檻の外(木原音瀬)

 31,2006 20:22
檻の外檻の外
木原 音瀬 草間 さかえ

蒼竜社 2006-05-25
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「箱の中」続編。6年ぶりに再会した喜多川と堂野。しかし堂野には妻子がいた。

読みながら、喜多川はどうなるのか、ハラハラしてしまった。喜多川の話す、堂野への気持ちがいちいち胸に迫る。人を好きになった時の、しかもなかなか思いが伝わらない時の気持ちって、こうだよなぁ、という感じ。ストーリーは予想外の展開を見せ、最後、喜多川は堂野を手に入れるのだが、堂野の気持ちが変化する様子もいい。

ひたすら堂野を求める喜多川だけど、不幸な子ども時代の設定といい、先日読んだ「今宵、天使と杯を」のヤクザ・四方に似てるかも。けっこうこういうキャラ、わたしはツボかも…。

同時収録の「雨の日」は幸せな内容なのに泣きたくなるほど切ない。「なつやすみ」は、これまた佳作。主人公の尚の視点がとてもリアル。喜多川、いい男だなあ…。何度でも読み返したくなります。

しっとりした作品の雰囲気や、きっちりと組み立てられた内容構成。まだそれほどたくさん読んでいるわけじゃないけど、これはわたしの持っていたBL小説のイメージが覆された作品。木原音瀬、要チェック!

★★★★★
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Tags: 木原音瀬 草間さかえ

Comment 4

2006.07.31
Mon
20:44

乱菊 #pMXl.iIs

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うう。私はまだ自分のところでは、きちんと感想が書けないかも・・・。
lucindaさんのレビューを読んだけで、ちょっと胸が詰まる想いがしました。
「家があって、あんたがいて、犬が飼える」そんなささやかな事を夢のようだという喜多川は、やっぱり幸せなんでしょうね。

木原音瀬さんはいいですよ~。
書籍としては30冊くらい出てるんですが、ほとんどが手に入りにくいと思います。
私もオークションでやっとこ全部手に入れて、今は同人誌の方を探しているところです。
雑誌掲載のみというものもありますので、コンプリートはまだまだですが。
もし機会があったら入手してみてください。
まだ少しは定価で手に入ると思いますので★

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2006.07.31
Mon
20:59

lucinda #-

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>乱菊さま

即コメントありがとうございます!

そうそう、喜多川のあのセリフは、もうトドメですよね。やられました…。

いろいろ調べてみると、たしかに手に入りにくいものが多いみたいですねぇ。オークかぁ…せめて、定価で手に入るものだけでも読み漁ろうかと思ってます(ヘタレだな)。

乱菊さんのレビュー、いつかそのうち…楽しみにしております。

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2007.09.20
Thu
12:20

あくび #-

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又カキコしてすみません・・・v-16
私も持ってるよぉ~。うんうんv-42これはおすすめだもんね~。
あ、同人誌かぁ~思いつかなかった・・・今はもう無いかもねぇ・・・オークションあるかなぁ?まぁ気楽に探すわ。
木原音瀬さんの中では1番v-10です。うふっ萌萌ですねぇ~v-238

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2007.09.20
Thu
23:31

lucinda #-

URL

読まれている記事が、徐々に現在に近づきつつあるようで、ちょっと可笑しいです。
それはさておき、木原さんのこの作品は、出色じゃないかと思いますね。わたしにとっても、木原作品の中のベリーベストです。

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