仕事がはかどらない理由
やっぱり気になって見ちゃうのだ、駅伝。仕事をしなくちゃいけないのは、頭では重々承知しているんだけど、どうにも視線はテレビに釘付け。これだったら、別に先輩ズと一緒に観戦したって同じじゃん! いや、これが終わったら仕事を片付けなきゃいけないし……と自分に突っ込みながら、腰を据えて観戦した(結局見ている)。
妄想が激しく、しかもダラダラしているので折りたたみます。
――ロボだって箱根で疲れてるのに都道府県に出るんだけど……しかも今、コンディションは万全じゃないし――
と、とっさに心の中でブーイングしたわたしは、ふと気がついた。ロボ、都道府県対抗駅伝に、毎年きちんきちんと出場しているのだ。しかも中学生の時から。梅なんて、出場したりしなかったりしているのに――きっとコンディションやスケジュールの関係だろうけど、それはロボだって同じはず。ロボが几帳面に都道府県対抗に出場し続けるのは、チームによっぽど会いたい人がいるか、彼の弱みを握っている人がいるからだったりして……!
妄想やみがたくなって、すかさず先輩ズにメール。「高校時代に思い入れがあるのかも!?」というmiriam先輩からのレスに、さらに妄想を広げていた――。
ここまでで十分痛いが、駅伝当日、箱根でスタジオ解説をしていたUさんが、ロボと同じチームで走るという情報に、小踊りしそうになる。だってUさん、ロボのことを下の名前で呼んで、絶賛してたんだもん! すぐさまmiriam先輩に知らせ、「萌えだね~!」「ロボ×Uさん!?」と俄然盛り上がる。
――痛いわ……仕事をせずに妄想を膨らませる自分が――
都道府県対抗は、中学生、高校生、社会人(大学生含む)がたすきをつなぐので、体格の差とか、走りの差とか、将来のエース候補チェックとか、将来の萌え候補青田買いとかが楽しいのだけど、今回もその楽しさを堪能した。最近の中学生は大人っぽいよねぇ、と思っていたけど、社会人にたすきをつなぐ姿を見ると、なんだか親子みたいに見えて、その体の差に愕然としてしまう。社会人にたすきを差し出す中学生の、すがるような瞳がウルウルしていて、カワイイったらありゃしない<単にそれまでの走りで疲れているだけ。
高校生たちの力強い走りを見ながら、来年以降に箱根で見ることもあるんだろうなぁ……と感慨に耽ったり、トップ集団にいない限りは、どんなにエースでもオリンピック選手でも画面に映らないという世の厳しさを物悲しく思ったり、レース中はまことに心が落ち着かない。
個人的に今回印象的だったのは、
■6区を走った長野の中学生は、サッカー部所属なこと。陸上部じゃなくてもあの走りって!
■3区を走っていた宮崎と兵庫の選手が巨人のようにデカかったこと。背も高いけど胸板も厚い感じで、長距離ランナーというより、砲丸投げとか槍投げとかバレーとかの選手みたいだった。というか最後、陸上競技じゃないし。
■昨年、最終区で順位を落とした秋田だが、そのレースを見ていた最終区ランナーの双子の兄が、すぐに監督に電話し、「来年は僕が出ます」と宣言したというエピソード。“双子の弟の走りを見て”というところにも、来年は自分が出ると言い切るところにも、グッときました。
の3つかなぁ……。miriam先輩とのメールのやりとりで合意に達したのは、
■カッシーは、直太朗に似ていること。
■やはりコンディションがよくなかったようだけど、それでも2位集団から脱落しない走りを見せたロボのすごさ。
■長野5区を走った高校生は、将来のロボ候補だということ。
の3つ。途中、高校生区間5区を見ていた時、「九州勢はみんなハチマキをしてる(笑)」とmiriam先輩から指摘があり、急いで確認したのだけど、確かに――! でもなんだか、東北勢もハチマキ率が高いみたい?……いや、6区に入ると、なんだかハチマキ率がアップしている!?――と、結局ハチマキ率の地方による違いは見出せなかった。次回以降の持ち越し案件ですね。
「しかし、いいな、駅伝は!」と、メールのやりとりを締め括って駅伝観戦は終了したのだけど――メールでやりとりするのも楽しいけど、やっぱり先輩ズとともに観戦した方が楽しそうだ……としみじみ思った。しみじみしてないで仕事しろ、とまたもや自分に突っ込みつつ――。
その後、仕事へのエンジンがなかなかかからず――都道府県対抗関連のニュースを拾い読みしたり、リンク欄にあるブログをかたっぱしから訪問してみたり(でもコメントを残さず読み逃げ。すみません)、そうすると読みたい本が増えてきてアマゾンをチェックしてみたり、アマゾンをチェックするだけではもちろん終わらずに結局お買い物したり、ブログを書こうとするもますます仕事が手につかないと思いとどまったり、またあちこちのブログに訪問したり――こうして夜はしんしんと更けていったのだった。
何をやっとるんだ、わたし……。※仕事はその後、何とか片付きました。
