ムダじゃない経験

 16,2007 18:43
仕事のヤマをどうにか越えると、急にサッパリしたくなってしまうのは、どういうことなんだろう。

たまってきた本を売り飛ばしたそのすぐあとで、中古本と新刊、あわせて約5000円分買ってしまったlucindaです。それなのにさらに大きな書店に立ち寄って面白そうな本(非BL)を見つけてしまい、前から気になっていた本とあわせて、非BL本をアマゾンで2500円分買ってしまったlucindaです。ああ、久々に買ったなぁ! ちょっと寂しく切ない気持ちもありつつ、晴れ晴れとした気分だ。サッパリしたとも。

さて、「友達の結婚式にはいていく靴を買いたいからつきあって」とvivian先輩に言われ、仕事帰りにデパートの靴売り場をウロついて約1週間。「そういえば結婚式はどうだったんですか?」と聞いてみたら、先輩が写真を見せてくれた。

結婚した先輩のお友達は、先日、TQのオンリーにご一緒したmさん。ウェディングドレスを着たmさんとvivian先輩が笑顔で写っている。

「なんか、わたし、”ママ”みたいでしょ?」と笑うvivian先輩。「で、これがチイママ」という言葉とともに表示されたのは、miriam先輩だった――。「クラブ(またはスナック) vivian」ってとこですかね?

「あ、vivian先輩の服もいいですけど、miriam先輩の服もステキですよね」
「いいでしょ? 服はmiriamと一緒に買いに行ったんだけどさ。あ、ちなみにmiriamのこのネックレスとわたしのネックレスは、おそろいなのよぉ!」

――vivian先輩とmiriam先輩は、おそろいで何かを買うことがちょくちょくある気がする。前は折りたためるバッグを色違いで買っていたのだけど、今回はネックレスなのね。――「あ、それカワイイじゃん!」「これ、色違いもあるよ? こっちだったらvivianの服に合うんじゃない?」「そっかなぁ。買っちゃおうかしら」「買っちゃいなよ」――そんな会話が聞こえてきそうだ。バカップルっぽいですよ、先輩ズ。でもそれがなんか笑えるんですけども。

「でね、わたしとmiriamは二次会の受付を担当したのね。席次表とリーフレットをセットにして渡すんだけど、結婚式前日まで仕事があったし、もう全然打ち合わせなんてしてなかったのに、ものっすごいスムーズに対応できたのよ、わたしたち。新郎側はちょっとオタオタしているのに、こっちは超スムーズ。その時にさ、ふとmiriamと気がついたのよね」

vivian先輩がそこで口をつぐんで、ニヤリと笑った。

「なんかこの、リーフレットを渡す感じ、アレに似てない?って。どんどん来るお客様に、本とチラシをセットにして渡す感じ、というか」

――売り子さんですね!?

「そうそう。でね、mさんは結婚式までに、ウェディングベアとかいろいろ手作りしてたんだけどさ、彼女曰く、『なんかオンリーの前に本を作ってるみたいな感覚だったわ』っていうのよ。思わず、『あんたも業が深いね』って言っちゃったんだけども」

――mさんも……。というか、傍から見たら微笑ましい新婦の婚前準備だろうに、実は新婦の脳内で、オタクイベントと比較されているなんて、誰が思うだろうか。それがたとえ同じオタクであったとしても。

「それでわたしは思ったわけ。人生、ムダになる経験ってないんだなって。まさか売り子経験があんなところで役立つなんてねぇ…」

――そんな感慨を抱くのは、vivian先輩だからこそじゃないですかね。というか、結婚式までも、何かしらオタクのアレコレに結び付けられているのが、まさに業だとしか言いようがない…と思えてしまうのだった。

先輩ズの結婚式で、わたしも、似たような感覚を抱くかしら――その前にイベント参加かなぁ…予定ないけど。
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