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SNS何それおいしいの?な人をも駆り立てる萌え

 28,2017 23:35
三連休の最終日は、助っ人要請がかかったので、売り子として春コミへ行ってきた。


今回助っ人に入ったのは、vivian先輩の友人の、ジャンルはさておきカップリングはイバラ(さすが先輩のお友達!)、というサークル。それゆえ、「そんなに忙しくないと思うよー!」と言われていた。


実際、お客さんが来るのはほどよい頻度だったし、vivian先輩が買い物に出かけている時はパンフレットや本を読む余裕もあったのだけど。


「あのー……本日はよろしくお願いします」


と、おずおずと挨拶をされたのをきっかけに、どういうわけか思いがけず、お隣さんのサークル活動のことをいろいろ聞く機会に恵まれたのだった。


ちなみに、お隣さんのカップリングも、助っ人に入ったサークルと同じ。“隣”なんだから当然かぁ……と思いながらも、


「このカップリング以外でも、本を出してらっしゃるんですか?」


と聞いてみたら


「いえ、これだけです。アニメで、●●(受けに設定したキャラ)の声を聞いたとたん、うわー! なんてカワイイ声なんだろー! って思って……。それから、このカップリングでずっと活動してるんです」


と、ニコニコと、それは嬉しそうにハマったきっかけまで話してくれた。うーむ、挨拶の時の、ちょっと硬くて様子を窺うようだった表情が、一気に緩んでるじゃないか……!


「あの●●の声、可愛くないですか!?」

「ど、どうでしょう……? キャラはカワイイと思いましたけど、声までは……」


――お隣さんや、vivian先輩の友人が“受け”と設定しているキャラクターはいかつい見た目で、確かアニメでの声もわりと低めだったような気が……。そりゃまあ、ちょっとトボけた感じのキャラだったから、声もどこかコミカルなところがあって、それがカワイイと言えなくもないだろうけど……という、わたしの微妙な反応を見て、お隣さんは、ちょっぴり残念そう。ごめんなさいねぇ、そこに共感できなくて――。


「あ、けど●●の声をやった声優さんは、もともとお好きだったんですか?」


「いえ、そんなことないんです。自分でもよくわからないんですけど、●●のあの声にヤられちゃって。それで同人誌も作るようになって


「へぇぇ。それまでも同人誌は作られていたんですか?」


「いえ、これが初めてです! アニメやマンガは好きでしたけど、30年以上生きてきて、こういうことをするのは初めてなんです。去年から活動してるんですけど、去年は6回もイベントに出ちゃって……。さすがにお金を使いすぎたなって思っているので、今年はちょっとセーブしようかと」


「なるほど、今年はイベントを厳選されるんですね?」


「そうです。あ、来月のオンリーには参加するんですけどね」


――全然セーブしてないじゃないか! と心の中で思いっきり突っ込んだわたしだけど、それにしても……と思う。


アニメを見て、脇キャラの声にズキュンときて、いきなり二次小説を書き始めてサークルにまで参加する。しかも30代で。おまけに聞けば、彼女が住んでいる町は、都心から普通に新幹線を利用するような遠い場所。


――萌え、すごい!!! なにそのパワー!?


これまで何度も、萌えのパワーをまざまざと目の当たりにしてきたけど、今回もまた、すごい話を聞いちゃったなぁ……!


こういう萌えに突き動かされている話を聞くたびに、ヒーローにトドメを刺されたヒールのような、幸せなノロケ話を聞いた時のような、妙な敗北感というか羨望というかを感じるのだけど、それはわたしが、そんな体験から遠ざかっているからかしらねぇ……?


ところが、こんなに萌えに突き動かされてパワー全開なお隣さんなのに、意外な弱点(?)があることが判明した。


「やっぱりピクシブにも投稿されたりしてるんですか?」


と、ふと聞いてみたら、お隣さんは顔を曇らせた。


ピクシブ、やってないんです……。見てはいるので、できるなら私も投稿したいと思ってるんですけど……


「ん? できない……ってことですか……? スマホ、持ってらっしゃいましたよね? ご自宅にパソコンは……?」


「パソコンはあるんですけど、ネットにはつながってないんです。ピクシブって、スマホからも投稿できるんですか?」


「どうだろう……。で、できるんじゃないですかねぇ? ピクシブのIDとか持ってれば……」


「IDって、なんですか?」


――え? あれ? どう見てもわたしよりはよっぽど若そうだけど、ネットにあまり慣れてないのかしら……? と思いながら、恐る恐る


「Twitterとか、ほかのSNSは使ってらっしゃいます?」


と聞いてみたら、


「いえ、全然。だってSNSって有名人が使うものだと思っているので、私ごときには関係ないかなと」


と、きっぱりとした答えが返ってきた。何を当然のこと言ってるんですか? みたいな表情とともに。


そういえば、わたしがvivian先輩と話をしている時や、接客している時、お隣さんは、ノートにコツコツと次の本の原稿を書いていた。そうして書いたものをパソコンで清書して、出力して、同人誌にしているのだという。そりゃ確かに、パソコンがネットにつながってなくても、まったく問題ないわけだ。


そんな、まさに手作り&手売りのサークル活動の結果、わたしが見たところ、4~5冊の同人誌が並べられていた、お隣さんのスペース。


――以前話をしたアガサさんは、ロム専とはいえSNSは使っていたし、ピクシブにも投稿していたけれど、サークル活動には腰が引けていた。その逆にお隣さんは、サークルにはバンバン出ているけど、ピクシブやSNSは手をこまねいている。


でも、「書(描)かずにはいられない!」という衝動は共通しているわけで――人をそんな気持ちに駆り立たたせる“萌え”とは、やはりすごいなぁ! と、改めて感じ入ったのだった。なにしろ、多分萌えがなければ関心などなかっただろうSNS(ピクシブだけだけど)に、萌えのおかげでお隣さんは興味を持つようになっているわけだしね。


もちろん、お隣さんにはピクシブは強力に薦めておいたし、ついでに、情報収集にも便利ですよ、とSNSもちょこっとプッシュしておいた。


あの後、お隣さんはピクシブにIDを登録したのかしらねぇ……。
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Tags: 腐女子 イベント オタク

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