FC2ブログ

ベストドアマンはあの店

lucinda

友人Kさんと、銀座で映画を見てきた。Kさんは50代。でもとてもそうは思えないほど若々しくて前向きでかわいらしい人。ちなみに「バッテリー」に夢中ということで、以前、このブログに登場していただいている(本人知らないけど)

そのKさんが、銀座の町を歩きながら、ブランドショップをちらりと見て、不意にこんなことを言ったのだった。

「去年の年末に、娘と一緒に青山のグッチに行ったんだけどね。グッチの路面店のドアマン、ものっすごくカッコいいのよ! 背は高いし、顔もいいし、おまけに愛想もすごくいいの!! もう、ブランドショップの中ではダントツなのよ!」

ちなみに「ドアマン」とは、路面店のドア付近に立って客を迎え、送る男性のこと。本当の名称は知らないけど、ドアのそばが彼らの定位置なので、ここでは「ドアマン」としておく。それにしても、あれ? Kさんて、ブランドショップでお買い物をする人だったんですね……なんかちょっと意外――と思っていたら。

「あらやだ、グッチには、娘が買いたいものがあったらしくて、わたしはついて行っただけなのよ。それにほかのお店ってのは、グッチのドアマンがあまりにもカッコよかったんで、ほかはどうなのかと偵察したワケ」

さすがの行動力。Kさんによると、「ドアマンは、誰がなんといおうと、絶対グッチが一番いいわよ! ほかのところとは、比べ物にならないわ。lucindaも見てみたらわかるわよ、絶対!」ということで、しかも力強い断言口調。

――そんなに違いがあるものなのか、自分の目で確かめてみたい――

青山にもブランドの路面店は多いが、銀座も、その数では負けてはいないはず。花の銀座、ドアマンだって華のある人が務めているかもしれないじゃないか――というわけで、ブランドショップの前を通るたびに、ドアマンをチェックすることに。

C店は、若そうではあるのだが、妙に貫禄があって、重量級の柔道選手という感じ。「新人研修のコが立ってるみたいじゃない?」とはKさん評。

B店は、やや猫背の中肉中背でどう見ても30代以上。表情が疲れていて、なんだかとても暗い雰囲気。「論外よね」とKさん。

F店は、背が高く、それなりにカッコよい感じの若い男性なのだけど、照れくさいのか投げやりなのかわからない表情で突っ立っていた。「顔は悪くないんだけど、あの雰囲気がよくないわよね。愛想がなさすぎなのよ」。Kさん、キビしーい!

そうこうするうちに、ウワサのグッチへ。路面店の前をめざしてゆっくり歩いていたら、「あ、ほら!」と、Kさんの華やいだ声が聞こえてきた。「やっぱり、カッコいいわ!」

グッチのドアマン2名。一人は遠めに黒に見えるチャコールグレーのダークスーツ姿。もう一人は、同じ色のスーツの上にハーフコートを着ていたのだが、どちらの服装もステキで、とりわけハーフコートがよく、もしかしたらそれはグッチのお洋服なのかもしれない。もちろん、ドアマン自身の見た目や雰囲気、背丈もダントツ。ゴツすぎず、ナヨナヨしすぎずの風貌。おまけに、そういう教育がされているのか、姿勢もよければ、入ってくるお客様への笑顔も、いかにもお愛想という感じがしなくてよい。

「もうね、娘について行ったわたしだけどー。ホント、ドアマンの彼らがやさしくてねぇ。ニッコリ笑いながら、すごーく丁寧な言葉で対応してくれるわけよ。おばさんは思わず買い物したくなっちゃって、お財布買っちゃいました」

はー……見事にノせられちゃったんですね……! いやしかし、Kさんの気持ち、わかるような気がする。やっぱりにこやかかつ親切に接してくれたら、悪い気はしないもんね。ましてやその人が、見目麗しいとなれば。

「グッチは、ドアマンに相当こだわっていると思うわ。みんなあのくらいは背が高いんだもの」
「見た目は、じゃあ、銀座と青山、あまり変わらない感じでしょうか?」
「そうね。まあでも、青山に行った日が寒い日だったから、ドアマンは、ハーフコートよりは長めのコートを着ていたような気がするんだけど、そっちの方がカッコよかったかな」

勝手なことをしゃべりながら、去り難い思いでドアマンを振り返り振り返り、歩いたわたしたち。「もう一往復ぐらいしようか?」というアホなマネは、どうにかこうにか抑えた。ああ、今度青山店のドアマンを見に行きたい……青山、特別に用事はないんだけど……。
関連記事
Posted bylucinda

Comments 2

There are no comments yet.
もと

ドアマンにこだわりがあるって、手抜きない感じでいいですね!
そうなんだぁ、今までエンのないお店だったんで、見たこともなかったけど、今度冷やかしにグッチ前歩いてみようかな。大阪も拘ってるだろうか??
大阪のドアマン拘りを感じるのは、HEP FIVEという、観覧車があるファッションビルがあるんですけど、その入り口にいるナビゲーターに微妙にこだわりを感じる。
制服もきちんとあって、店内案内をするお兄さん達なんだけど、日本人だけではなく、毎回外人さんがいるんだよね。見目はそこそこだけど、態度はいい。
やっぱり玄関先に気持ちいい人いると気持ちいいですね♪

lucinda

大阪にも路面店、あるんですね!
もうぜひぜひ注目ですよ。そしてどうだったか教えてください。
見た目も大事ではあるんですが、やっぱり態度というか愛想がいいと、気持ちいいですよねー。制服とかスーツってのも、ポイントなんですよね、きっと(笑)。

  • 2007/03/05 (Mon) 16:23
  • REPLY