振り返り 「8月に読んだ本」&顔を合わせて感想を語り合うのは楽しい

 26,2015 23:16

非常に久しぶりな、先月の読メまとめです。


実はなかなか更新できなかった時に、読メまとめのデータを保存していたのだけど、失ってしまった模様で……無念。


2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2067ページ
ナイス数:14ナイス

世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~ (ディアプラス文庫)世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~ (ディアプラス文庫)感想
まさか続編が出るとは思っていなかったので歓喜。思いがけずアナウンサーになった国江田が、どうやら自分が採用されたせいで落ちたらしい元アナウンサー志望のタレント・木崎の存在に、ぐるぐる悩みます。前作より可愛げが増しているような気がするなぁ、国江田。潮への愛も前回より多めににじみ出ています。壁ドンのセリフは素敵だった(笑)。ニュース番組の視聴率競争や報道の取材現場の様子にも触れられていて、相変わらず仕事シーンはしっかりしているなぁと感心。もしかして、そのうち木崎が主人公のお話が出るのかしら……?
読了日:8月1日 著者:一穂ミチ


デートしようよ (ディアプラス文庫)デートしようよ (ディアプラス文庫)感想
典雅先生の、受け(or攻め)による攻め(or受け)の説教系(あるいは啓蒙系、あるいは指導系)作品は、本当に絶品。しかもラブ要素も増して、確実にパワーアップしていると思う次第でございます。どんくさいボンクラな攻め・詠介は、きっと紘斗の前でだけどんくさくボンクラなんじゃないかしら。後半に登場する、乙女チックさに憧れるマニッシュで人見知りな美女・すみれも良いキャラ。また、おばのゴジラエピソードもフキました。イラストも作品に合っていると思う。表紙絵がとても素敵。
読了日:8月1日 著者:小林典雅


恋してる、生きていく (ディアプラス文庫)恋してる、生きていく (ディアプラス文庫)感想
じんわり&ほっこりなストーリー。主人公二人の関係が、時にじれったいほどゆっくりと穏やかに語られています。しかも、梓が念願の登山を果たすという、読み手のカタルシスというか、達成感みたいなものも感じられて、行き届いているなぁ……という感じ。著者の夕映さんは本当に山がお好きなんだなぁと、読みながら思いました。
読了日:8月16日 著者:夕映月子


隣人は恋人のはじまり (SHYノベルス)隣人は恋人のはじまり (SHYノベルス)感想
『眠り王子にキスを』のスピンということで期待しながら読んだのだけど、ちょっと肩透かしな感じ。これはこれで、ラブコメとして十分楽しめるのだけど、やっぱり私にとって『眠り王子…』は出色の作品だったんだなぁと思った。収録されていた『眠り王子…』のSSが読めて幸せ。
読了日:8月16日 著者:月村奎


ここで待ってる (キャラ文庫)ここで待ってる (キャラ文庫)感想
凪良作品で子持ち作品か!とワクワクしながら読んだ。いやー、さすが凪良先生、子持ち作品といえども、捻りが効いてます。飴屋とのばらは、ワケあり風だと思っていたけど、その“ワケ”が、物語後半まで明かされず、しかも予想外だった。論が成田の祖父に可愛がられてどんどん子供らしくなっていく様子や、成田の“お兄ちゃん”すぎて恋愛に踏み込めない感じも良く出ていて、素晴らしいなぁと唸りました。登場人物がみんな魅力的なのも印象的。
読了日:8月22日 著者:凪良ゆう


いつもあなたの事ばかり (ディアプラス・コミックス)いつもあなたの事ばかり (ディアプラス・コミックス)感想
何か、前作よりも二人の関係がしっくりと落ち着いているような印象。いろいろとアクシデントは発生するのだけど、お互いを信頼し守ろうとする感じが良い。武久の過去、思いがけないものでちょっと胸が痛んだけど、まあ、今は幸せそうだし、いっか。
読了日:8月22日 著者:阿部あかね


最強防衛男子! (キャラ文庫 お 2-4)最強防衛男子! (キャラ文庫 お 2-4)感想
自衛隊学校が舞台。いろいろと自衛官が活躍し注目を集めているこのご時世、ミーハー的に「自衛官カッコいいよね!」な感じだったらヤだなぁと思いながら読んだけど、なかなか読み応えがありました。訓練のシーンや、キャンプ場での救助シーンも、しっかり丁寧に描かれていて満足。でも二人が初めてエッチするシーン、寮で同室の同級生たちをわざわざそのために追い出して、おまけに同級生たちは部屋の外で二人のアレコレを察しているって、なんかすごいシチュエーションだなぁと、心の中でツッコミました。続きがあるなら読みたい。
読了日:8月23日 著者:音理雄,むとべりょう


ドS紳士と新妻と不埒な電車 (ビーボーイノベルズ)ドS紳士と新妻と不埒な電車 (ビーボーイノベルズ)感想
読後、「うへー!」と思わずつぶやきました。いやぁ、こんなにエロ満載でツッコミどころ満点の作品は久しぶりだなぁ……! 冒頭の、実は攻めは受けに一目ぼれしていました、というエピソードが、まったく良い話だとホッコリできないほど、斜め上にぶっ飛んでました。ラストも、読んでいて「それ、楽しいの!?」と作中のキャラに問いただしたい気持ちになりましたが、まあ、ある意味、“BLらしい”のかも。「うへー!」とは思ったけど、読後はイヤな気持ちにはならないのはよろし。
読了日:8月28日 著者:櫛野ゆい


トリガー (onBLUEコミックス)トリガー (onBLUEコミックス)感想
これまでのイシノ作品とは異色な作品。中盤、三井が曽根をいたぶり続けるまでは、ちょっとツラいなぁ……と思っていたけど、そこから急展開。三井はゲイであることを受け入れ、曽根を支えにして立ち直っていきます。その再生の様子は心にしみたし、三井をイヤなヤツだと思えなくなってしまった。三井は曽根の度量の広さに感謝するべきだよ! リバになりそうでならなかったのが残念かな。いつか三井が受けの話が読めたらちょっと幸せ。それにしても三井の中学時代の教育実習生、酷すぎる。一番許せないのはクズな三井より、この教育実習生だな。
読了日:8月29日 著者:イシノアヤ

読書メーター


先月は9冊かー……わりとバタバタしていたわりには読んでいたんだな、という感じ。


新刊購入が厳選モードに入っているせいか、読んだ作品は大体、読みごたえのある良作揃い。『デートしようよ』(小林典雅)とかね、『ここで待ってる 』(凪良ゆう)とかね、『世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~』(一穂ミチ)とかね。つか、このお三方は、もう私の中で揺るぎない“読んで後悔しないBL作家”だな。たとえ後悔することがあるとしても、ストーリーが好みではないとか、そんな理由。


あ、『ここで待ってる 』(凪良ゆう)のキャラクターは、ゲイと自覚しつつも家族や周りの反応を想像して秘密にしていたのでした。うーん、やっぱりじわじわと、“ゲイに対する家族や世間の反応を意識する”描写は、BL作品でも増えつつあるのかしら。


そんな中で、久しぶりにある意味“ザ☆BL”な作品を読みました。『ドS紳士と新妻と不埒な電車』(櫛野ゆい)。これがもう、本当にビックリするくらいどエロくて、能天気にトンチキで、久しぶりにこういう作品を読んだなぁ! と、読後は清々しい気持ちになったんですよ、奥さん!<誰!?


実はこの作品、このところ月イチの割合で続いている呑兵衛腐女/男子の日本酒会にて、


「何か一冊を課題図書にして、翌月みんなで感想を言い合おう」


という催しのために、選ばれた作品なのです。


課題図書といっても、それぞれある程度腐に浸かりきり、それなりに好みを持っている面々ゆえ、いざ作品を選ぶ段になると相当迷いました。が、表紙とタイトルから漂うただならぬトンチキ臭と、誰かの「櫛野さんなら悪くないと思う」という発言が決め手となって、この作品が選出されたという次第。


しかして感想発表の場では――


「いやぁ、予想以上にすごい作品だったねー!!!」
「攻めがおかしすぎるよね!?」
「つか、ストーカーだよね!? ある意味」
「受けもさー、さんざんやっといて、『好きな人とじゃないとこんなことしたくない』って、今さらかよ! とか思わなかった!?」
「最後に使わなくなった車両を庭に置いてチカンプレイって……突き抜けてるよね」
「まあ、二人がそれで楽しいんならいいんじゃないの?」



と、いたく盛り上がったのでした。この企画、成功。


ひとつの作品についてみんなで感想を言い合う、という形は、今なら読メなどの読書に特化したサービスとか、本が買えるショッピングサイトのレビューとか、ツイッターやラインなどのSNSとか、あるいはSkypeなどの音声チャットとか、とにかくインターネットを通じて手軽にできる世の中ではあるのだけど、実際に顔を合わせて感想を言い合うのは、ネットとは違った楽しさがあるなぁと、改めて思います。


相手がどんな温度感やトーンで感想を言っているのか、お互いにダイレクトに、しかと受け止められる、というかね。


しばらく続きそうなこの企画、来月に向けて課題図書を読まなくちゃ!


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Tags:  読メまとめ 腐友 オフ

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