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【海外M/M小説で考えた】カムアウトしてても悩みは尽きず

 26,2015 23:59
ハーレクインラブシックの新刊『親友の行方』(アヴァ・マーチ/著 鳩村衣杏/超訳)を、週末じっくり読んでしまった!


親友の行方 (ハーレクイン・ラブシック)親友の行方 (ハーレクイン・ラブシック)
鳩村 衣杏 高崎 ぼすこ

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おまけに、いざエントリーをまとめようとしたものの、内容うろ覚えの作品があることに気付き、慌てて再読してしまった!


――そんなわけで、更新が滞っていました。いかんね。


ちなみに『親友の行方』では、主人公カプ二人の視点を交互に入れ替えて進められる物語。主人公の一人・ライナスはゲイだと自覚していたけど、もう一方の主人公・ロバートはライナスと関係を持っているにも関わらず、「男で惹かれるのはライナスだけ」とのたまって、己はゲイじゃないと認識しているキャラだった。


ゲイかゲイじゃないか、いずれにせよやっぱりハッキリ自覚しているのね……!


それはさておき、これまで読んだ翻訳海外M/M小説――モノクローム・ロマンス文庫とハーレクインラブシックでは、主人公は大抵、自分はゲイだと自覚し、周りにもカミングアウト済みだと、前回書いた。


一応、読んだことのある作品とその主人公をまとめておきましょうか。この際なので、表にまとめてみたYO!


20150609b.png
※クリックすると別窓で大きく表示されます


ハーレクインラブシックの海外M/M小説、『美しい獣たち』は未読です。“ハード”というコピー文言から、SMっぽいのかと怯んでるの……!


それはさておき、こうしてみると、主人公たちは大抵「ゲイと自覚していて、カムアウト済み」なのが一目瞭然ですね。しかもそういう設定の主人公は、今回まとめて気が付いたけど、受けが多い!


19世紀のイギリスが舞台である『わが愛しのホームズ』と『親友の行方』、そしてドイツが舞台の『くぐもったドラム』は、時代背景もあり公にカムアウトはしていない設定になっている。特に当時のイギリスは、男性同士の同性愛が違法として罰せられていたものね――クローゼットも、むべなるかな。


いやいやいや、何も19世紀ではなくて現代でも、たとえゲイだと周りにカムアウトしていても、作品の中で主人公たちは、“ゲイ”に対する周囲の反応に、大なり小なり悩まされている。


――そう、M/M小説を読んでいて“BLと違うなぁ……”と感じるのは、そういう描写が大抵入っているところなのだ。


カムアウトしたということは家族は分かっているのかと思いきや、アダム(『ルームメイト』)はどうやら家族には受け入れられていないようだし、アドリアン(アドリアン・イングリッシュシリーズ)のように、拒絶はされていないけど、好奇心と妙な思い込みを向けられて、ため息が絶えないキャラもいる。


アドリアンの場合、“拒絶はしないが、好奇心と妙な思い込みをぶつけてくる”のは、家族だけじゃない。自らが主宰する小説創作グループには、アドリアンをネタにして小説を書くメンバーもいて、アドリアンをしばしばイラつかせているほどだ。


ジャレド(『ロング・ゲイン』)の場合、コロラドの小さな町に住んでいるということもあり、“ゲイ”であることで余計なトラブルを起こさないように注意深く暮らしている。例えば教職も諦めているし、あからさまに嫌悪感を見せる相手の侮辱はなるべく我慢して、極力関わらないようにしている。


――うん、ゲイを拒絶しないものの、好奇心と妙な思い込みをぶつけてくる相手は微妙だけど、あからさまに偏見や拒絶感、嫌悪感をぶつけられるのも辛い。


もちろん、そういうシーンが描かれている作品もあって、それはもう、読んでいるこちらまで辛くなる。


続きます。


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Tags: BL N/M 複数レビュー ゲイ カミングアウト

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