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2014年私的BL【マンガ】ベスト10

lucinda

遅ればせながらの『私的BLベスト10 in 2014』。【マンガ】のベスト10を発表します。


もちろんマンガも、選んだ基準は下記のとおり。


・2014年に発売されたもの
・直感的に思い出したうえで、もう一度読みたい作品
・旧版と全く同じ新装版を外す
・続きものは、2014年に完結したもの。
・シリーズ作品、スピンオフ作品はOK。



それではまいります。


10位
『SEX TRUCK ROCK'N'ROLL』 羽生山へび子
(花丸コミックス・プレミアム)


SEX TRUCK ROCK'N'ROLL (花丸コミックス・プレミアム)



9位
『自家恋愛中毒』 モンデンアキコ
(花音コミックス)


自家恋愛中毒 (花音コミックス)



8位
『ほっぺにひまわり』 三田織
(マーブルコミックス)


ほっぺにひまわり MARBLE COMICS



7位
『あいぜんかぐら 天の巻』『あいぜんかぐら 地の巻』 日の出ハイム
(バンブーコミックス 麗人セレクション)


あいぜんかぐら 天の巻 (バンブーコミックス 麗人セレクション)


あいぜんかぐら 地の巻 (バンブーコミックス 麗人セレクション)



6位
『両想いなんて冗談じゃない!!』 カサイウカ
(Canna Comics)


両想いなんて冗談じゃない!! (Canna Comics)



5位
『桜花 咎の契』 吹屋フロ
(G-Lish Comics)


桜花 咎の契 (G-Lish Comics)



4位
『明転飛び出しッ!』 やまねむさし
(マーブルコミックス)


明転飛び出しッ! (マーブルコミックス)



3位
『野良犬にさえなれねぇ』 語シスコ
(バーズコミックス ルチルコレクション)


野良犬にさえなれねぇ (バーズコミックス ルチルコレクション)



2位
『ほんとは好きだ』 ARUKU
(バーズコミックス ルチルコレクション)


ほんとは好きだ (バーズコミックス ルチルコレクション)


1位
『若様隠密帖 上』『若様隠密帖 下』 内田カヲル
(バンブーコミックス 麗人セレクション)


若様隠密帖 上 (バンブーコミックス 麗人セレクション)


若様隠密帖 下 (バンブーコミックス 麗人セレクション)
レビューはここをクリック!

1位と2位に入れる作品はもう早くから決まっていたのだけど、どっちを1位にするかは、相当悩みました。トンチキワールド全開な『若様隠密帖』か、心の敏感な場所をグッと掴んできた『ほんとは好きだ』か。


しかし、全2巻を通してまったく崩れない世界観と、若様と太助のやりとりが徹頭徹尾愛おしかったということで、『若様隠密帖』を1位に。――でもでも、『ほんとは好きだ』は超僅差で2位だから! 本当は同率1位にしたかったんだから!


『ほんとは好きだ』は、舞台がミッション系の全寮制高校ということもあるのか、読後、宗教的な命題を突きつけられたような衝撃を受けました。ARUKU作品には、常にそんな衝撃が大なり小なりあるとはいえ、それでもね……!


語シスコ先生は本当にすごいなぁ! と感じ入った『野良犬にさえなれねぇ』。ARUKU作品とはまた別の心の敏感な場所を抉ってくるんだよなぁ……。10代だからこそ、周りによって容易に価値観や関係性が変わっていくことの脆さと危うさが、実に巧みに、俯瞰的に描かれていたと思います。


芸人を主人公にした『明転飛び出しッ!』は、頼りなくて恋愛体質っぽい安西が、終盤は相方を引っ張っていく頼もしさを見せていたのが印象的。こうしてみると、作品の中でキャラが成長していく物語がやっぱり好きなのね、わたし。彼らの大先輩、大原と城島も脇で大変目立っていました。


平家物語を大胆アレンジした『桜花 咎の契』。センスの良さに痺れました。同じ時代モノでも7位の『あいぜんかぐら』は、おそらく戦国時代初期の頃が舞台だと思われ、どちらも時代背景は中世ですね。


時代モノというと、どうしても戦国末期や江戸時代、幕末の人気が高くて、中世が舞台に選ばれることはあまりありません。そんな中で、中世を舞台に作品を描かれた先生方のチャレンジ精神に、心から敬服。日の出ハイム先生の絵柄の可愛さに見過ごしそうになるのだけど、実はきちんと資料を当たられているとお見受けするディテールの細かさも、素晴らしい!


堂々、40代を主人公にした『両想いなんて冗談じゃない!!』、こちらも並々ならぬチャレンジングだったのではと推察。テンポよく楽しめました。


『ほっぺにひまわり』は、ぽっちゃりな受け・ヨネちゃんの可愛さに癒されました。同時収録作の、あまりの雰囲気の違いに驚いたっけね。


モンデンアキコ先生のBL作品はこれまですべて読んでいるけれど、『自家恋愛中毒』が一番好きかも。読後に心地よい余韻が残って、何度か読み返した作品です。


独特の昭和ワールド健在の『SEX TRUCK ROCK'N'ROLL』。男気のある懐の深い攻め、ちょっとワケあり風な色っぽい受け、という羽生山作品おなじみの設定ではあるけれど、やっぱり読んだ後は、キュンと切なくさせられる――脱帽です。


ところで、マンガの方でももちろん、やむなくランキングに入れられなかった作品があります。それがこれ。


『飴とキス』 秋平しろ (H&C Comics/CRAFTシリーズ)

飴とキス (H&C Comics/CRAFTシリーズ)



『ちいさくともる』 阿弥陀しずく (マーブルコミックス)

ちいさくともる (マーブルコミックス)


『飴とキス』、キュートでカワイイ作品ながら、主人公二人のてんやわんやも盛り込まれていて、読んだ後に満足感がありました。『ちいさくともる』は、大好きな日常淡々系で、なんとなく色気のある絵柄が心に残っています。どちらもランキングに入れられなかったのは、“何か”がちょっぴり足りなかっただけ! 今後の作品を楽しみに待つ!


毎年思うことだけど、ベスト作品を選んでみると、自分の好みがボンヤリ、あるいはクッキリと炙り出されますね。やっぱりわたしは、


・石油王やら財閥の跡継ぎやら羽振りのよいヤクザなどとは無縁の庶民が主人公
・仕事をきちんとしている
・地味でも地に足がついている



――と、そんな作品が好きみたい。あ、あと“時代モノ”ね。


石油王やら財閥の跡継ぎやら羽振りのよいヤクザが登場するドラマチックな展開の作品は、読むのにも結構、体力・気力がいるものなのよ……回復したら、また好みも変わるかしら?


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