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老いゆえの頑なさか、生来の気質か

 23,2016 23:14
年を取るとともに人は頑なになる、とはよく言われることだけど、ある意味では、元々の気質が剥き出しになっていくということなのかしら? 


そんなことを考えさせられることが、先日あった。


それは、同年代で10年来の友人・K夫妻と数ヵ月ぶりに飲んだ時のこと。


どういういきさつだったか、女性専用車両の話になったのだけど、夫のKくんが顔をしかめながら


「女性専用車両は臭いよね」


と言った言葉に、思わずのけぞった。え、なに? 化粧とか香水がクサいってこと? つか、Kくん、女性専用車両に乗ることもあるの?


乗ったことないけど、毎朝乗る電車で、女性の髪が生乾きで臭うんだよね。あれ、ホントに臭い


――えー!? それはKくんが乗ってる車両に、たまたまそういう人が乗ってきたってことでしょ?


「わたし、これまでそんな風に感じたことないけど」と、とりあえず反論をしたものの、Kくんは頑として自分の意見を取り下げない。


なんだかなぁ……と呆れつつ、わたしは内心、かなりムカついていた。――そりゃ、髪が生乾きの女性の件はお気の毒だと思うけど、それがどうしていきなり“女性専用車両は臭い”に飛躍しちゃうわけ? 夏場の、乗り合わせた男性の汗臭さやら体臭やらも、かなりしょっぱい気持ちになるけど!?


同時に、Kくんの物言いや表情に、「Kくん、“女嫌い”なのかもなぁ……」と、ハッと気が付いた。


Kくんは男子校出身の理系男子で、学生時代の友人たちとは今もつながりが深い。友人たちはもちろん男性ばかり。彼らは、自分のカノジョ、あるいは妻子を伴って集まることがあり、わたしもなぜかその集まりに参加させてもらったことがあるのだけど、その盛り上がりぶりは、ほぼ女性の妻子やカノジョをそっちのけな、見事なまでの“男子校ノリ”だった。


彼らの内部には、先輩・後輩などの一応のヒエラルキーがあるらしく、もちろんそれは、大学を卒業して何年経とうとも、変わりはしない。


また、Kくんやその友人たちは、「しばらく連絡を取り合ってなくても、会えばすぐに、昔のように分かりあえる」と、まるでどこかの青春映画のようなセリフを、しばしば口をそろえて言う。


そういった、自分たちの絆の強さや深さを見せつけるかのような彼らの様子は、ホモソーシャルそのものだよなぁと、思ったものだった。既婚者の多い彼らだけど、「でもこの人たち、精神的ホモだよなぁ」と、密かに思ったこともあったっけね。


――そういったことを思い返すと、Kくんが“女嫌い”だとしても、別に不思議じゃないのかぁ……と、Webで『ホモソーシャル』の解説をいくつか読みながら、うんうんと、納得したのだった。


Kくんも、ちょっと前まではあんな感じじゃなかったんだけどなぁ……。女嫌いだなんて、感じさせられたこともなかったし……。何かここ2、3年で、自分の意見を決して曲げない頑なさを感じることが増えてきたような……。


――ん? ひょっとしたら、向うもわたしのことを同じように思っているかもしれないじゃないか! 他人を不愉快にさせないように、気を付けなくちゃね。
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Tags: ジェンダー ホモソーシャル 男という生き物

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