イベントはハッテン場!? @ブラジル

 22,2013 23:25
1ヵ月以上前のことになるけど、日系ブラジル人のマリアさんと、3年ぶりに再会してきた。


折しも、北海道からあねこさんがやって来るというので、じゃあみんなでおいしい肉でも食べようよ! ――と、遠方より来りし腐女友(ズッ友的新語か!?)を囲んでのオフ会をやることに。


ブラジルでは、肉はグラム単位ではなくキロ単位で売っているという話に心底羨ましがったり、サッカーのブラジル人サポーターの熱さ&烈しさに唸ったり、いろいろな話で盛り上がったのだけど、


「ブラジルでも同人誌即売会みたいなイベントって、あるの?」


という質問に対するマリアさんの答えがちょっと興味深かった。


「ありますよ。でもちょっと雰囲気は違うところがあるかも。並んでいる時とか、近くの人とすぐおしゃべりして、仲良くなっちゃうんですよね


「全然知らない人同士でも?」


「知らない人同士でも、です。そこにいる人たちは、みんなマンガとかアニメとかが好きで、趣味が似ているわけでしょう? だから話しやすいって感じるというか……」


――うーむ、確かに、日本では見かけない光景だ。みんなパンフレットを見ながら、時に整列の指示に従いつつ、粛々と並んでいるもんなぁ……。


「腐関係のイベントだと、ゲイも結構来てるんですけど、もうそこで意気投合しちゃってイチャつき始める人もいるぐらいですから!」


「ん? イチャつく……って、男同士で……?」


「男同士で! イベントはハッテン場、みたいな!


イベントはハッテン場。――なんだろう……そう来たか! と思わぬところから飛んできたボールが頭に当たって目に星が浮かんだような、この斬新な感じ。そばにいる見知らぬ人と言葉を交わすことさえハードルが高い日本人には、永遠に到達できそうにないステージに思えるわ……!


「ブラジル人はわりとそうやって誰とでも話すので、日本に来て、気軽に話ができなくて、欝っぽくなる人もいるみたいです」


――そりゃまあ、そういうこともあるでしょうねぇ。ましてオタクなんて、内気でおとなしいタイプが多いもの。


さすがラテンの国なんだなぁ……と一同大いに感心したのだけど、その翌日、マリアさんも誘って参加したムーパラで、思いがけないことが起こった。


並んでいる間、vivian先輩がいつしか贔屓の6人組について熱く語り始め、いつものように「コンサートのラストが札幌だからさー、もうどうしてもそこには行きたいよねって話しててさー!」などと身悶えていたら。


「……あの……、もしかして、6人組、お好きなんですか……?」


と、わたしたちの後ろに並んでいた女性が恐る恐る声をかけてきたのだ!


「あ、はい……もしかして、お好きなんですか……?(と相手に手を差し伸べるvivian先輩)


「好きです! 札幌とかメンバーの名前とか聞こえて、もしかしたら……と思ったんです! うわー、ここで6人組をお好きな方に会えるとは思ってもみませんでした~!!」


「わたしも~ッ!!!」


まるで旧友に再会したかのように、胸の前で手をふりながら喜び合う先輩と見知らぬ女性。「誰担(好きなメンバーのこと)ですか?」「あ、今度舞台始まりますよね~!」と、キャッキャッと盛り上がる二人を、わたしとマリアさんとアヤさんは、ただただ呆然と見つめたのだった。


――日本でも、イベントで見知らぬ人とおしゃべりを楽しむ人は皆無ではないということはわかったわ。それともvivian先輩がラテン系ということなのかしら。動かないと死んじゃう鰹のような人なのは間違いないけれど。


ムーパラは、マリアさんも楽しめたようだった。パンフレットを見て「こんな風にちゃんときれいに印刷されているのって、日本って感じです!」と感嘆し、いそいそと写真を撮って友人に自慢し、友人の分の買い物も請け負っていた。頼もしい!


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並んでいる間、マリアさんもパンフレットを舐めるように見てたよ!


※オフ会ではいろいろ面白い話が出たのだけど、話の流れをどうしても思い出せず、メモ的に折り畳んで残しておくことにする。
#映画監督のティム・バートンがちょうど来日した頃で、彼の映画のマニアックさについてあれこれ話したのだけど、「ティム・バートンって、もし日本人だったら絶対ただのオタクで終わってたよね」と、全員でうなずきあった。リア充社会のアメリカだからこそ、あのマニアックさ、オタクっぽさが映画監督の才能として開花したんだよ、きっと。


#あねこさんの「日本人はしょせん農耕民族だから、新たにネタを狩りに行くより、そこにあるネタを育てていくのが性に合ってるんだよ」という発言にも、全員でうなずいた。


#そして小説でもマンガでもゲームでも、織田信長人気がずっと続いていることについて、「日本人てほんと信長好きだよねー」としみじみうなずきあう。信長は最大公約数的な日本人のタイプから外れているからかな、悪者になってるけど平清盛もそういうタイプだよね、と盛り上がる。

でも、「もし信長みたいな人がオタ活動していたら、『このジャンル、オレキライだから焼き打ちしようぜ』とか言っちゃうかも~!」と妄想は忘れないわたしたちだった。

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Tags: 腐女子 腐友 オフ ゲイ

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