですか、先輩――。

「プレビュー公演はゲネプロみたいなもんかな」というvivian先輩の言葉を裏付けるように、演出家の宮本亜門さんは開演前の舞台挨拶で「全部通したのは今日の昼1回だけ! だから役者がすっ転んだり、バタバタしたりする可能性もあります!」と開き直り、実際、セットを動かすスタッフが見えてしまったことも何回かあった。でもそれも、プレビュー公演の面白さかもしれない。

出演者たちは3回くらいアンコールに応えてくれたのだが、シロたんは天海祐希さんと一緒に両手を広げてグライダーのようにしながら袖に引っ込んでいったり、拝むようなポーズで感謝の気持ちを表したり、なかなか可愛らしかった。うん、先輩が夢中なのも、ちょっとわかるな。

帰り道、あれこれ感想を話し合いながら、「歌はホント難しそうだったけど、ライト兄弟をやってた人たちも結構上手くなかったですか?」とわたしが言うと、vivian先輩も「うんうん」とうなずいてこう言った。

「そうよね。2人の掛け合いみたいな歌は面白かった。……わたしさぁ、あの2人を見ながら、兄弟じゃなければなぁ…って思っちゃったのよねぇ…」

――先輩……。でも実はわたしも、2人が苦悩する中、オーヴィルがウィルバーの肩を抱えるシーンで、一瞬頭の中に「×」が浮かびそうになったんですよね……兄弟だからブレーキかけましたけど……。だけど先輩もそんなことを思っていたなんて、ちょっとホッとしました。

「さて、26日はmiriamとまた観に行くからさー。今日とはちょっと違うところもあるかもだし、楽しみだわー!」

――そう、vivian先輩は週明けもまた、この公演に足を運ぶのだ。いや、再来月の楽日公演まで、そのほか2回も。いよいよ、先輩の怒涛の萌え追っかけ第1弾が始まるわけ。

先輩、まずはカゼを完治させてください――。
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Comment 2

2007.11.29
Thu
12:46

かりんこ #-

URL

こんにちは。

先日この記事を読んだとき、ライト兄弟の存在がちょっと気になったのですが、たまたま観に行った友人が詳しいレポートを書いてくれていたのでキャストとか分かりました。池田さんと橋本さんだったんですね。劇団新感線は時々観に行くのでこのお二人は大好きなんですよ~。観に行きたくなりましたが、もうチケットないんだろうな(笑)
もしよろしければ拙宅のリンク先「もりのこかげ」より「もりの日記」に進んで読んでみてくださいまし。シロタンのことも誉めてありましたよ(笑)

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2007.11.30
Fri
00:34

lucinda #-

URL

読みました、「もりの日記」。そうそう、一幕よりは二幕の方が、面白かったしわかりやすかったんですよ。
そうか、ライト兄弟役をやった方は、新感線の役者さんだったんですね。わたしは本当に舞台を見ないので、名前は知っていても…ってやつなんですが、プロの舞台は、やっぱりいいもんだなぁと思いました。

チケット、どうでしょう……。観に行かれるチャンスがあればいいんですけども。シロたんもカワイイし、天海さんのうまさを実感しますよ。おまけに新感線の役者さん……どうします!?<いやどうもしないけども。

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