思えば、わたしが初めて手にした商業BL作品は「エス」だった。あれを読んだ衝撃と驚きは、今でも覚えている。誤解を恐れずに言うと、「BLなのに、こんな面白いの!?」という感じで――もしも、最初に読んだ作品が「エス」じゃなかったら、ここまでBL本を買っていなかったかもしれないし、BL本にハマる時期はズレたかもしれない。その「エス」が完結し、シリーズ作品の「デコイ」も堪能し、しかし、どこか幸せから遠くて気になっていた...
「待ってた、続編!」という期待においては、この作品をおいてほかにないだろう――というぐらい、待ちに待っていた「許可証をください!」。最新刊の「放水開始!」は、前編を雑誌で読んでいただけに、その続きが気になって気になって……。喜美津化学は無事ISOを取得できるのか?弘と前原の関係は、前原の母に受け入れてもらえるのか?徳永が口ごもっている矢野の「まずいこと」とは何なのか?――もうドキドキしながらページを開いた...
お気に入り作品「続編」のレビュー、次はこの作品。この作品も、一時はどうなることかと思いました……。出版されて、よかったよかった!!<涙交じりで。※レビューには、ネタバレも含みますのでご注意ください。春を抱いていた 14 (スーパービーボーイコミックス)リブレ出版 2009-11-10売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools岩城がくれた御神毛を胸に危険が伴う中東ロケに旅立った香藤。プレッシャーも...
10~11月は、お気に入りの作品の続編やシリーズものが多く出て、本当に幸せだった。なかなかレビューを書けずにいたのだけど、年の瀬を迎え、そのままにしておくのも、ちょっと口惜しい……。というわけで、今日から少しずつ、お気に入り作品の「続編」のレビューをアップしていきます。※レビューには、ネタバレも含みますのでご注意ください。まず最初は、この作品。いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)南田 チュン ...
人と話していて、あるいはTwitterでやりとりしていて、「この人、“腐”に免疫ありそうだなぁ」と思うことがある。例えば、仕事の大先輩・Aさん(40代・男性)の場合。先日、毎年恒例のAさん宅での忘年会のこと。Aさん宅がご近所なのをいいことに毎年長居をしてしまうのだけど、今年はNHKドラマ「外事警察」の最終回まで見させていただいたため、ますます遅くまでお邪魔してしまった。「外事警察」、日本に潜入した外国人手とリスト...
“ファンタジー”とは何かしら?魔法使いやら天使やら悪魔やら仙人やら妖精やら妖怪やら、とにかく架空の存在がメインに登場する超自然的なプロットの作品を、“ファンタジー”だと思っているんだけど……間違ってないよね?そして個人的には、そういう作品は苦手どころかあまり触手が動かないんだよなぁ……と、思っているのだけど。洸さんのこのシリーズは、「魔法使いかー……」と内心唸りつつも、最後まで挫折することなく読み終えられた...
その1このニュース、もしも文字だけで読んでいたら、それほど目に留まらなかったに違いない、と思ったことだった。アバクロ銀座オープン間近!メンズ ストア・モデルがズラリ勢揃い(ファッションニュース)こういう人たちがいきなり目の前にズラッと現れたら、何事かと思うよね。でもみなさん、いい腹筋をお持ちだなぁ……。ファッションブランドについてはあまり詳しくはないけど、“アバクロ”は元気でイキが良くて、ファッション好...
デフレだ、失業率上昇だ、と不景気な話題があちこちに充満しているけれど、本当に今回の不況は、吐きそうなほどシビアだとつくづく思う。vivian先輩からの久々のメールも思わず崩折れそうな内容で――仕事で関わっていたプロジェクトがまるっと流れたという号泣ものの内容に、いてもたってもいられなくて電話で話をすることに。どこも経費を切り詰め、人材を切り詰め、それでもどうにもまわらないこの閉塞感。“安定”という言葉が非現...
iPhoneにはいろいろなアプリがあるけれど、無料アプリの面白そうなものはついついダウンロードしてしまう。その中に、産経新聞をそのまま読めるアプリがあるのだが、「あー、けだるい……」と思いながらそれを眺めていた週明け、一つの記事に目が吸い寄せられてしまった。時を駆ける-「歴女」の実態 史実を勉強/戦国武将の生きざまに共感 (産経ニュース)今年、周りでは聞いたことがないが、メディアではあちこちで目にした言葉...
ブログ更新も滞っていたけれど、拍手コメントへのレスも滞りまくっており――本日ようやく、レスを更新しました。もう1ヵ月前にいただいたレスを、ずっと放置してるなんて…すみませんすみませんすみません!ところで、いただいた拍手コメントの中に「僧侶が主役のBLってあったっけ? 特にヤクザ×僧侶を探してるんだけど……」というものがあった。うーむ……そういわれてみれば、僧侶が主役のBLって、あったっけねぇ……? つか、私もなん...
さてさて。――“昼は淑女、夜は娼婦”な世界にいる男性たちの関係は、なんだかホモソーシャル的……!――などという思いつきを頭にかすめさせた本はこれ。敗戦と赤線 (光文社新書)光文社 2009-08-18売り上げランキング : 27412Amazonで詳しく見る by G-Tools昭和三十三年、戦後日本を象徴する歓楽街「赤線」が消滅した。この空間は、戦後、自然発生的に生まれたものだったのか? 気鋭の研究者が、膨大な資料とフィールドワークで、その...
先日、映画「沈まぬ太陽」を見てきた。――いろんな意味でスケールが大きすぎな映画だったのだが、見終わった後、友人・Kさんと意見が一致したのは「なんかこう、“昭和”って感じだったねー!!」ということだった。まず、「たとえ冷遇されようとも、誰もが正社員でお勤め」という前提に隔世の感があるというか<そこか。ほかにも、アグレッシブな労組運動と“アカ”という罵り言葉、権力者への酒と金と女の接待などなど、どこか泥臭さい...