【海外M/M小説で考えた】まとめ&おまけページ

 22,2015 02:00
途切れ途切れにダラダラ続いた“【海外M/M小説で考えた】”。終わってみれば全6回の特集でした。エントリーのリンク先まとめです。



■主人公はカムアウト済み

■カムアウトしてても悩みは尽きず

■ぶつけられる嫌悪、そして拒絶

■職業設定も絶妙!? クローゼットなキャラの苦悩

■嘘を抱えて生きてゆけない

■父親の存在感は日米の違い?



M/M小説だけでなく、最後の『父親の存在感は日米の違い?』でピックアップしたような、セクシュアリティに触れているBL作品は、今後できるだけレビューをアップしていきたいなと思っています。


それにしても特集自体、もっと早く、コンパクトにまとめる想定だったんだけどなぁ……と思いながら、取り上げる作品の情報などを確認していた時、こんな記事を見つけました。


日本でBL小説化された作品を、海外の原著者が絶賛! 
(BL News ちるちる)


どうやら、ハーレクイン・ラブシックより出された『親友の行方』(アヴァ・マーチ:著 鳩村衣杏:超訳 高崎ぼすこ:絵)の表紙絵を、アヴァ・マーチ先生がたいそう喜ばれた様子。


まあ……原著(『Brook Street: Rogues』)の方の表紙はこんな感じですが


Brook Street: Rogues (Brook St. Trilogy)


日本語訳の表紙はこれですもの。


親友の行方 (ハーレクイン・ラブシック)


本当に同じ作品なのか!? とツッコミたくなるくらい、印象が違う!


読後、「カミングアウトの問題とか、結構しっかり描かれてたなぁ」と感心した『ロング・ゲイン』(マリー・セクストン:著 一瀬麻利:訳 RURU:絵)は、原著(『Promises』)の表紙はこんな感じのようですが


Promises (Coda Series Book 1)


日本語訳版だとこうなってます。


ロング・ゲイン ~君へと続く道~ (モノクローム・ロマンス文庫)


――なんとなく、目指しているところは近い……気がするわ……うん…………。


考えてみると、BLに限らず日本語の小説作品の表紙に、英語圏のような、人物に寄った写実的な絵や写真が使われているのはあまり多くないような気がします。映画化・ドラマ化されると、キャストの写真が表紙に差し変わったりすることはあるけれども。


もし、BL小説の表紙絵が、海外M/M小説のようなものだったら、受け取る印象は大きく変わるだろうなぁ……! 表紙の違いで、BLとM/M小説の立ち位置が、微妙に異なっているらしいことが、ぼんやりと察することができるかも……なんてね。


ところで引用した記事に登場するアレクサンダー・ヴォイノフ氏は、『小説Deat+』に掲載された翻訳作品の『Skybound』のイラストを絶賛されているようなのだけど、リンク先のヴォイノフ氏のブログをのぞいてみると――ちょっと、その作品、超読みたいんですけど!? どうして単行本になってないんですかっ!?(机をバンバン叩くイメージで)


というか、6月以降、モノクローム・ロマンス文庫も、ハーレクイン・ラブシックも、新刊がまったく出ていないという不穏な空気――どうなるんでしょう、翻訳モノ海外M/M小説!?


大人の事情はいろいろあると思うけど、読み応えのある作品も多いことだし、細々とでも出し続けてほしい!――と願ってやみません。受け攻めカムアウト一覧表も更新すべく、心からお待ちしておりますよ!


関連記事

Tags: BL N/M 複数レビュー ゲイ カミングアウト クローゼット

Comment 0

Latest Posts