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2ヵ月経つけど「わたしがあなたに猛烈におススメしたい『おっさんずラブ』の10の魅力」

 25,2018 23:31
ドラマ『おっさんずラブ』が終了してからもうすぐ2ヵ月。


Twitterを追っかけ続け、“いいね!”を増やしまくり、関連記事を読みあさる日々も、ちょっとだけ落ち着いてきた――「春巻」と聞いて、まだまだ咄嗟に「春牧」と脳内変換してしまうけれども。


いやぁ――『おっさんずラブ』(以下OL)は、素晴らしい作品でした。控えめに言って最高だったし、控えめに言わなくてもよいなら名作でした。あの最終回の清々しさと多幸感といったら!


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円盤のパッケージ。もちろん購入するつもり。


当初はわたし、そのタイトルのストレートさに眉を顰めていた。2016年年末の単発ドラマが告知された時も、それが連ドラになったと、今春あちこちで取り沙汰されていた時も、


――『おっさんずラブ』って……どうみてもBLをおちょくってるとしか思えないタイトルだし、腐女子狙いの、「こんなシーンに腐女子は萌えるんだろ?」的な勘違いが鬱陶しい内容なんでしょ?


と、非常に醒めた気持ちで、まったく食指が動かなかった。


それが、腐女子の友人に


「あれ、フツーに面白いし、いいドラマだよ。見といた方がいいよ! 見逃したらGyaoとかTVerで1週間限定だけど見られるし」


とプッシュされ、じゃあ1回だけ見てみるか……と、直近で放映された第3話を見てみたら。


――なにこれ、面白いじゃん! 


あっという間にドラマにのめり込み、毎週毎週、オンエアを楽しみにするようになってしまった。


見逃し配信に油断して、うっかり録画をしていなかったのだけど、5話を見終わってからは、「これは録画しなくちゃだめだ!」と、遅まきながら録画を始め、最終回の放映終了後は、案の定、録画した6~7話を繰り返し見ている始末。


もちろんTwitterで情報を追っかけ、「田中圭さん(※主演の春田役)のモバイルサイトのブログ、『OL』について書かれてて尊い~! お金払っても惜しくない!」というツイートが流れれば、早速課金してブログを読み、「雑誌に掲載されてるインタビュー、マジで読んでほしい……!」というツイートが流れたら、書店でチェックし、そそくさと買う――という日々を過ごしているのだ。


かようにどハマリしているOL、わたしがこの作品に夢中な理由を、今頃で今更だけど、書きだしておきたくなった。そこで、翻訳記事によくある“あなたが●●すべき10の理由”っぽく、まとめてみた。題して、「わたしがあなたに猛烈におススメしたい『おっさんずラブ』の10の魅力」


長くなったけど、見出しだけでもよかったら……!


1.まっすぐでド直球なストーリー展開が心を鷲掴み。

そりゃ、恋愛騒動を繰り広げる主人公たちがみんな男性だという点は、現状ではレアな設定だ。でも、ストーリー自体は、片思いも三角関係もすれ違いも盛り込まれた、王道で真っ当なラブコメ。どの登場人物もまっすぐに真剣に恋をし、その心の動きが非常に丁寧に描かれていたから、心にダイレクトに響いたのだ。


2.コミカルに演じられていても、バカにはしていない。

オーバーなリアクションやハデな顔芸など、コミカルな表現が全体的に散りばめられていたけど、作中で、同性に恋する登場人物たちを決して茶化したりバカにしたりしていない。それはすなわち、ドラマを楽しんでいる視聴者のこともバカにしていないということだと思う。


どのキャラクターも相手のことを想って決断し、行動するところも印象的だったなぁ……。


3.腐女子だけを意識していない

“腐女子向け”といった意見を時折り見かけたけれど、少なくともわたしはそんな風に感じなかった。ドラマのファンには腐女子がたくさんいるだろうけど、非腐女子も同じくらいたくさんいる。もしも腐女子をターゲットにしていたなら、非腐の人たちは敏感に腐女子への“媚び”や“腐臭”を感じとっていたんじゃなかろうか。


やはりドラマの大ファンでBLに全く興味がない同僚は、「登場人物たちの恋が、普通で自然で、BLとか思ったこともなかった」と話していた。だよね!?


4.LGBTを意識しすぎてもいない

男性同士の恋が繰り広げられていても、“男同士”ということや“同性愛”への、余計なバイアスや配慮、エクスキューズといったようなものも感じられなかった。


「同性愛では、相手を不幸にするかもしれない」と、牧が春田を振るシーンはあったものの、その後、部長が春田と同棲して結婚式まで挙げようとする展開は、これまでさまざまな作品で目にしたラブロマンスの展開そのままで、“男同士”だからあるかもしれない(ないかもしれない)特別感は、どこにもない。見ている人の心に響いたのは、男同士だろうが男女だろうが、恋愛で感じるであろう普遍的な感情や行動が濃やかに描かれている点だったと思う。きっと。


5.とはいえ、BL要素はないこともない、かな

男同士の恋愛があっさりと存在している様子は、まあ、BLの世界に似ているといえるかもしれないが、それよりも、個人的に腹に落ちたのは、脚本家へのインタビュー記事の、「少女漫画をおっさんが全力でやっている」というタイトル。BLのベースは少女漫画だとも評されることを思えば、BL要素を感じたとしても、おかしくないかも……。


【インタビュー】「少女漫画をおっさんが全力でやっている」脚本家・徳尾浩司が語る“偏見のない世界”<前編>(cinemacafe.net)


ともかく、見ていてワクワクして切なくてキュンとする感じは、まさに王道の少女漫画ですね、はい。


6.「この人は現実にいる!」と信じそうになる俳優陣の熱演

主人公の春田、黒澤、牧はもちろん、脇を固める武川など職場のメンバーや、春田の幼馴染の鉄平とちずに至るまで、キャスティングは絶妙に、ぴったりハマっていた。本当に、この東京のどこかに現実に「春田」と「牧」と「黒沢」が暮らしていると勘違いしそうなほど、演じる俳優たちに役が浸透していたし、彼らは役そのもので、“役を生きていた”。


それにしても春田の“小5感”はすごいよ! 鈍感な感じが、まさに男子校ノリの雰囲気。
部長の乙女っぷりは巷の評判以上だったよ! あの目のキラキラさったら! 
そして牧の切ない表情の数々! 嬉しさを押し隠したり辛さを堪えたり、複雑な感情が見ているこちらにビリビリ伝わってくるあの演技は一体……!? 
もうわたし、演じている林遣都さんの苗字を「牧」と思わず間違えるほどだもの。別の作品では、全く違うキャラクターになっているのはわかっているけどさぁ……!


7.ヒロインは黒澤部長だけじゃなく、春田も牧も、じゃない?

このドラマの“ヒロイン”は黒澤部長。公式にそう紹介されている。でも黒澤部長に猛烈にアプローチされてうろたえ、牧に突然キスされて動揺する春田の様子や、春田の一挙手一投足に切なそうな牧の様子を見ていると、なんだか春田も牧も、それぞれ“ヒロイン”に見えて仕方なかった。


こうして、全員がヒロインに見えるのも、3人全員が男性だからかもしれない、と思ったり。


8.オリジナル作品ゆえ、ストーリー展開にワクワク

原作の映像化・舞台化は、原作を知っていればどうしても原作と比べてしまうし、知らなければ知らないで、後から原作を読んで、時にモヤモヤしてしまうこともある。でも、OLはオリジナル作品なので、原作との比較も無縁だし、先の展開をワクワクと楽しめる。


「アドリブが多かった」というプロデューサーの言葉や、「脚本どおりのセリフだけど、どうテストしたらそんな演技をすることになったのかと、オンエアを見て驚いた」という脚本家の言葉など、スタッフのインタビューを読むと、それもオリジナル作品ならではなのかなぁと思うし、俳優を含めたスタッフ全員が、いろいろとアイデアを出して練り上げ、作られたドラマなんだなぁと、感じ入らずにはいられない。


9.細かい作り込みを、確かめたくてどうしようもなくなる!

ドラマ終了後も、Twitterではいろんなタグが飛び交ってツイートの流れが途絶えない。お馴染みのファンフィクションはもちろん多いのだけど、さまざまなシーンの解釈や、細かい演出や役者の演技について気付いたことのツイートを見ると、もう今すぐドラマを見返して、確認したくてたまらなくなる。いや、みなさんの気付き、本当にすごいよ……!


また、批評家やライターなどの“プロ”による批評・感想が、オンエア中からひっきりなしに雑誌やwebメディアに掲載されたり、ツイートされたりしていたのだ。そんなの読んだら、またドラマを確かめたくなっちゃうでしょ!?


10.公式の巧みな露出がニクい

オンエア中から公式は、インスタを使って撮影中のオフショットを公開したり、黒澤部長のアカウントを作って“部長の春田隠し撮り”を演出したり、pixivとコラボしてイラストコンテストを開催したりと、ファンを一喜一憂させていた。


また、たった7話しかなかった短い作品にも関わらず、出演俳優のインタビューや対談記事、プロデューサーや脚本家などスタッフのインタビューを頻繁に読めたのも、個人的にはとても嬉しく、ドラマをより楽しめるモトだった。


そしてドラマ終了後の怒涛のグッズ展開ですよ……! いろいろと出ているけど、わたしは今のところ、DVD(BDにするかどうか悩み中)と公式ブックは購入確定です。


自分なりにこうしてまとめてみても、ドラマを見て大勢の人が何かを感じ、何かに気づいたことを発信して、さらにまた大勢の人がそれに共感し、新たなものが生み出されている。まさに、“良い作品”が起こす“良い循環”が発生した作品なんだなぁ……としみじみしてしまう。


――というわけで、やっぱり買っちゃったもんなぁ……。


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まさかアニメージュでOLの特集やるなんて……!


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円盤発売まで待てないし、個人的に懸案だった案件にカタをつけたので、そろそろ課金して動画をリピート視聴しようかなっと。
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Tags: テレビドラマ おっさんずラブ BL LGBT

Comment 2

2018.08.26
Sun
17:19

浦姫 #-

URL

おぉ!(*゜ω゜*)ご覧になっておられましたか
私も回が進む毎に毎週楽しみに視聴しておりました!
円盤購入されるのですね^^
個人的に、2話か3話にTV放映でついていた副音声(春田と牧w)
いろんな意味で楽しかったので是非ついていて聞いて頂きたいです…

第1話を見終わったあたりで既に牧推しだったので、
はるたんとの本編はもちろんちずちゃんとのやりとりだったり、
はるたんとちずちゃんが二人でいるとこを見ちゃった場面だったり、
ほんっっとーに表情芝居(もちろんおしゃべりありでも素敵でしたが)が
すばらしかったですね
いや、その他の役者さんも皆さん勿論すばらしかったですが!

編集 | 返信 | 
2018.08.28
Tue
06:52

lucinda #-

URL

コメントありがとうございます

浦姫さん
コメント、ありがとうございました!
いいですよねぇ……OL。
2話の副音声は、音声だけはツベで見つけて聞いたのですが、映像つきでしっかり堪能したいと思います( ̄ー ̄)

牧の…というか、林さんのあの表情は本当にやられました。
最後にいくにつれて、どんどん別嬪さんになっていくのもすごいと思って見ていた……!
おっしゃるとおり、どの役者さんの演技も素晴らしく、改めてじっくり見たいなぁと思っています。

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