もしかして、うちの子…!? [1]

 04,2014 16:54
世間一般的には、わたしぐらいの年齢だと10代の子供を育てているのは珍しくない。


『負け犬の遠吠え』の教え(?)に従って、「生んでいない子の年は数えない」ことにしてはいるものの、ま、周囲を見れば大体、中学生~高校生の子を育てている友人・知人が多い。


そしてここのとろ、そういった子持ちの友人たちから、とある“戸惑い”を聞く機会が増えた。


「うちの子、オタクみたいなんだよねぇ……」、と。


長くなったので折りたたみます。

■その1
腐女子Cさんの娘さんの場合



「久しぶりにランチでも!」ということになって、Cさんと会ってきたのは3ヵ月くらい前のこと。


アニメの『ハ●キュー!!』面白いよねぇとか、Twitterで見かけた本が面白くてさぁとか、誰それさんが黒●スのイベントに参加するらしいよとか、いつもと変わらない話をしていたのだけど、


「黒●スいえばさぁ。うちの娘、どうもオタクなんじゃないかって思うの……


と、Cさんが切り出した。


「娘さん、中学生になったんだっけ? 黒●スが好きなの?」


「うん。それが春休みにさ、娘と渋谷に出かけた時に、娘が『アニメイトに行きたい』って言い出したの


――おお……!? なんかいきなり、ド直球な感じ……!


「ええ!? と思ったけど、もともとマンガやラノベを読んでたし、前にお友達のお母さんにアニメイトに連れていってもらたこともあったから、まあいっか、と思って連れてったら、『違う、ここじゃない!』って言ってさ」


「渋谷のアニメイトなのに?」


「そうなの。ここのアニメイトじゃなくて、お友達のお母さんに連れて行ってもらったアニメイトに行きたい、って言うの。どこよ、それ? って思って娘の話を聞くと、地名は覚えていないんだけど、ふくろうがあるところにあったって言うのね


――ふくろう、とな!? もしや……?


「ふくろう!? 何それ!? って思ったんだけど、だんだん、それは池袋なんじゃなかって思ってさ。仕方ないから池袋に移動したのね。そうしたら娘は『ここだ!』って。電車を降りてから、『確かこう行ってこう行って……』ってどんどん歩いて、アニメイトに到着しちゃったのよ!


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やはりいけふくろうだったか……


ちなみにCさんは、池袋のアニメイトの場所はウロ覚えだったとか。娘さん、「池袋」は覚えていなくても、道順は覚えているって、すごいな!


「で、娘は黒●スの同人誌やアンソロジーが売られているあたりを見ててさー。え、そんなとこ見るの? って内心思ってたら、『本を買っていい?』って聞いてきたので、チェックして、無難そうなアンソロジーを1冊買ったの」


――アンソロジーか……。モノによっては同人誌くさいよなぁ……。


「一応、本編とは違うってことは話したんだけど、どうも娘はわかっているみたいだった」


――うーむ……。お母さんが知らない間に、娘さんはちょっとした深みに突き進んでいたのね。


Cさんは自宅でマンガを読むものの、BLは娘さんの目につかないようにしまっていると言っていたし、極力、“在庫”を持たないようにしているとも話していた。いろいろと気を付けていたからこそ余計に、娘さんのアニメイト事件はさぞかし衝撃だったに違いない。


「CさんがBL読んでいるのって、娘さんは知っているんだっけ?」


「なんとなく察してるみたい。けど、娘の前で読んだことはないし、娘も聞いてきたことはないんだけどね


「じゃあ、娘さんがアンソロジーとか同人誌とか知ったのは……」


友達の影響みたいね


――そういえば、10代の頃にオタクになったきっかけは、「友人」が多いというアンケートの結果もあったなぁ……!


ちなみに娘さんに買ったアンソロジーを、後からCさんがこっそり見てみると、うっすらと男同士でむにゃむにゃ……な表現があったらしい。


「で、でも、ほら! オタクといっても腐女子じゃないかもしれないじゃん?」


「まあね。けど娘はどうも男女の恋愛モノは好きじゃないみたいなのよねぇ……。面白くないってさ。マンガでもアニメでも、女の子のキャラを異様に嫌うの。出てこなくていい! とか


――10代特有の潔癖さもあるんじゃないかと思いつつ、腐女子的な感覚に近いようにも思える。微妙だ……。


ところで半月ほど前に再びCさんに会った時、娘さんのその後を聞いてみたところ、


「オタクの友達とは学校が別々になっちゃったから、あれから大きな動きはないみたい」


とのことだった。やっぱり友達がキーポイントなのかしら――マンガや小説は相変わらずお好きらしいので、オタクの“素養”はありそうだけど。



■その2
音楽オタク・サブボスの娘さんの場合



サブボスの娘さんは、今年高校生になってハイスクールライフを漫喫しているらしいのだが。


「この前さ、娘がこれ買ってきた、って言うから何だと思ったらさ。銀●の同人誌だったんだよ


ハーッとため息をつきながら、サブボスが言った。


サブボスの娘さんが、銀●が好きだということは以前から聞いていた。コンビニとのタイアップキャンペーンでグッズを入手したり、映画を一緒に見に行ったり――といった話を聞くたびに、「仲の良い父娘だなぁ……」と感心もしていた。


だけど、サブボス曰く「娘は深掘りするタイプじゃないみたい」とのことで、言わば“準オタク”という感じなのかしら……という印象だったのだ。


「同人誌ってことは、まんだらけとかアニメイトとかに行ったってことですよね」


「アニメイトらしいよ。高校でできた友達が詳しいらしくて、一緒に行ったみたい


――またしてもアニメイト! またしても友達か! 10代は本当に友達や周りからの影響、強く受けるものなんだなぁ……。自分が10代だったころが遠すぎて、そんな実感、忘れてたよ! 


「けど、買ってきた本をお父さんにわざわざ見せるなんて、カワイイじゃないですか!」


ととりなすように言ったら、


「何言ってんの、lucindaさん。お父さんには見せられる本だけ見せたに決まってるじゃないですか! エロ同人誌なんて買っても見せませんよ!


と、横からメガネちゃんが鋭いツッコミを入れてきたのだった。む、反論できない……!


娘さんがその後も同人誌を買っているのかどうかはわからないが、なにしろ娘さんをナビゲートした友達が一番の仲良しらしいので、まあ、これからどんどんハマっていく可能性はある、といったところかしら。


「でもサブボスも音楽とかSFとか、ディープなオタクじゃないですか。やはり娘さんがオタクになるのも、血というかなんというか……」


「なんだよ、オレのせいだっていうのかよー!」


「いや、ジャンルは違いますけど、好きなものにのめりこんでいくのは同じじゃないですか」


そう言われればそうかもしれないけど……と不服そうなサブボスだったが、仮に娘さんが、サブボスと同じ音楽やSFにハマったらどうだったのかと聞いてみたら、


「それは別に……。おお、そうかって感じかな」


とのことだった。あらやだ、娘さんがもしかしたら腐女子かもしれないから、嘆いてたんですね!? いえ、わからなくもないですけど……。


Cさんとサブボスの娘さんは、どちらも“オタク(腐女子)のとば口”に立っちゃったかも!? という状態で、オタクにならない可能性も捨てきれない状況だといえる。


そういえば以前、娘がオタクだと言っていた腐女子の方がいたな、と思い出した。その方は、娘さんがオタクだと分かった時どんな気持ちだったんだろう。


確かめたくなって、あれこれ聞いてみたのだった。


続きます。



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Tags: 腐女子 腐友 オフ オタク

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