”×”の左右は動かし難いのだ

 20,2006 01:09
これまでの人生、「やおい」とか「ボーイズラブ」とか「JUNE」とかいった言葉も意味も、まったく知らないわけではなかった。なかったけど、そこに興味があるのとないのとではえらい違いなわけで、興味を持ち始めた今、初めて知る事実もいろいろある。

たとえば、受け攻めの印、「×」(左が攻めで、右が受け)。高村薫の二次創作サイトでいえば、「加納×合田」とか「李歐×一彰」とかいうやつ。「この名前の2人のカップリングってことでしょ?」と、なんとなく意味がわかるので深く考えないでいたのだけど、実はこれが、けっこう重要らしいのだ。

あれこれといろいろなサイトを渡り歩いていると、当然、自分の好みのサイトが出来てくる。すぐ近くに、そういう好みを話し合える人がいれば、「ねえねえ、コレ見て!」と話したくなるのは人情というものじゃないですか。そういうわけで、わたしが気に入っているサイトをvivian先輩に紹介しようとしたら

「待って! ね、それ、どっちが攻めなの?」
「は? どっち、って……」
「×の左側、どっちだった!?」
「えーっと…ご、合田…かな…」
「あぁぁーッ! ダメなのよー。わたし、加×合じゃないとダメなの!」

えええええ!? そういうものなんですか!?

どっちが受けても、攻めても、別にいいじゃん――。などとわたしは思うのだが、そういうものではないらしいのだ。「×」の左右は、作者と読者の、好みと嗜好を厳然と明確に表している部分で、そこは断固として侵してはいけないところなんだという。

そういわれれば……サイトによっては、「※リバ注意」とか書いてあることがあるけど、それは単に「受けと攻めが入れ替わります」というだけでなく「入れ替わるから、受け入れられない人は読まないように」という意味だったのか―――。

深い―――てか、受けと攻め、そんなにしっかりと役割というか、意味づけというかが確立されているもんなんですね――。どうでもいいけど「リバ」って、まんまゲイの用語じゃん。まあ、いいんだけど。

結局、vivian先輩に教えたかったサイトは、ほかの小説の二次作品も掲載されており、幸いそちらの受け攻めは先輩の嗜好に適っていたので、楽しんでいただけたようだ。

……でも、わたしが本当にオススメしたかった作品は、受け攻めが合わなかったため、今でも読まれず放置らしい。うーん、難しいーい!

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Comment 2

2007.09.17
Mon
12:57

あくび #-

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古い記事をコメントしてごめんね!
×の事なんとなく意味わかっていたけど、ふかーいのは知りませんでした!!
なーるほど!!目からウロコホロリでした!

lucindaのブログ面白いので今古い記事から読んでいる訳です(^^;)
うふふ~

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2007.09.19
Wed
00:32

lucinda #-

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過去記事へのコメント、お気になさらず。でも何だかちょっと恥ずかしいような……わたしも無知だったね、って感じで。ハハハ。

フツーに使っていて、案外知らない言葉っていろいろあるもんですよね。

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