電子書籍は便利だよ? でもやっぱり…。【熟な腐女子を探る!(仮)】#9 「電子書籍、利用したことある?」結果発表[5]

 26,2014 23:41
「熟な腐女子を探る!(仮)」アンケート第9回「電子書籍、利用したことある?」の結果発表、5回目です。


今回の結果発表も長くなりそうです。いえ、確実に長くなります! どうかみなさん、覚悟してついてきてシルブプレ……!


さて、前回は「電子書籍の良いと思う点」について、主に“31~40歳”“21~30歳”で多かった項目のコメントをご紹介しました。


今回は、“41~50歳”“51~60歳”で多かった項目、「手軽・スピード」と、全体的に最も多かった「スペース・整理」のコメントからご紹介したいと思います。


ちなみに、31歳以上熟腐女子と30歳以下ヤング腐女子の「電子書籍の良いと思う点」の比較グラフはこちらですよ!


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というわけで、まずは「電子書籍で良い(便利)と思う点」で最も多かった「スペース・整理」のコメントを見てみましょう。


▼良いと思う点=「スペース・整理」

利用するきっかけは、本を増やさないようにするため。読みたい本を買って読み終わった後に、本棚行きと処分に分けるようになったのを機に、どうしてもとっておきたくなるだろうと思う作品以外は、なるべく電子で買うようになった。実際、場所をとらないので便利。(31~40歳)



子供が生まれて書籍の所持数を減らすよう務めているため、物理的に場所をくわない電子書籍は便利です。(41~50歳)



とにかく大量に読むので、場所をとらないのが利用の最大理由。(41~50歳)



本棚が圧迫されていて、1度読んで満足しそうな本を電子書籍で購入してます。(31~40歳)



紙媒体では買いにくい18禁ジャンルの作品を読むのには便利ですね。場所も取らないし。(21~30歳)



物理的に場所を取るか取らないか、ということはボディブロウのようにジワジワとくると思うのです。まるで、高めの家賃で契約したものの、後からジリジリと負担を重く感じてしまうような……って、現実的すぎでしたか。


現状、どの本も電子書籍になるわけじゃないのが、残念。個人的には、手っ取り早く情報を集めたい時には、関連書籍が電子書籍だと超ありがたい! って思うんですけどねぇ……!


次。


▼良いと思う点=「手軽・スピード」

萌え成分が欲しい時、いつでも手軽に読める事と、本の置き場に悩まなくて良いことが便利。(31~40歳)



探してた本がたまたまあったから。スマホに落としてたら病院の待合などで時間つぶしに便利。(51~60歳)



本を買うまでじゃないけど読んでみたいなと思ったことが電子書籍を使い始めたきっかけだと思います。やっぱり本として読む方が好きなので利用頻度は低いですが^^。空いた時間ですぐ読めるのが利点かもしれません。不便だったということはあまりないです。(41~50歳)



便利といえば、誰の作品でもどんな受け攻めでもなんでもいいからとりあえずBLを読みたいという気持ちを速攻で満たしてくれました。(21~30歳)



なんといっても真夜中でもすぐ買える! ネットの世界でさまよって「これ」と思ってすぐ買える。最近商業作家さんの同人誌が電書化されてて今後増えると大変助かる(でもリアルのも買ってしまいそう)。(41~50歳)



“読みたい時にすぐに買える”とか、“読んでみたいけど、つまんなかったらモノが残っちゃうのもやだな……”とか、そんな微妙かつ複雑な要望に応えてくれる電子書籍。


実際、例えば気になる本の情報をTwitterで知り、読んでみたい! と思った時、すぐに電子書籍でダウンロードできるのは、便利に違いない。


ふと思ったのだけど、“21~40歳”が電子書籍の魅力だと考えている“ポイント・セール”や“こっそり”より、“41歳以上”の熟腐女子が魅力だと考える“手軽・スピード”って、もうとにかく、何よりも“時間重視”な感じがするというか……。日々忙しなく感じていらっしゃる人が多いのかしら?


「電子書籍が良いと思う点」上位5つの5番目、「持ち運びラク」のコメントはこちら。


▼良いと思う点=「持ち運びラク」

同時に2~3冊読んでるので、1つの端末に入っていると手軽でいいです。(と、思ってはいるのですが、実際は図書館の本や電子化されていない本も読むので今までと変わりないことの方が多いです…)(41~50歳)



たくさん持ち歩けるので便利。(51~60歳)



長時間の読書に耐えられるうえ何冊も持ち歩ける。(31~40歳)



実際、端末一つで何十冊何百冊と持ち明けるというのは、大層な魅力だと思います。つくづく、今現在の日本ではどの書籍も電子書籍化されているわけではないということが惜しいなぁ……。


ところで、41歳以上熟腐女子には、この年齢ならではの「電子書籍の良いと思う点」があります。それは……?


ここから折りたたみます。

老眼でも読みやすい!


ということ。


第4回でも紹介したけど、改めてこの表をご覧あそばせ。


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「老眼」理由は8番目に多く、“51~60歳”では3票も入っていて2番目に多い! 


しかも、「電子書籍を利用したきっかけ」で、“41~50歳”の一熟腐女子が、「老眼」を挙げているのだ。


そんな彼女たちのコメント、全てピックアップしてみました。


▼良いと思う点=「老眼」

老眼にやさしい。(51~60歳)



文字を好きな大きさにできるので便利。暗いところでも読めるので便利。(51~60歳)



iPodタッチ利用は、携帯しやすく片手でも読める手軽さがあり、文字サイズも自由なので老眼でもOK、音楽が出てくる作品ではその曲を聴きながらも読める、そして何より場所を取らないという便利さがあります。コミックはiPodタッチでは画面が小さくて読み難く、数作品試してみてやめました。(51~60歳)



老眼が進んで来た昨今、字の大きさを自由に変えられる電子書籍の利点に目覚めました。実家と自宅を介護のため行ったり来たりするようになり、活字中毒とはいえ数冊の本を持ち歩くのが辛くなって来たのもあり「スマホって便利♪」と利用しております。(41~50歳)



――確か、スマートフォンや電子書籍専用端末がドドッと出た2010年頃も、「ピンチアウトで文字が拡大できるのは老眼に優しい」という声は、ちらほら聞いてはいました。


それは確かに正しくて、紙の書籍の文字が読みづらくて読書しなくなった……と聞いたことのある身としては、文字表示の大きさを好みで変えやすいのは老眼にありがたいんだろうなぁ……と思います。ただ、そういう世代に現状、どの程度電子書籍が普及しているのかしら?


老眼の人たちのニーズをちゃんと掘り起こしているのかな? ――と、今回のアンケート結果を見るだけでも興味がわいちゃいます。


常々主張していることだけど、「オタク=10~20代の若いコ」とはいえないんじゃないの? と思うし、今や40代・50代以上でも、いわゆる“オタク”な人たちは相当数いると思います。そういう中高年オタクたちが“人知れず”買って読みたい電子書籍の需要は、増えるんじゃないかなぁ……。


5年後くらいには、どうなっているかしら?


それはさておき、既出の表「電子書籍の利点」には、例に漏れず「その他」があります。これも、“合計数が1”の項目を一括りにしたものです。


ちなみに、“合計数が1”だった「電子書籍の良いと思う点」はこちら。


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それでは、興味深いコメントをピックアップしてみます。
※引用したコメント内の伏せ字、コメントの強調、省略は管理人によるものです。


▼良いと思う点=「洋書は安い」

結局、実用に値しているのはキンドルで購入する洋書。安くて購入が簡単、辞書機能がついてるから超便利。電子書籍のおかげで久しぶりに英語の本を読もうという気になった。(51~60歳)



いや、ほんと、洋書は電子書籍で手軽に買える感があります。しかも洋書って、結構分厚いイメージがあるので、場所を取らない電子書籍は扱いやすい感じがしますね。



▼良いと思う点=「試し読みできる」

読みたいと思ったその場で読める。立ち読み機能があるので地雷を踏みにくい。(41~50歳)



紙の場合、これは難しいですもんねぇ……! 立ち読み機能で読んでいるうち、結局購入しちゃうこともあるんじゃないかしら。



▼良いと思う点=「暗くてもOK」および「寝ながら読みOK」

寝ながら、暗いところで見られるのが良い。(31~40歳)



タブレットなのでバックライトがあり、暗闇の中でも読書が可能。→添い乳や寝かしつけながらBLを読んでました。(31~40歳)



もしもし奥さん……!? いやいや、気晴らしできるならそれでよし。バックライトのおかげで暗くても読めるというのは、実際、便利だと思います。照明でできた影で読みづらくなることもないだろうし。


「ながら読み」できる――そういえば以前、「風呂上りに髪を乾かしながら電子書籍を読む」と話してくれた方がいたなぁ……! 



▼良いと思う点=「一話単位で購入できる」および「手軽・スピード」、「試し読みできる」

本屋に買いに行かなくても、続きがすぐに読めること。著作者の名前で検索してすぐに読めること。試し読みができることと、1話単位で購入ができること。(21~30歳)



一話単位で購入できるということは、実はこのアンケートで知りました。お試しには、便利かもしれません。あと、雑誌の「この記事だけ欲しい」という時には重宝しそうですよね。


――ここまで、「電子書籍の良いと思う点」を、コメントから見てきたのですが、コメントを読み込んでいると、どうしても気になる文言が出てくるものです。


それは、「紙の書籍が好き」というもの。電子書籍を利用してはいるけれど、


――でもワタシ、紙媒体の書籍の方が、やっぱり好きだなぁ……――


と、ポロリと告白されている心情が、ちらほら見受けられるのです。


じゃあ、実際に「やっぱり紙が好き」とコメント欄で告白してくれた人の割合は、どのくらいなのか? まとめてみました。


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2割弱いますね! 年代別で見るとこんな感じ。


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あら……“21~30歳”が年代の中で占める割合としては、最も多いじゃありませんか! 価値観が似ていると思われた“31~40歳”は、逆に最も少ないのだけど。フィーチャーフォンの件といい、今回参加して下さったヤング腐女子は、たまたまコンサバティブ傾向なのかしら……?


コメントを見てみましょう。


▼だけどやっぱり紙が好き

基本的には紙の書籍で読みたい派です。電子書籍はもしその媒体に何かが起これば自分の手元に残らないので。(41~50歳)



商業作品の番外編掲載を読みたくて、有料に手を出しました。根っからのアナログ昭和人間だし、「本」という形態(特にハードカバー)をこよなく愛しているので、本当は苦手です。(51~60歳)



電子書籍でしか提供されていないエッセイ漫画を読むために会員登録して電子書籍を利用。BLモノは余ったポイントで購入したことがあるけど、できれば紙で読みたいので、基本的には電子のみ提供の漫画を選んで読んでた。でも最近はそういうのも後から書籍になるもんね。なのであまりこれからも電子のお世話にはならないと思う。(31~40歳)



好きな作家の番外編が電子書籍でのみでしか配信されていなかったので利用するにいたりました。ただ個人的にはそれと残ってるポイントが勿体ないからという理由でBL以外の作品も読んだのみで。電子書籍よりもコミックや文庫など紙で実際に手にとるほうがいいと思ってます。(21~30歳)



絶版になることがない、品切れがないなど魅力もあるとは思うんですが今のところ遊び程度の利用率です。(21~30歳)



しぶしぶ……やむを得ず電子書籍を利用しているけど、本当は――って、そんなモヤモヤ感がコメントから漂っているような気がするのは、思い過ごし!? 


でも「やっぱり紙が好き」という人たちのコメントは、うなずける部分もあるんだよなぁ……個人的には。私も紙の書籍の“形態”が好きだし、そう思わせてしまう物足りなさを、電子書籍に感じているから。


――おっと! これ以上は、この先の結果発表に障っちゃうじゃないか!


そういうわけで、次は、「電子書籍の不満な点」を探ります。


※引用コメントは、項目に合致している部分のみ引用するようにしているので、場合によっては、元は同じコメントが何度も引用されていることもあるかと思います。どうかご了承ください。


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Tags: アンケート 腐女子 熟腐女子

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