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今宵、雲の上のキッチンで(ひちわゆか) ※頭を冷やした追記アリ

 17,2007 22:59
週末合宿で、miriam先輩から借りた本のひとつ。すごく気になっていたのに、絶版になっていてなかなか手に入らなかった。そんな本を持っているなんて……さすが先輩!

今宵、雲の上のキッチンで今宵、雲の上のキッチンで
ひちわ ゆか 紺野 けい子

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小さなカフェ「ル・フージュ」のマネージャー・新は、オトコ殺しの笑顔の持ち主だが、中身はハバネロ級の毒舌家。近くに建つ高層ビルのてっぺんに住む会社社長・眞宮は、精悍で魅力的な男前なのに、好きな人には心と逆の態度を取ってしまう天下一品の天の邪鬼。そんな二人が偶然出会い、新は眞宮に正体を隠して、毎日食事を届けるハメに。会えば喧嘩してしまうのに、顔も見えない夜のキッチンの暗闇では、なぜか素直になれて……

なんだか、「鶴の恩返し」を連想してしまったわたしだ。いや当然、擬人化モノではないのだけど、新はずっと正体を隠したまま眞宮に接するし、ギリギリまで、自分の正体を明かすこに躊躇うし――何もそこまで難しく考えなくてもいいんじゃないの? と、読んでいて思うのだが、まあ、ちょこちょこぶつかっていた相手を好きになってしまうと、そういうものなのかもしれません。

とにかく、受けの新も、攻めの眞宮も、超ド級の意地っ張り&天邪鬼。お互いに初対面から惹かれているくせに、その毒舌ぶりで相手を不愉快にさせてしまう。――でもね、これ、男同士の設定だからすんなり読めたんじゃないかと思う。これがもし、男女だったら――「こんな切り返し、ありえないだろ」と思いそう。いや、ハーレクイン的にはありえる設定だと思う。でも、ハーレクインではなくBLにハマってしまったわたしは、「こんな女、ヤな女だろうなぁ…」と思ってしまいそうなのだ。「男」だからこそ、その可愛げのない口ぶりに違和感を感じずにいられるんじゃないかと思うのだ。ごめん、ごめんよ、新…!

ここぞという時に印象的なアクシデントが起こり、最後まで飽きさせない。冷静に考えると、そういったアクシデントは実にご都合主義的なのだが、鼻につかないように散りばめられているのは、著者の力量なのではないでしょうか。

個人的には、眞宮の秘書・多岐川と、ギャルソンの寺越、新の友人・高橋が気になるのだが、まあ、そんな「気になる」脇役がいろいろいるところが、作品に魅力がある理由――。

それにしても、紺野けい子さんの絵はいいなぁ…としみじみ思ってしまった。これが紺野さんの絵ではなかったら、またちょっと、感想は違っていたんじゃないかなぁ……。脇役の誰かで何か一作品、あると面白そうなんだけど――もちろん、挿絵は紺野けい子さんで――。


↑上を書いて一晩明けた今、読み返して、なんだかかなり新のことをミソクソにケナしているみたいで呆然としてしまった。特にこの部分↓。

「こんな女、ヤな女だろうなぁ…」と思ってしまいそうなのだ。「男」だからこそ、その可愛げのない口ぶりに違和感を感じずにいられるんじゃないかと思うのだ。

いや、そこまでじゃないだろ……と、昨夜のわたしに突っ込む今朝のわたし。新みたいな女、別にそこまでイヤじゃないような気がする。むしろカワイイんじゃないかと。――感想が180度違ってるじゃないか…! ああ、昨夜のわたしは疲れていたのかしら……どうかしてたのよ、きっと……。ケンカして頭を冷やした時みたいな気分だ。うわーん<号泣
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Tags: ひちわゆか 紺野けい子

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