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2013年私的BL【小説】ベスト10

 01,2014 16:18
「2013年私的BLベスト10」、小説の発表です。


――何か気の利いたことでも書きたいと思って、思い付いて去年のベスト発表時のエントリーを見てみたのですが


一体どうしてこんなにズレ込んだのか!? ――ダラダラしていたからなのはさておくとして、未読だった2012年発行のマンガを今さらながら読んで、「これ、ベストに入れるべき!?」と、この期に及んでグラついたからなのです……。



と書いていて、ちょっと眩暈がしました――全然進歩してねぇ!!! 


というわけで、今年も際限なく悩み迷った小説のマイベストを発表します。選考基準はマンガと同様、


・2013年に発売されたもの
・直感的に思い出したうえで、もう一度読みたい作品
・旧版と全く同じ新装版を外す
・続きもので2013年に完結したもの



です。


興味のある方は「read more」から見届けてやってください……!<吐血

10位
息もとまるほど (杉原理生)


息もとまるほど (キャラ文庫)

≪選考評≫ジレジレと身を揉むような思いで読む杉原作品は、久しぶりな気がします。個人的に、杉原作品はコレだよねこのジレジレだよね! という期待のようなものがあるのですが、この作品は、過去の印象的なジレジレ展開作品に比べて、ラストがとても晴れやかで希望の光が差しているかのように思えたのが新鮮でした。




9位
京恋路上ル下ル (夕映月子)


京恋路上ル下ル (ディアプラス文庫)

≪選考評≫受け&京言葉&和服=ツンデレという、BLではもしかしてデフォなんじゃ……と思わなくもない王道設定に加え、受けが悩んだり不安になったりと可愛気を見せたり、攻めが成長したりと、年下攻めの王道展開もたっぷり堪能できました。京都や古書店業界の雰囲気が味わえるのもよろし。祖父や幼なじみという脇キャラも生き生きと描かれ、テンポよく読み進められました。




8位
一途な夜 陽生編 (砂床あい)


一途な夜 陽生編 (B‐PRINCE文庫)

≪選考評≫まさか、本編の攻めの兄の話を読めるとは。天然&素直なホンワカ王子様なんだけど、意外に腹黒い包容力のある攻め、マッチョで不器用なガテン系の受け、真剣なのにほのかにトンチキ――ハッキリいって、本編のカップルより好みだし、お話も楽しく読めました。ということで、わたしの萌えをいたく刺激してくれた作品ということでランクイン。




7位
カモフラージュ ~十年目の初恋~ (いつき朔夜)


カモフラージュ ~十年目の初恋~ (ディアプラス文庫)

≪選考評≫イラストが華奢すぎるきらいはあるものの、自衛隊員らしい武骨で硬派な雰囲気を堪能できます。自衛隊員の訓練の様子や任務への心構えが語られる一方、高校時代にちょっと微妙な気持ちを抱き合っていた主人公たちの“再会”が絡んでいたり、攻め方言で会話したりと、なんとなくノスタルジックな空気が漂います。“東京”を舞台にしていたら味わえない、地方が舞台の作品ならではの醍醐味が味わえる作品ではないでしょうか。




6位
フェア・ゲーム (ジョシュ・ラニヨン 訳:冬斗亜紀)


フェア・ゲーム (モノクローム・ロマンス) (ディアプラス文庫)

≪選考評≫オリジナルスラッシュを楽しむ機会に再びまみえるとは、なんという幸福! FBI捜査官×元同僚の教授という、個人的に涎が出そうな設定に加え、ミステリーとしても楽しく読めました。イラストに草間さかえ先生を合わせたセンスもGJ。翻訳者の情熱と読みやすい訳はもちろん、海外作品というちょっとハードルの高そうなジャンルの出版を決意し、どうやら今後も出版し続けてくれそうな出版社に敬意を込めてランクイン。




5位
生田さんちのこめ王子 (さとみちる)


生田さんちのこめ王子 (Holly NOVELS)

≪選考評≫のどかで、いかにもBL的な出だしでありながら、町おこしや農業への取り組みの様子、小さな共同体にありがちな人間関係の面倒臭さが、想像以上に丁寧に濃やかに描かれていたのが好印象。ちょっと年齢の割には幼い感じのする受けが、少しずつ自信をつけ、仕事に取り組んでいく様子も微笑ましかったです。主人公たちをいつまでも見守っていたいような気分にさせられました。




4位
光の雨 ―原罪―、光の雨 ―贖罪― (かわい有美子)


光の雨 ―贖罪― (幻冬舎ルチル文庫)
表紙は『贖罪』

≪選考評≫過去に出版されたものの、完結をみないままになっていた「いのせんとわーるど」の新装版および完結版。物語の結末を見届けられたという以上に、その結末が非常にわたし好みという望外の喜びに感涙。わかりやすいハッピーエンドではないけれど、かといってバッドエンドではない。でも巨悪を追っている検察という硬派な設定と展開にふさわしい、現実的というか着実な結末に、さすがかわい先生! とひとしきり唸ったのでした。




3位
クレイジーな彼とサバイバーな彼 ~嘘と誤解は恋のせい~ (小林典雅)


クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)

≪選考評≫2013年は典雅先生の作品が次々と出版され、典雅ファンとしては欣喜雀踊の極みでした。さんざん迷った挙句この作品を選出したのは、何よりも騎一&尚カップルのセリフや語りが、本編のカップルだけではなく“BLのお約束”へのツッコミになっていて、その巧みさに感じ入ったから。もちろん、典雅節はいかんなく炸裂し最後まで笑いをかみ殺しながら読みました。“BLと笑い”という難易度の高い組み合わせを、小説で華麗に成形してしまう典雅先生の手腕に敬服。




2位
ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (一穂ミチ)


ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン)

≪選考評≫一穂先生は間違いなく、極上のストーリーテラーだと思います。その中でこの作品は群を抜いていました。それぞれ恋人や想い人とセックスをしたくてもできないという焦燥感と絶望感、セックスを通して相手の心に触れたいという切ないまでの願望が、これほどわかりやすく、かつ下世話にならずに描かれた作品は、そうそうないでしょう。追い詰められた攻めが深夜に受けに電話するシーン、受けが風呂に浸かりながら「どうするの」と涙ぐんだシーンと、印象的なシーンは主人公たちがついにセックスに至った前後なのも、個人的には印象深いです。




1位
眠り王子にキスを (月村奎)


眠り王子にキスを (SHYノベルス313)

≪選考評≫もう何度読み返したかわかりません。ゲイであることを理由に家族から拒絶された過去が、受け自身によって淡々と語られることで、彼がどれほどの苦しみと悲しみを抱えているかが読み手に伝わる、その効果たるや! 家族の中で孤独感や疎外感を感じたことのある人なら覚えのある、普遍的ともいえる感情が描かれていたような気がします。攻めと攻めの家族によって、ようやく受けが祝福される展開に、二たび涙。大らかな攻めがたいそう頼もしく魅力的で、あらゆる要素がピタリとハマった作品だと思います。



マンガのマイベストを発表した時、「小説のベスト選出を、この期に及んで決めあぐねている」と書いたけど、本当に、今回のように悩んだのは初めてでした――選出したい作品が少ないという理由で。


そう、つまり「選出を決めあぐねていた」のは、ベストに入れたい作品がたくさんあって困っていたからではなく、むしろ逆だったからのでした。そういえば、ベスト選出したのにブログにレビューをアップしている作品が一つもないのも、ちょっと異常なんじゃなかろうか……。


なぜそんなことになったのかといえば、


1.そもそも読んでいる量が例年より少なかった
 ⇒積読増量の弊害
2.そもそも読んでいる作品の作家が偏っていた
 ⇒作家買いの弊害
3.気に入った作品を何度も読み返しすぎた
4.続きもの、続くと思われる作品が多かった



ということかなぁ……と思います。ええ、ほとんど自業自得です。ただ、“2”については、作家買いしている作品が個人的にちょっとイマイチだったものが多かった……という事情もあります。


そんな中、超私的感覚で安定していたのは、一穂ミチ先生、かわい有美子先生、小林典雅先生。それを反映するかのように、このお三方は上位にランクインしていますね。選考評も若干長め&暑苦しめです。恥ずかしい……!


小説のマイベスト作品も、マンガと同様、“恋愛+α”あるいは“恋愛⊂関係性&愛情”が描かれているものが多い気がします。そして、マンガ以上に、“主人公たちが真面目に働いている”ことがちゃんと読み手に伝わる作品ばかりだと思います。学生が主人公なのは、10位の作品だけですからね。仕方ないじゃない、働く男が萌えなんだもの!


小説に関しては“泣く泣く選外”という作品は今回ありません。『ぼくのスター』(一穂ミチ)、『藍苺(ランメイ)畑でつかまえて』(小林典雅)も、ランクに入れようかと思ったものの、同じ作家の作品を複数入れるほどではない、つまりどうしても入れないと気が済まないというほどでもないと判断して、選出しませんでした。


ベスト選出したい作品が少ないといいながらも、それはわたしの手持ちの駒が少ないというだけだということを、ここまで書いていて改めて実感。マンガでは比較的、新規開拓も恐れないというのに、小説では守りに入っている傾向なのは、やはりわたしにとって、文章の合う・合わないが快楽に大きく作用しているということなのかも――。


でも2014年は、少しでも新規開拓していけたらいいなぁと思っております。ブルーオーシャンへと乗り出そうぜ!<気合


そんなこんなで、例年以上に遅くなりましたが、「2013年私的BLべスト10」発表でした。旧暦のお正月には滑り込めたということで、どうかお許しを……!



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Tags:  MYベスト

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