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2013年私的BL【マンガ】ベスト10

 30,2014 23:55
確かに去年は、一昨年以上にせっかく買った本を積んでおくことが多かった――だがしかし、マイベストを出すのに、こうまで時間がかかるとはね……! 


自分自身に大いに呆れつつ、どうにかようやく、「2013年私的BLベスト10」を発表いたします。なんだかんだ言いつつ、やっぱりマイベストは出しておきたかったのよ……。


選考基準は昨年と同じく


・2013年に発売されたもの
・直感的に思い出したうえで、もう一度読みたい作品
・旧版と全く同じ新装版を外す
・続きもので2013年に完結したもの



となっております。


というわけで、今年はマンガから発表します。――え、毎年小説からじゃん? と思われた方、ええ、想像されているとおりです。小説のベスト選出を、この期に及んで決めあぐねているのです。


ブログにレビューをアップしている場合は、タイトルからリンクしています。


興味のある方は、「read more」からどうぞ!
10位 ※絞りきれず2点
華なるもの (西つるみ)

華なるもの (Feelコミックス オンブルー)

≪選考評≫まさかBLで院政期モノを読めるとは! 絵の雰囲気がキュート&ソフトすぎるかなぁと思わないでもなけれど、物語は院政期の権力者たちのドロドロとした人間関係が描かれていて、院政期萌えとしては、大変美味しくいただきました。歴史モノとして、院政期を選んだチャレンジ精神を称えてランクイン。



10位
ふしぎなともだち (新井煮干し子)


ふしぎなともだち (EDGE COMIX)

≪選考評≫同人活動をしているオタクの、人づきあいの不器用さや臆病さ、ひたむきさは、読んでいて“あるある”と思うほどリアリティがありました。非オタクの受けのまっすぐさもまぶしくて好ましく、二人の関係が少しずつ変化していく様子が淡々と、しかし主人公がオタクだからといってイロモノっぽくならなかった展開が新鮮でした。




9位
未知との遭遇 (腰乃)


未知との遭遇 (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)

≪選考評≫何と言っても、“小5”な攻め・本田でしょう! この行動、この物言い、ほんと“小5”だよなぁ! としみじみ感心。でも憎めない。受けの渋谷のパンツへのこだわりも、淡くヘンタイっぽくていい味を出してます。本編外の4コマで、渋谷が犬に擬獣化されているのもエクセレント。本田の小学生感と二人の関係性を俯瞰できてしまう。腰乃先生のこういう表現の巧みさにシビれまくりです。




8位
スメルズライクグリーンスピリット (永井三郎)
スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B (POE BACKS) (ポーバックス Be comics)
全2巻。表紙はSIDE B

≪選考評≫地方の小さな町の閉塞感。そして10代の少年たちの、自分がマイノリティであることの自覚と諦念。目の前にありありと想像できるような世界観に引き込まれました。少年たちが親のことを思いやって、セクシャリティについて考えるところにもリアリティを感じつつ、だからこそ開放感とやりきれなさを感じた結末は、必然だったのかも……などいろいろ考えさせられる作品でした。




7位
年々彩々 (秀良子)


年々彩々 (FCオンブルーコミックス) (Feelコミックス オンブルー)

≪選考評≫落語『寿限無』を基にした『デラシネの花』は圧巻でした。“長寿=半永久的な若さと命”という解釈に、そうきたか! と唸ることしきり。寿限無が感じている、身近な者はどんどん死んでいく中で、自分だけがいつまでも死ねないゆえのやりきれなさを想像して、しんみり。同じく落語を基にした『金魚すくい』のBL的オチも◎。死神がだめんずウォーカーという設定が、落語的な滑稽さや親しみやすさを感じさせるようで、捻りが効いていました。




6位
愛が待ってる (阿部あかね)


愛が待ってる (ディアプラス・コミックス)

≪選考評≫ダメ男同士という設定に、読む前は「軽~く流せる感じかな」などと失礼にも思っていたのですが、読み終わる頃にはヤラレていました。相手のことを互いに大切だと自覚するまでの、それぞれの気持ちの動きが濃やかに描かれていて、二人がただのダメ男ではなく、臆病でカワイイ男に見え始めることに感嘆。これまでわたしは阿部作品を見くびっていたと、反省の気持ちを込めてランクイン。




5位
黄金の川岸―坂の上の魔法使い3 (明治カナ子)


黄金の川岸―坂の上の魔法使い3 (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 132)

≪選考評≫全3巻。物語の完結に大満足した作品の一つ。魔法使い・リーと亡き王との間にある特別な関係、そしてリーと王のラベルへの思い、その二人の思いを受けて天真爛漫に成長するラベルの姿――“受け継がれる思い”のようなものが伝わってきて、ちょっと泣きそうになりました。明治先生の絵や物語の設定のせいか、どこか北欧に伝わる伝説のようにも感じられる雰囲気も素晴らしい。いや、“サーガ”の名称を付けたくなるような、奥深い世界観に脱帽です。




4位
明日屋商い繁盛 (ARUKU)


明日屋商い繁盛 (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)

≪選考評≫全2巻。待望の、そして想像以上だった物語の結末。主人公が昏睡状態で死線をさまよっている設定のお話は時々見かけますが、この作品では主人公・秋緒が生き返るために、“あの世”の手前で他の死者たちの人生を追体験し、死者たちの思い残しを晴らす、というのが新鮮でした。この世でもあの世でも出会いと別れを繰り返す……という、普遍的な真理を示唆しているようなラストが忘れ難い!




3位
ライアテア (岡田屋鉄蔵)

ライアテア (花丸コミックス・プレミアム)

≪選考評≫美しくて力強い物語。マニが傷つき、心の中に葛藤を抱えているだけでなく、ゾムも実は欠落感を抱えているという展開は、主人公二人が惹かれ合う“理由”のようなものに感じられてしっくりと腹に落ち、思わず唸りました。互いが互いによって、“自分”を取り戻したといえるのかも――スケールの壮大さに身震いします。島に泳いで渡り、“誇り”を取り戻したマニは、本当に美しかった!




2位
晴れときどき、わかば荘あらあら (羽生山へび子)

晴れときどき、わかば荘あらあら (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 144)

≪選考評≫ほろ苦くて、温かくて、読むとちょっと元気になる――羽生山先生の作品イメージですが、この作品は私にとってはこれまで以上に心に沁み入りました。羽生山先生の描く、ちょっとどこかやさぐれているけれど気のいい男たちが、とても愛おしいです。昭和っぽいレトロさ、クスッと笑ってしまうコミカルさに何度癒されたことか! 読むたびに何か気付く細かい描き込みも素晴らしい!




1位
NightS (ヨネダコウ)

NightS (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)

≪選考評≫読み終わったとたん、ジーンとシビれてしばらく物語の余韻に浸ってしまった作品。収録作は、ヤクザもの、リーマン&ガテンもの、高校生モノと設定も物語のタイプも全然違うのに、それぞれなりの“色気”が滲み出ていたのがため息モノでした。ストーリーも全て無理なく破綻なく美しくまとまっていて、大満足。一人の作家による異なるタイプの上質な物語を一度に堪能できた贅沢に感謝を込めて。



こうしてみると、今回のベストランキングに入れた作品は、“恋愛”はあるけれどもそれはむしろオマケ的というか、恋愛も含めたもっと大きなもの――良い表現が見つからないので率直に言うと、“生きること”について問うかのような、非常に大きなメッセージ性を秘めているものが多い気がします。


『ライアテア』然り、『明日屋商い繁盛』然り、『坂の上の魔法使い』然り、『年々彩々』然り、『スメルズライクグリーンスピリット』然り――。


わたしが、そういった作品に惹かれがちな傾向は多分にあると思いますが、BL作品も変わってきている、あるいは多様化しているということではないか、と思わずにはいられません。別にエロスなシーンがなくても、読後に満足感を感じられればいいんだもんね――って、それはわたしの心がED状態だからですかそうですかそうですね。


ここで、散々悩み迷って、ランキングから外した作品をご紹介。


今日も月が綺麗 (木下けい子)

今日も月が綺麗 (ディアプラス・コミックス)

≪選考評≫木下先生は2013年、大活躍だったなぁと個人的に思っています。単行本もたくさん出たし、挿絵も多かったし。この作品はそこら辺にいるカップルの日常が描かれていて、ほのぼのとして読後の後味も良かったのですが、ランクインした作品に比べると、ちょっぴりパンチが欠けていた……かも……と判断して、選外に。



お父さんは悩ましい (吉池マスコ)

お父さんは悩ましい (バンブーコミックス/麗人セレクション)

≪選考評≫“お父さん”な攻めの不器用さ、武骨さが微笑ましく、吉池先生が描く中高年キャラの可愛らしさを堪能しました。部下のツンデレぶりや、攻めを想うゆえの葛藤も、そうだよねぇ……と大いにうなずきながら読んだのですが、こちらもランクインした作品に比べて、もう一つインパクトが欠けていた……かも……と判断して、選外に。



どちらも、とても好きな作品なのですが、うーむ、やはりわたしは“恋愛+α”というか、“恋愛⊂関係性や愛情”というか、“キャッキャウフフ”だけじゃないものを求めているんだろうなぁと再認識。恋愛だけが人生の重要ごとじゃないからね!<負け惜しみ!?


そして、選考基準から外れるため、涙をのんでランキング入りを見送った作品がこちら。


東京心中 (トウテムポール
東京心中 上 (EDGE COMIX)
※現在4冊発売中

年下ワンコ攻め&年上天然ツンデレ受け、真面目に働く二人、地に足がついている感じの仕事描写、仕事を通じて成長していくキャラクター――わたしの大好物な萌えツボを押しまくりなんだよッ!!!


しかしこちら、まだまだ完結しそうにありません。ファンとしては超嬉しい! でもマイベストに入れられないのは超口惜しい! 


複雑な気持ちが胸中を何重にも交錯していますが、とにかくこの作品を見届けるまでは死ねん! という激しく前のめりな気持ちで続きを期待しています。


2013年のマンガは、個人的には豊作でした。ベストランキング作成も、どれを入れてどれを外そうか、かなり迷ったもんね。


次は、これも別の意味で迷った小説のベストを発表します。



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Tags: MYベスト

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