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そりゃ目も肥えます

lucinda

先日の記事で登場した、イトコのセイちゃんから、メールがきた。というのも、例のショーゲキの告白があった同じ電話で、

「そういえばボク、これまでエロ小説とかあんまり読んでなかったんですけど、ネットで、体験談を投稿するサイトを見て、めっちゃ萌えたんですよ! 文字で興奮するっていうの、初めてわかったって感じですよ」

と話してくれ(この日はなんでも告白してくれたもんだな、セイちゃん…)、その「めっちゃ萌えた」サイトのURLを教えてくれたのだ。セイちゃん曰く「兄にも教えたら兄も興奮し、ついでに兄嫁も読んで興奮したらしいんですよ!」という、シロモノだったのだが。

―――ええっと……ドコでそんなに興奮したんですか、っ感じなんですけど? もしもし?

教えてもらったサイトは、いわゆる投稿サイトで、投稿者の自身の体験やら目撃したことやらが、ほぼ語り口調で書き起こされているのだが、なんていうんですか、表現が平たいっつーか、稚拙っつーか、盛り上がりへのダッシュが足りないっつーか、今ひとつノリきれないのだ。

以前、主張したことがあるけど、エロシーンをうまく書ける人は、文章がうまいと思う。これはかなり主観的な感覚なので、エロシーンにのめりこめるなら、そのほかのシーンもハマれる、と言った方がいいのかもしれない。だけど、文章がうまい人が、必ずしもエロシーンがうまいとは限らないのが面白いところで、個人的な見解としては、エロシーンのうまさは文章のうまさの十分条件ではあっても、必要条件ではないってことなのかな。

というわけで、セイちゃん推薦のサイトのエピソードは、残念なことに、どれも「ちょっとね…」で終わってしまったのだった。「学校」とか「職場」とか「異質」とか「近親」とか、カテゴリーはさまざまだったんだけど…。

そんな話をvivian先輩にしたら、

「だって、ダテにBLを読んでないもの、わたしたち。そりゃ、目も肥えるって」

と、他愛なさげに断言されたのだった。

たしかに毎日毎週毎月、書籍やらネットやらであれこれと読み散らかし、しかも「これはいい!」「これはイマイチ」などと感想まで書き散らかしているんだものねぇ。「興奮するかしないか」「萌えるか萌えないか」の感覚は、知らず知らずのうちに磨かれていてもおかしくない。

件の投稿サイトは、さも当然というように、男×女のエピソードばかりだったけど、だからダメだったというわけではありません。はい。
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Posted bylucinda

Comments 4

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はづき

エロ話に反応してお邪魔してしまいます(笑)。
電車の中で人様が読んでいるスポーツ新聞のエロ欄を盗み見ると、時々びっくりするほど陳腐な表現とか文章として成立していない過激な単語の羅列とか古臭い比喩とかに出会うことがあって、苦笑しちゃいます。
おじさんはああいうので萌えるのかなあと。
あまり本を読まない世代に携帯小説が人気なように、文章力より事例でオッケーってことでしょうか。
逆に漫画だと、背景描けてなくてデッサンも狂ってるのに、濡れ場のあの…部分だけ異様にリアルに描かれてることがありますね。
なよっとした少女漫画な面相にリアルな股間て、なんかこう受け入れがたいのは私だけでしょうか。。。
脱線気味なコメントで失礼致しました。

lucinda

コメントありがとうございます。

>文章力より事例でオッケーってことでしょうか。
そういうことなんですかねぇ。たしかにエロ話は、告白とか投稿の形をとっているものって、けっこうありますよね。ちょっとくらいヘタな感じがする方が、逆にリアル感が出るってことかしら、とは思いますけど……わかっちゃいるけど、同じヘタな感じでも、悪くないと思えるものもあるのが、不思議なところだと思います。

はづきさんのコメントを読みながら、「ただただエロシーンがあればいいというわけじゃない人と、そうでない人の感覚の違い」ということなんだろうかと思ったのですが……どうなんでしょうねぇ。

  • 2006/12/25 (Mon) 02:03
  • REPLY
もと

あ~、その投稿サイト知ってるかもです。なんか、時々思い出したように見に行ってしまいます。
多分私は文章の上手い下手じゃなく、「ネタとして面白いかどうか」だけを見てる気がしますね。
ああいうところの文章って、主観が入りまくりな上に、構成その他は全く考えず、ぶつ切り、改行ナシで読みづらいなど、色々不具合ありますね。
それでも時々見に行こうと思うのは、本当(かもしれない)の力強さのようなものを感じちゃうんですよね。多分それが好きなんだと思う。
逆にあそこで妙に文章が上手いと、ウソくさいネタって感じて、そういうのは読まないですね~。
そこに何を求めるかによって、あそこは面白くもあり、つまらなくもあるところなんじゃないかなって思ったりします。

lucinda

ご存知でしたか……さすがもとさん。多分、そのサイトです。きっとそうです。そういうことにしておきましょう。

>本当(かもしれない)の力強さのようなものを感じちゃうんですよね。
あ、これ、同性愛カテゴリのブログを読むときに感じる感覚ですね。たしかに、そう感じるところはあり、それがまさに、「ヘタだけど悪くない」と思う分かれ目なのかな、と思ったりします。

ただねぇ…イトコには、投稿と小説は一緒にするなと、言ってやりたい、と、もとさんのコメントを読んで気づきました。今度言ってやろうっと。

  • 2006/12/25 (Mon) 02:34
  • REPLY