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あの時代の男色が衰退した背景は―「江戸のエロスは血の香り」(氏家幹人)、「男の絆 明治の学生からボーイズ・ラブまで」(前川直哉)[1]

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読み終わってすぐ、レビューを書こう! と心に決めてから、気が付けばほぼ2年――。ズルズルと時間だけが流れてしまい、今やレビューどころか、本の内容の記憶さえもボンヤリしてしまっている体たらく。どうしてこうもいい加減なんだろう……と、激しく自己嫌悪していたのだけど、どんな形ででもレビューとして残しておきたいという気持ちだけは萎えなかったので、夏休みに心して再読したこの2冊。江戸のエロスは血の香り氏家幹人 朝...

サムライとヤクザ―「男」の来た道(氏家幹人)

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サムライとヤクザって、また意外な取り合わせだなぁ……と思ったら。根底には、似通った倫理観と現代社会に通じる歴史的な素地が潜んでいるみたい。サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書 681)氏家 幹人筑摩書房 2007-09売り上げランキング : 77886おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools(紹介文から)幕末に旗本達はいったい何をやっていたのか? 戦士の作法「男道」から役人の作法「武士道」への変質を裏づけ、武...

挿入の歴史的根拠?

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いきなりだけど、やおいの世界のセックスには、必ず「挿入」があることが、なんとなく不思議な気がしていた。なんだか、「挿入あってこそセックス」というか、「挿入することで2人は一つになる」というか、そんな雰囲気というか願望というか妄想というかを作品からそこはかとなく感じていて、しかし――でも別に男同士だからといって、絶対挿入があるわけでもないんじゃないかなぁ――とも思っていた。どこかで聞いたか読んだかした、...