とりあえずの目眩まし
「手伝えなくてごめん。でも、帰ってきたらみんなでがんばるから!」
――みんなで? と思っていたら、なんと妹一家と一緒に、実家の両親までもがやって来ることに。「東京に行ったらー、ディズニーランドに行ってー、お姉さん(わたしには伯母)のところに行ってー…」と、なんだか浮かれまくっている両親。楽しそうなのはまことによろしい。むしろ、引越しの手伝いもやる気満々らしいというところが、わたしにとっては問題だ。両親が上京する前に、あの本たちは何とかしておかなければ――何が何でも――。

梱包前。収納ケース12袋分。これでもがんばって減らしたのだが、しかし、ダンボールを確保するため、収納ケースのまま運んでもらえるように画策。つまり、中身を入れ替えて、やおい・BL関係は何食わぬ顔をしてダンボールに箱詰めしようというわけ。やおい・BL関係はコミックスや新書タイプが多いのに、それ以外の本は文庫が圧倒的に多いため、バランスに欠いてはいるのだが、がんばって梱包した結果はこの通り。

あ、引越し屋さんのロゴがめちゃくちゃ目立ってますが、ご了承ください。とにかく、収納ケースのまま運んでもらう本は、極力怪しげではないものばかりにして、最終的には10ケースに。そのほかはひたすらダンボールに詰め込んだ。これで家族はおろか、引越し屋さんにも怪しまれないはず!
――あとは荷解きの時に、油断しないことだわね――。
