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熟腐女子の不満の声を聞け。いや、聞いて! 【熟な腐女子を探る!(仮)】#7 「もういいかな…と思ったこと、ある?」結果発表[5]

 28,2013 14:21
第7回「熟な腐女子を探る!(仮)」アンケート 「もういいかな…と思ったこと、ある?」の結果発表、[5]です


「腐復活の理由」で多かったものトップ3を、回答者の年代別にまとめてみたら、“41~50歳”の3位に「休眠中/セーブ中」が入っていました。


――萌えとか快感とか沸き立ってる中で、表中のその表記の周りだけが、ひんやりひっそりと冷たい膜に覆われているみたいだわ……。


“41~50歳”といえば、「もういいかな……」と思った理由で最も多かったのが「冷・疲・空白」(冷めたor疲れたor好きなジャンルや作品が終わった)。さらにいえば「冷・疲・空白」は、「もういいかな……」と思った時期=“40代”で最も多かった理由でした。


では、「休眠中/セーブ中」は、「もういいかな……」と思った時期別で集計すると、やはり“40代”にランクインしているのでしょうか。


というわけで、まとめてみました。31歳以上熟腐女子の、「もういいかな……」と思った時期別「復活の理由」トップ3(「理由不明/回答無」を除く)はこちら。


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※クリックすると、別窓で大きく表示されます。


――うわ、“30代”“40代”の3位に入ってる! やはり“41~50歳”の熟腐女子の「冷・疲・空白」が影響しているのかしら!?


「休眠中/セーブ中」にカテゴライズされたコメントは9件あるのですが、その中で「もういいかな……」と思った理由=「冷・疲・空白」がどのくらいの割合を占めているのか、集計してみたのがこちら。


2013-10-28_03h43_34.png
※クリックすると、別窓で大きく表示されます。


「冷・疲・空白」、4割を占めています。ほかの理由はそれぞれ2割弱だったので、「冷・疲・空白」だけで4割を占めていることは、「休眠中/セーブ中」と少なからず関わりがあるということではなかろうか。


実はコメント内容を読むと、「好みの作品が少なくなったため」を選ばれている方のそれも「冷・疲・空白」といって良さそうなのですが、回答者の方の選択を尊重して集計には入れませんでした。これを入れたら、また少し「冷・疲・空白」の割合が増えていたのは間違いない。


ちなみに、ほかにどんな理由があったのかは、「その他」の下の補足をご参照ください。


では、「冷・疲・空白」にカテゴライズされているコメント4件を見てみましょう。

※コメント内の伏せ字、コメントの強調、省略は管理人によるものです。


もういいかな…は控えようかなという意味です。 理由は毎月毎月一定量の書籍を購入しつつも、現実には忙しくて消化できずに積読山がたかくなるばかりだったのと、年に何度もある出版社の既刊フェアに翻弄されて若干の疲労を感じたので。 止めずにいるのは、後に読みたくなった時に小冊子もってない!とか残念な思いをしたくないという意地のようなものです。 年齢的についていけなくなりつつある今日この頃です。(41~50歳)


毎月、新刊のチェックをして特典を探して…などなど必死になって本を買っているのが突然「ばかみたい」と思ってしまい、現在は買う本をかなり厳選してセーブしてます。特典も努力しないと手に入らないものは見なかったふり。少し気持ちが楽になりました。BLはのんびり少しずつ読んでるので腐趣味は続けてます。(31~40歳)


大きなきっかけはやはり震災でしょうか。関西在住なので被災したわけでもなかったのに、「もういいかな…」と腐活動はやめてしまいました。書店で偶に購入するくらいかな、今は。萌えるモノが無くて、わびしいです…。(41~50歳)


もういいかな…と思った理由について、これといった具体的な理由はありません。強いて言えば「飽きた」でしょうかね。BLって、どんな風に描こうと筋は決まってるわけですから、世界観をよっぽど深く掘り下げるか、職人芸で読ませるか、新味を打ち出すかしないとダメなんですね。そういう意味で「おおっ」と思う作品にあまり出会わなくなったのは事実です。しかし、これは業界の努力不足ではなく、あくまで私の中で「面白さのインフレ」現象が起きた結果だと思います。
他にあげるとすれば、シリーズ物などで続刊がなかなか出ない、作家がいつの間にか休業、ということが他のジャンルより多いことでしょうか。書店で手にとったシリーズ物のBL漫画や小説を、「続刊出るかわからんやん」と、棚に戻したことが何度あったか(笑) そこはやはり、始まった物語はきちんと終えてほしいなあ、と思います。(41~50歳)



――なんだか、ため息が聞こえてきそうなコメントばかりじゃありませんか!


わたしがちょっと「お?」と思ったのは、コメントの中で、現在のBL・やおい作品の質や、販促キャンペーンなどに対する批判がちらほら見受けられること。


「年に何度もある出版社の既刊フェアに翻弄されて若干の疲労を感じ」ているとか、「シリーズ物などで続刊がなかなか出ない、作家がいつの間にか休業ということが他のジャンルより多い」とか。


実は、「休眠中/セーブ中」のほかのコメントにも、同様のものが1件あります。


やめたのは、お金を払って、同人誌や、書店におかれているBL小説、マンガを買うことです。と言っても、同人誌時代からずっと読み続けている、数人の作家さんの本は買い続けていますが。一言で言えば、今のBLは、数は多いけれど、質はどうなの?という単純な理由です。ネット小説は今でも色々と読んでいますが、こちらも読みごたえのある作品は少なくなっているように思います。私の感性が時代に合わなくなっているということかもしれませんね。(41~50歳)


うーむ……「ちょっと今のBL・やおい、どうなの?」という気持ちが、腐趣味・腐活動の休止やセーブにつながっている部分は確実にありそうだなぁ……。今回の結果では、数こそ少なかったけれども。


とはいえ、現在のBL・やおい作品の質や、販促に対する批判は、“「冷・疲・空白」&「休眠中/セーブ中」”のコンボではなくてもちらほらあって、気になっていました。この際なので、「もういいかな……」と思ったことの有無をひっつけてご紹介。


三十路半ばでBLに嵌り、そこからどっぷりな6~7年間を送ったものの、四十路に入った辺りで「なんだか前ほど萌えないわ……」と急に醒めました。似たような設定、どこかで読んだような展開、見通せる結末に飽きが来てしまったのです。珍味だって毎日食べれば飽きますでしょう?(41~50歳:有)


自分の気持ち自体が「もういいかな…」と萎えたのではなく、自分の読みたい(聴きたい)作品が以前ほどない事が、「もういいかな…」と控えさせているというのが事実です。自分を夢中にさせてくれる作品となかなか出会えないでいるのは、自分の加齢にも原因はあると思いますけど…若い年齢層向けの作品が増えて、読み応えを感じられない事も増えましたから。そして、規制やら不況やらが影響して、レーベルの縮小や作品の小粒化等もあるでしょう。BL業界全体、以前の方が伸び伸びしてたような気がします。(51~60歳:無)


男性同士の恋愛を読むのは楽しい。でも以前のように新刊買い漁ってはすぐに読もうという気が起きなくて。でも本を読むのを休んでいると気になるしという。最近の新刊の設定が似たりよったりに思えるのも原因の1つかな。(41~50歳)


ブームというか最近普通の書店で普通のコーナーにたくさんBL本あったりして、ちょっと大丈夫かなと思ったりはしますね。あと乱造というか作品多過ぎて玉石混淆ですね。(51~60歳)


再発(今年の2月)してから、あまりにも怒涛のようにはまったため、少々息切れがしてきたことと、似たような作品があまりに多く、作品選択がしんどくなってきたからですが、そんなこんなでも珠玉の作品に出合ってしまったして、まだ止めてません。(41~50歳)


――コメントをピックアップして気が付いた。コメント回答者の年齢、“41~50歳”“51~60歳”ばかりだ! まさに“熟”。


偶然なのかもしれないけれど、どうしてこの年代ばかりになったのか――考えてみますか。


「BL・やおいを楽しむ層は10~20代でしょ」というイメージが厳然としてあるのかなぁと、メディアの記事などを読んで感じるのだけど、BLレーベルもターゲットをそのように若い年代に定めて作品を出しているとしたら、そりゃあ40代以上の熟腐女子たちには物足りなく感じられるだろうなぁ……と思う。


でも本当に、BLレーベルのターゲットが10~20代かどうかはわからないし、じゃあ40代以上の熟腐女子が満足する作品って、どういうものなのかと問われたら、ちょっと言葉に詰まってしまう。そこは“好み”という主観的な問題が関係してくるから。


ただ、40代以上の熟腐女子って、確か前回のアンケート結果によると、耽美系の少女マンガに慣れ親しんでいる世代なんですよね。それに、「June」を読んでいた人が多い世代でもあります。


耽美というと、美少年や美青年が愛し合いつつも悲劇的な結末を迎える――というイメージだけど、恐らくそれを求めているという単純なことではなく、当時の少女マンガに見られる、緻密で繊細な心理描写や関係性を読みたい、楽しみたい、それならノー天気でもハッピーエンドでもいいんだ!


――ということかなと思うのだけど、どんなもんでしょう? 


70~80年代初頭の少女マンガを読むと、情報量の多さにあ然としちゃうからなぁ……。絵はもちろん、モノローグで、コマ割りで、キャラクターの心理を表現しているもの。それにちょっと哲学的なところもある。わたしはJuneは読んでいないので知らないけど、恐らく同じような感じだったのでは、と。


そのセンで考えると、40代以上の熟腐女子が好む方向性は、確かに縮小傾向にあり、熟腐女子が現状に不満を覚えるのもわかる気がします。しかも、その方向性の作品を書ける、または書きたいと思う作家がこれから減っていくなら、状況は絶望的。嗚呼……!


10年後、20年後は、商業BLはどうなっているのかしら。現ヤング腐女子が40代にさしかかったら、やはり「若者向けすぎてつまんない」と思うのかしら? 現時点でさえ、20代のヤング腐女子は「好みの作品が少ないし、もういいかな……」と思ったことのある人が多いしなぁ……。


出版社のフェアについては、熟腐女子たちが「息切れする」というのも共感します。なにしろ、すでにわたしはフェア参加をほぼ放棄してしまったので。年々、難易度が上がっているような気がするのだけど、売り上げにどのくらい影響しているんでしょうかね?


今回のアンケート結果の、全体像が大体見えた感じがするので、まとめてみました。


熟腐女子の6割、ヤング腐女子の7割が、腐趣味・腐活動は「もういいかな……」と思ったことがある。特に、20~40代で多く、若い年代ほど多い(20歳以下は除く)。


「やめようと思った時期」についても、20代・30代・40代がほとんど。その理由は、仕事や結婚、育児などといった環境の変化よりも、好みの作品の減少や「冷・疲・空白」(“腐”に冷めた・疲れた・好きだったジャンルが終わった)などの心理的な変化が大きく影響している。


だが、熟腐女子・ヤング腐女子とも、萌えや、BL・やおい作品の楽しさ・面白さに直面すると腐趣味・腐活動を再開する。また、癒しを感じたり、腐的に萌える自らの性分を自覚すると腐への復活を果たすようだ。


やめようと思ったことのない腐女子も、熟腐女子の6割は性分ゆえ、ヤング腐女子の6割は癒しを感じているゆえに、腐趣味・腐活動を継続している模様。


ただ、40代以上の熟腐女子は、現状のBL・やおい作品の質や、BLレーベルの販促キャンペーンについて、疑問を感じている人がちらほらいる。今後のBL作品の展開によっては、この世代の購買数がガタ落ちする可能性もあるかも?



性分だし、萌えや癒しがある限り“腐”から離れないけれど、でも現状に疑問や不満がないわけじゃないのよ?


――そんな感じでしょうか。


最後に、せっかくなので、「“腐”復活三大要因」以外の、「復活の理由」のコメントを紹介して、今回の結果発表を終えたいと思います。


▼余裕

学生のころ同人活動をしていました。就職し仕事が忙しくなり10年以上遠のいていたけど、結婚出産を経て子育てがひと段落したころ腐趣味が再燃しました。私の場合、暇と心に余裕がないと萌えられないようです。
(31~40歳/時期:20代)


今34ですが、20代半ばから30くらいまでほぼ読んでいませんでした。別の趣味にお金がかかっていたのが一番の理由ですが、JUNEと呼ばれていた秘した楽しみ、という感じからポップなBLという移行に違和感があった事もあると思います。年齢を重ね、広く受け止める気持ちが出来たからか、ここ1年半くらいはまた楽しめています。(31~40歳/時期:20代)


就職したあと仕事がブラックで忙しすぎて腐趣味どころで無くなってしまいました。その後まともな環境に戻ると徐々に復活しました。(21~30歳/時期:10代)


仕事や結婚、育児などによる時間のなさが解消されれば無問題! という人も、やはりいらっしゃいます。2番目の方は、時間というより気持ちの余裕の方が大切だったみたい。なるほどなぁ……。


▼友

息子の幼稚園のお友達にお仲間がいてBLという言葉の登場と隆盛を知り、めでたく出戻って8年たちます( ´∀`)旦那にも内緒ですが細ぼそとでも読み続けていくと思います!(41~50歳/時期:10代)


大学に入ってバイトなど始め出したらリア友の話が広がり恋愛にバイトにとリア充生活が楽しくて、腐友達とも若干疎遠になったりして一度卒業しました。しかし、30手前で再び目覚め、腐友達とも交流が再開し、イベントにも行くようになり遅れを取り戻そうと一心不乱に読書しまくったので、今また小康状態です。現在は購入数も減りましたが、ツイッターのフォロワーさんとの交流でアニメなども見るようになり、細々とでももう一生卒業できる気がしません。(31~40歳/時期:20代)


もういいかな…というよりかは周りに同志が全くいない上に、恋愛、仕事、結婚と環境がそっちに向く感じにはなく気がついたらフェードアウトしてましたが、子供を出産して時間が出来てTwitterやSNSで同じ環境や同じ趣味を持った方とお話してる間にぶり返して生きてて今が一番腐女子ってます(笑)(21~30歳/20代)


TwitterやSNSで交流して復活、というのは、現代ならではですね。Twitterを介して作品にめぐり合ったりするからなぁ。そして今回もママ友の影響を受けた方が……! ママ友、侮れない……。


▼便利

仕事やら恋愛やらの実生活に追われ、腐趣味から遠ざかっていましたが、結婚を機に戻ってきました。更に妊娠・出産の際にケータイ片手に益々のめりこむように…時代が変わってネットで色んなものが手に入るようになったので、腐趣味も手軽になった感があります。昔は郵送かイベントでしか購入できませんでしたから。いい時代になったと思います。あとは子供にこの趣味がバレないことを祈っています。(31~40歳/時期:20代)


20代の頃、勉強も仕事も充実して面白く、仕事に没頭していて本を読んだりすることが激減しフェイドアウトしていました。当時はまだインターネットもなく、得られる情報というと本か或いはイベントに行くか程度しかなかったのも離れる原因のひとつでした。それから結婚し、子供が産まれ、と7~8年離れていましたがその時インターネットでふと昔好きだった作品のことを検索してみよう、と思い検索し出してから再び火がついた、という感じです。今では創作もし、イベントも参加し、と昔よりもずっと精力的に(笑)活動しています。(41~50歳/時期:20代)


ちょっと調べてみようかな……と検索したのが運の尽き。いや、運の付き始めかも!? 


▼ふっきれ

腐に目覚めたのが、たまたま彼氏がいない時でした。今になれば、当時の私は、「腐女子は男にモテないから腐女子になる」という古臭い固定観念に束縛されていたのだと思います。それで、その後、彼氏ができた時に「彼がいるから、もういいかな…」と思いました。でも、私は「彼は彼」「BLはBL」という具合に、両方を別物として楽しむようになりました。たとえていうなら「どちらもメインディッシュ。そして常にデザートは別腹」という感じだと思います。メインディッシュあってのデザート、デザートあってのメインディッシュですから、どちらかなんて選べませんよね?(41~50歳/時期:30代)


ええ、選べません。よくぞそこにお気づきになりました。しかしこの方が持っていたような固定観念は、今も結構深く根を下ろしているんじゃないかなぁ。キラキラ腐女子などと持ち上げられる(?)場合もあるようだけど、大概、イロモノ扱いですからね。



今回も非常に長くなった結果発表ですが、ここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました! 興味深い発見もあって、今後に生かせそう……な気がします。


ほどなく、第8回をスタートさせる予定です。またのご参加、どうぞよろしくお願いいたします!


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Tags: アンケート 腐女子 熟腐女子

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