振り返り 「7月に読んだ本」 & 話題の映画鑑賞 with 腐友

 03,2013 03:45
先月はあんまり本を読んでないんだよなぁ……という自覚があったので、さっさと先月の読諸メーターをまとめてみました。


しかし、自分で思っていた以上に少なかった……!


2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1149ページ
ナイス数:48ナイス

死神のキスは癖になる (角川ルビー文庫)死神のキスは癖になる (角川ルビー文庫)感想
この物語の世界の死神のシステム、ユニークだなぁ。死のキスが効かない攻めが死神に惹かれていくのが、ちょっとこじつけがましい感じがして、中盤くらいまでなかなかページが進まなかった。最近の成宮作品は人外のキャラの登場率、高いな。
読了日:7月2日 著者:成宮 ゆり


息もとまるほど (キャラ文庫)息もとまるほど (キャラ文庫)感想
久しぶりな感じの、ジレジレ杉原作品だったなー。従兄弟同士で、ずっとお互い想い合ってるんだけど、家族のことを思うと…というような葛藤が、たっぷり楽しめました。攻めが辛抱堪らんという感じで、受けが一人で留守番している家にこっそり帰ってくるところが、なんか若い!!!という感じでちょっと微笑ましかった。受けが覚悟を決めて攻めの懐に飛び込んだラスト、しみじみとよかったな。
読了日:7月8日 著者:杉原理生


ぬるくなるまで待って (Feelコミックス オンブルー)ぬるくなるまで待って (Feelコミックス オンブルー)感想
前から気になってた作家さんなのに初読み。うーむ、いっちゃんの煮え切らない感じというか、つかみどころのない感じに、やきもきした。順平のがむしゃらな感じが可愛かったな。
読了日:7月15日 著者:のばら あいこ


秘恋は咎に濡れ (ガッシュ文庫)秘恋は咎に濡れ (ガッシュ文庫)感想
いやー、沙野さんのエロシーンはほんとにネットリしてるなぁ!と、心底感じ入った。政治の世界のドロっとした雰囲気もうまく出ていてよろし。沙野さんの物語は案外、設定が硬派なんだよなーとふと思った。イラストも作品に合っててGOOD。しかし挿し絵の8割くらいがエロシーンって(微笑)
読了日:7月17日 著者:沙野 風結子


人魚の誘惑 (ショコラ文庫)人魚の誘惑 (ショコラ文庫)感想
小説を読む時、最初にパラパラと挿絵を確認して展開を予測するのが習慣なんだけど、「これは…結構激しい…3人で…」と、ちょっとのけぞった。実際、3人でもつれた関係を築いているんですが、読み終わってみると、そのシーンの激しさはあまり印象に残らず、未解決のまま放り出されてちょっと空しいような気持ちに。凪の行く末がわからないままだからか、加島と大島の関係に危うさを感じるからか、イルカのプラトンが育てられた目的がアレなのに可愛すぎるからか…。でもそれが狙いなのかも。南西海域辺りが舞台なのもホット。偶然だなんて凄い。
読了日:7月22日 著者:剛 しいら


nez[ネ] Sweet Smell (SHYノベルス304)nez[ネ] Sweet Smell (SHYノベルス304)感想
結構1巻の細かいところを忘れてるなぁ…と思いながら読んだ。だめすぎる。ふと、「ゲイではない」という男子が、「嗅覚がすごく優れている」がゆえに、「自分にとって性的に惹かれる良い匂いの人が男」というこの設定の絶妙さに今さら気付き、唸ってしまった。「ゲイじゃないけどお前は特別」という“お約束”に、説得力を持たせる設定といいましょうか…。練ってるなぁ! 千里に会いに来たらしい謎の人物が気になるので、続き、楽しみ!
読了日:7月27日 著者:榎田 尤利


エロイカより愛をこめて35周年メモリアルブックエロイカより愛をこめて35周年メモリアルブック感想
私はどうして「エロイカ」を読んでいないのか、自分でもすごく不思議なんだけど、二次創作の方はいくつか読んでいるんですよ、大きな声では言えないけれど。で、この本をとりあえずお借りして読んでみた。二次を読んでいる程度でも楽しめるのに、本編を読んでいたらどれほどワクワクすることか。…あああ、どうして私、これを読んでないのかなー!
読了日:7月28日 著者:青池 保子

読書メーター


な、なな……7冊……だ……と……!?


実は先月、買った冊数も10冊はなかったんじゃないかしら。確かにいろいろバタついてはいたのだけど、我ながら呆れる読書量だこと。


しかし、読んだ作品はどれも印象的だったなぁ! 読メのレビューにも書いてるけど、榎田尤利さんの『nez[ネ]』の設定の妙に今さらながらに気づいて、「すごい……!」と感動に打ち震えている。


久しぶりに読んだ杉原理生作品と沙野風結子作品は、それぞれの作家さんならではの持ち味を再確認してじっくり味わった感じ。つまり、『息もとまるほど』はジレジレと行きつ戻りつする感情の葛藤を、『秘恋は咎に濡れ』はネットリしつつもワンパターンに感じられないエロシーンの巧みさを、堪能いたしました。ありがたや。


今月8月は、もう少し読書量が増える予定。そしてこれから少しずつでも、『エロイカより愛をこめて』を読んでいこうと心に誓っております。既刊冊数に、めげない……!


ところで、先日立て続けに、今話題のアニメ映画を観てきた。それも珍しく腐友と。


当然、やおい視点で思うところはあったので、簡単にまとめました。ここから折りたたみます。

その1
モンスターたちは、馴れ初めからアツかった!



「あ、私これ観たい!」と、vivian先輩の希望により、観ることになった『モンスターズ・ユニバーシティ』。


先輩はもともとディ●ニー系がお好きなので、この作品も観ておきたいのかな……ぐらいにしか思っていなかったわたしは、まだまだ甘かった。


観終わった後、vivian先輩が言った一言はこれだったんだもの。


「いやぁ、サリーのマイクを抱いた手がいやらしかったよね!」


――え? えぇっ!? どこにそんな淫靡なシーンがありましったけ!?


「ほらぁ、サリーとマイクがさー、仲間たちと肩を組んだじゃない? あの時のサリーの手だよ!


――確かに、サリーの横にはマイクがいたけれど、そんなに意味ありげだったっけか……?


必死でそのシーンを思い出してみたものの、どうやっても、“サリーの横にはマイクがいた”くらいしか思い出せなかったわたし。


いえ、ストーリーの途中から、サリーとマイクの、友情と信頼を深めていく様子にザワザワしていましたよ? 仲良しすぎる~! とニヤニヤしちゃいましたよ? けど先輩のようにディテールまで気を配れていなかった……!


「よし、今度は3Dで確かめるか!(その時は2Dで観た) サリーとマイクはねぇ、1作目でもめちゃくちゃイチャイチャしてたからね。でもあのイチャイチャぶりは、大学の時にこうして出来上がったんだって、納得したわ~! あー、また1作目を観たくなっちゃった!」


vivian先輩はとても満足そうにそう言って、立ち寄っていたCDショップのDVDコーナーにあった『モンスターズ・インク』を、ほとんど買わんばかりだったのだけど、慌てて止めておいた。なぜならすでに、先輩の手にはCD2枚、DVD1枚が握られていたので。


先輩は前作で、主人公二人の仲良しぶりを知っていたから、余計に『モンスターズ・ユニバーシティ』を見たかったのね……。しかし、先輩のやおい視野の広さと精緻さには、ただただ脱帽です……!



その2
親友との仲良しぶりも霞んだ、主人公のロマンス



Twitterで「ホモ映画だった」というツイートを見て、がぜん観たくなった『風立ちぬ』。


同じように興味を掻き立てられたらしいあやめさんと、「じゃあ、この目で確かめるか!」と、いそいそと観に行ったのだけど。


――想像以上に、主人公・二郎とヒロイン・菜穂子のラブロマンスが濃く描かれていて、二郎と親友・本庄の仲良しぶりが霞んでいました……。


あの濃さは、これまでの宮崎作品から考えられないほど。キスもするし初夜もあるんだもの。初夜は“暗示”ではあったけど。


過去の作品では、ほっぺにチューとか、チューしたくてもグッと我慢するとか、そんなんばっかだったのに!


二郎と菜穂子のロマンスもストーリーの柱ではあるので、正しいんだけど――二郎と、大学時代からずっと一緒にいる親友かつライバルの本庄とのちょっと近すぎる仲の良さが目立たなくなった感じで、非常に残念。


大学も職場も一緒、ドイツへの留学も一緒だった本庄。ちょっと浮世離れしているような二郎のことを、本庄は何かと気を配るのだけど、二郎と菜穂子が結婚する辺りから、本庄の出番が激減し――


――結局、そのまんまになっちゃって、あやめさんと二人で、うーむ……と唸ってきたのだった。妄想できそうなセリフやシーンは、わりとあったんだけどなぁ……。


菜穂子が“いい人”だっただけにモヤモヤしますねぇ……。まあ、“いい人”だけど療養所を抜け出したりしてハタ迷惑なところはありますけど」


「そうだよね。けど菜穂子は、男の理想の女そのものだよね。きれいで、仕事に没頭する男への理解と寛容さがあって、引き際を心得ていてさ」


と、またしても唸るわたしたち。うん、菜穂子は素敵な女性なんだけど、あまりに出来すぎていて現実感がない。


現実感がないのは二郎との短い結婚生活も同様で、余命いくばくもない菜穂子の扱いはそれでいいのか!? と、冷静に考えるとツッコミどころはいっぱいだ。


「結核はうつるから隔離されるでしょう? だから、そばにいたりキスしたりしたら、二郎は大丈夫なのかとか、二郎の職場に影響はなかったのか、細かい余計なことを考えちゃって


――わたしもそう思ったわ、あやめさん!!


ま、二郎と菜穂子のロマンティックな関係だけでなく、二郎と本庄の関係も、確執や対立などなく美しく描かれていたし、よくよく考えるとあの作品の中では、対立や憎悪や嫌悪といった、人間関係のネガティブな面はほとんど見かけなかった気がする。


「だからわたしたち、物足りなかったのかな!?」


と無理矢理結論づけて、その日は解散したのだった。


二郎をとりまく人間関係は物足りなかったけれど、二郎や本庄たちの飛行機への情熱、飛行機の描写、絵の信じられないほどの美しさや細やかさなどは、もう心から満足してきた。


――ああ、だからこそ、本庄との関係がなんだか惜しいんだよなぁ……身勝手な腐願望だけどさ。



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